日  誌
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 2009年日誌
スケジュール
2009年民主労総全国労働者大会の日程
11月7日(土)前夜祭(場所未定)
11月8日(日)本大会(場所未定)

10月31日(土)
民主労総ソウル本部、三里塚現地を訪れ反対同盟と交流
 10月30日、民主労総ソウル本部を先頭とする韓国労働者・学生の訪日団40人が三里塚現地を訪れ、反対同盟と交流した。

 闘う韓国労働者の三里塚闘争への思いは、すこぶる情熱的だ。国家権力の暴虐と体を張って対決し、40年をはるかに超える非妥協の実力闘争を続けてきたことに、心からの敬意を払い、その闘いの魂を自らの職場闘争に貫こうとの意欲に燃えて、今年も大挙やってきたのだ。

 日本の地を踏むやいなやただちに三里塚現地に直行し、田中康宏委員長を始め動労千葉と三里塚現闘員のナビゲートで、市東孝雄さん宅の監視台、東峰神社、東峰の開拓組合道路などを訪れる現地調査を行った。開拓組合道路では、7月に供用が始まった東側誘導路をジェット機が目の前で走行する。まさにここは空港敷地の奥深くまで差し込まれた闘いの刃だ。

 日が暮れて現地の宿泊地に移動した。闘争の歴史を描いたビデオ『三里塚・大地の乱』上映後、三里塚芝山連合空港反対同盟との交流会が和やかに始まった。

 田中委員長が冒頭、動労千葉と反対同盟とがジェット燃料貨車輸送阻止闘争を通じて結んだ固いきずなを語った。続いて北原鉱治事務局長が「日本の侵略戦争で日本が韓国のみなさんに対して行った誤りをお詫びしたい。韓国・日本の労働者・農民の連帯で、アジアから世界平和を築こう」とあいさつし乾杯の音頭をとった。

 民主労総ソウル地域本部のチェジョンジン本部長が、「不屈の精神を学ぶために三里塚に来た。労農連帯の発展を!」と力強くあいさつした。さらに全国解雇者復職闘争特別委員会(全解闘) のキムベッキュ副委員長が、「韓国と日本の労働者・農民・庶民の夢は同じだ。その実現のために国際連帯で一つになって闘おう」とあいさつした。

 萩原進事務局次長は「反対同盟は〈農地死守、一切の話し合い拒否、実力闘争〉原則を守って闘ってきた。動労千葉は切っても切れないきずなの同志。そして韓国農民との連帯を望みます」と訴え、11月の民主労総の大会に参加することを明らかにした。

 また市東孝雄さん、鈴木謙太郎さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんがあいさつ。市東さんは韓国語で自己紹介してさかんな拍手を浴びた。
 韓国労働者が次々とマイクを握り、反対同盟の闘いに深い敬意を表しながら、自らの職場での苦闘と決意、三里塚闘争との連帯を語った。さらにハチマキ、バッジ、檄布などの日韓の間での記念品の交換が行われ、国境を越えて闘う者同士の心が一つになった。訪日団歓迎のために、心づくしの料理を用意し会場づくりを行った三里塚現闘のメンバーが紹介されると、その労苦をねぎらう暖かい感謝の拍手が続いた。

 最後に訪日団の中で最も若い労働者が決意を表明し、北原さんがそれに応えて「若者の未来のために日韓の労働者・農民の連帯を!」と叫び、交流会は最高潮に達した。2カ国語が混ざり合ったインターナショナルの斉唱で交流会は締められたが、時間が経つのを忘れて日韓の熱い交流が続けられた。(TN)
東大駒場街宣で日本共産党と全面対決!!
 11月集会に向かって全国で党派闘争が激化する中、10月30日、全学連は東大駒場キャンパス街宣に登場し、民青がこの日企画していた「マルクスは生きている 不破哲三講演会」と断固対決しぬきました! ビラは100枚以上、署名も二桁とものすごい注目でした! 不破講演会に参加しにきた学生も続々と署名。「『ドキュメンタリ宣言』を見た。話を聞きたいと思ってた」とすぐさま署名に応じる学生も! 法大闘争は学生大衆に広く、深く浸透しています。

 アジテーションは全面的に11月集会への結集を呼びかけるとともに、ゴリゴリと日共批判! 11・1の訴えに追い詰められた民青は「資本主義を打倒するなんてとんでもない。資本主義は発展させればそのまま社会主義に移行できるんですから」と言うしかなくなった。ふざけるな! これこそ、資本主義が行き詰まっている時代に、資本への怒りを徹底的に抑えつけるために現場で労働者の闘いに襲いかかっている日本共産党の姿だ。

 それに対し、会場から開始早々出てきた学生は「全然面白くなかった。なんかいきなりDNAの話とかし始めて……」との感想。不破よ、お前によってマルクス主義は殺されているのだ!

 最も重要だったことは、講演会に来た労働者に「1047名闘争」がものすごく響くということ。やはり新自由主義と真っ向から闘ってきた動労千葉と1047名闘争の影響力はすさまじい。最後の最後までここにこだわりきれば絶対に11月1万人はいける! この間の展開の中で、東大駒場からも集会参加者がどんどん出てきています! 11・1まで残りあとわずか、全学連は最後の最後まで組織し、組織し、組織しぬきます!(学生 S)
4・24法大集会弾圧裁判で法廷を圧倒し大勝利!
 本日30日、核心的なことの一つに、4・24弾圧裁判は、前回の登石裁判長による恩田君・冨山君への不当な退廷による言論弾圧をぶち抜いて、大勝利を謳歌した。

 冒頭より、弁護団8人が一丸となって、登石の訴訟指揮が如何に違憲・違法な言論弾圧であり、許し難いことかを徹底弾劾しつくした。前回、被告団に追いつめられ退廷命令を出した登石裁判長は為すすべもなく、「これは独り言です...」と苦し紛れの自己正当化しかできなかった。このような登石にもはや法廷を暴力で支配する力はなく、その後、内海君が被告席より発言、情勢を堂々とアジりきり、11月労働者集会の決定的勝利性を法廷内で明らかにした。登石は、続く斎藤君に裁判とは何かとお説教を食らうほど面目丸つぶれの状態だ。

 恩田君、冨山君の意見陳述も堂々と行われた。登石の前回の許し難い言動への怒りも込めたすばらしい内容が展開された。

 本日の裁判の核心のいま一つに、植村と岡本検事のぶざまに破綻しきった姿を法廷にさらけ出すまでに追いつめた。冒頭意見陳述からして、各々の被告の違法性の特定もできず、弁護団・被告団から徹底的に追いつめられた。最終的に検察と一体となった裁判所の取りなしで1週間後に弁護団の求釈明に答えるとなったが、検察が何も事実関係など明らかにできないことは明白となった。

 裁判内で弁護団・被告団に思うままに徹底追及されたことだが、裁判が始まっている現時点でなんら被告人の具体的行為を特定すらできないのであるならば、公訴棄却されて当然である。なぜ今、暴処法弾圧で10人は獄中に半年近くにも渡って勾留され続けているのか。即刻釈放してしかるべきだ!

 以上のように、本日の裁判は実に解放的にぶち抜いた。これも、被告団・弁護団、傍聴席の仲間の団結がつくり出した勝利である。団結を守り抜いた中にこそ勝利がある。

 ついに明後日は11月1日労働者集会だ。この集会こそ、全世界を労働者・学生の手で革命する、国境を越えた資本家に対する労働者の団結をうち固める集会だ。労働者・学生が団結すればできないことは何もない! 最後の最後まで仲間を一人でも多く組織して11月1日当日を迎えよう!(学生 W・K)

西武線工事現場で土砂崩れ、1人が生き埋め重体に (2009年10月30日11時21分 読売新聞
 30日午前9時30分頃、東京都西東京市東伏見1の道路工事現場で、側壁の土砂やがれきが崩れ、作業員の男性(50)が生き埋めとなった。

 東京消防庁によると、男性は約40分後に救出されたが、意識不明の重体。

 警視庁田無署幹部などによると、事故が起きたのは西武新宿線の線路下に片側2車線の都道を通す工事。男性は掘削作業を請け負っていた建設会社の従業員で、事故当時は、地下10メートル付近で他の作業員と2人でショベルカーと掘削機を使い作業中だった。その際、数メートル上の側壁が崩れ落ち、土砂やがれき約20立方メートルの中に埋まったという。

 工事を発注した東京都建設局によると、この都道は昨年2月に着工し、2011年3月に完成予定。

 現場は、同線東伏見駅から西へ約600メートル離れた住宅街の一角。
西武線工事現場ってあるが、これは石原都知事の東京軍事都市計画のための道路「調布保谷線」のことじゃないか! 
何を道路隠しをしているのだ、絶対に許せない!
以下、石神井川拡幅工事、絶対反対! のホームページから転載
夕食後、調布保谷線道路の現地調査。ここはパレスチナか?
住宅地を全部立ち退かせて、新道路が強行着工されている。こんな道路なんて誰も必要としていない。
石原都知事の東京軍事都市計画のための道路
4月11日(土)

調布保谷線 計画案

全体図  詳細図
 この計画を見ると、東西は石神井川拡幅工事で地域が破壊される。
「街」の数キロ西は、調布保谷線で南北道路が作られる。
数キロ東は外郭環状道路という南北を貫く道路計画。
つまり、朝霞自衛隊、練馬駐屯地の自衛隊が戦時自由に移動するための軍事道路計画ということだ!



10月30日(金)
ハイジ、お洒落に登場  店前で、仕事
昼食は、オロシぶっかけウドン

山形・引っ張りウドン
 ストライキ学習会。数度目の「綱領草案」。
明日で3週間、延べ30日ちかく続けてきたストライキが終わる。楽しい日々だった。
今までは「リサイクルショップ」だったけど、来月からは、「コミュニティー」ショップにしようと思う。
地域の労働者・民衆の拠点としての「オープンスペース」だ。
「街」を作った理由に回帰した気がする。いや単なる回帰ではない。
プロレタリア革命・プロレタリア独裁を目指す地域拠点の実現に向けて、確信の持てたストライキだった。
その成果を、11・1労働者集会、1万人実現にあと1日を頑張ろう!
夕食は芋煮、だけど写真なし 三里塚の枝豆
サブちゃん登場 満月、近し  まだまだ裁縫仕事
柿の差入れ
富山地裁の裁判員裁判に絶対反対の宣伝戦
 10月27日(火)富山地裁での第1回裁判員裁判の開始に対して、百万人署名運動富山県連絡会の呼びかけで「裁判員制度はやっぱりいらない!」と絶対反対の抗議行動を裁判所前で行いました。午前8時半より地裁前でノボリ旗の準備を始めると、多数来ていたマスコミにどっと取り囲まれ、質問攻めとなりました。マスコミには富山県連絡会のビラと「裁判員制度はいらない!大運動」のレポート"はじまった裁判員裁判、その実態"を配布し、「裁判制度として被告の権利を完全踏みにじる許せないものであるが、何よりも一人ひとりを裁判員にすることで国の立場から考えるように人格を変えてしまうことが一番問題だ。だから、手直しではなく廃止しかない。私たち一人ひとりが拒否すれば廃止できる。今日は、そのことを候補者や傍聴者に訴えに来ました」と答えました。

 そして、9時半から始まる裁判員選任手続きに来る候補者へビラとレポートを配り、ハンドマイクで「裁判員制度は改憲・戦争への道だ。一人ひとりが拒否すれば、廃止できる。絶対に廃止しよう!」と訴えました。

 11時半過ぎからは傍聴希望者が次々と並びはじめ、ビラまき・ハンドマイクでの訴えを再開。12時50分の抽選時には712人が並んだ傍聴希望者にくまなくビラを配布し、裁判員制度の問題点と絶対廃止を訴え、そして「裁判員制度を廃止させ、改憲阻止の闘いを大きくつくりだそう。労働者が団結すればそれはできる。民主党・連合政権ができ本当に闘う労働組合を甦らせることが決定的になっている。世界から闘う労働組合の新たな潮流が結集する11・1集会へ参加しよう。」と1時間半にわたるハンドマイクでの訴えを行いました。

 富山地裁は候補者80人を選び、70歳以上や病気の人をのぞく59人に呼び出し状を送付しましたが、そのうち16人が辞退、通知が届かなかった人が3人で、残る40人のうち、当日2人が欠席しました。

 27日の抗議行動から11・1労働者集会へ街頭・キャンパス・職場で最後のうねりをつくりだしていきます。(富山・K)

海外の代表続々来日!
動労千葉を支援する会のホームページから転載
コンルータス(全国闘争連盟) ファビオ・ボスコさん
私は、労働組合の全国的連合体であるコンルータス(CONLUTAS=全国闘争連盟)の代表として来ています。
ブラジルの代表的な労組組織CUT(労働者中央同盟)とFC(組合の力)は、ルラ政権のもとで労資協調主義に陥っています。ルラ大統領は30年来、この国の最も重要な労働運動指導者でしたが、彼は政権に就くや、金持ちと銀行のための政治をやりだしたのです。
われわれはランク&ファイルの民主主義を追求しています。労働組合は、労働者が社会を運営する方法を学ぶ学校であるべきだと考えているからです。組合を運営できれば、社会と世界を運営することができるようになるからです。
ブラジルでいま最も注目すべき闘争はGMの闘いです。ブラジルで起こっていることは、アメリカの自動車産業でも見られないレベルです。
 マルクスが『共産党宣言』で述べた言葉、「万国の労働者、団結せよ!」を実現するためにともに闘いましょう。(7月サンフランシスコ国際会議での発言一部)
ビデオ
<パート労働者>解雇、1カ月で2421人増 厚労省調査10月30日11時13分配信 毎日新聞
 厚生労働省は30日、昨年10月から今年12月までに職を失ったか、失うことが決まっている派遣などの非正規雇用労働者が24万4308人(10月21日時点)に上るとする調査結果を公表した。前月調査時より5556人増えた。

 内訳は▽派遣労働者58.6%▽期間労働者22.8%▽請負労働者7.8%▽パート労働者10.8%。このうちパート労働者は、解雇が1万7162人で、前月比2421人増と突出して増えた。雇用調整の主な対象が派遣などから直接雇用のパートに移ってきていることが、いっそうはっきりした。

 一方、従業員を休業させた際に休業補償の助成が受けられる雇用調整助成金は、申請事業所数が前月から1060カ所増え8万982事業所になった。対象従業員は逆に11万6458人減の199万4383人。対象者が200万人を切ったのは7カ月ぶり。厚労省職業安定局は「大企業や中堅企業の申請が減り、引き続き経営が厳しい状況にある中小・零細企業の申請が増えた」と分析している。【東海林智】

10月29日(木)
みんな、マスクです キー坊のお土産
ランフラスが送られてきました。いつも、感謝です  不当逮捕を粉砕し、キー坊、登場。
昼食は、サラうどん チャーハン、ワンタン
労組周りに出発 ノブちゃん、リラックス
夕食は労働者の味方5匹200円のサンマ。
労働者の味方が漁民の味方なのか?
サンマのナメロー リッちゃん作・三里塚の里芋煮
三里塚の枝豆 三里塚の小松菜のおひたし 三里塚の青梗菜のおひたし

動労千葉を支援する会のホームページから転載
インド 自動車労働者 大規模ストライキ

フランス 自動車部品工場 ガスボンベを集めて工場占拠

カリフォルニア・バークレーで歴史的決起!

09年民営化と闘う中国労働者階級

英で郵便全国スト、12万人参加  → 詳細

10・22 イギリス郵便スト


10月28日(水)
昼食はベーコン・シメジのパスタ 伊勢海老ソースのパスタ シーフード・サラダ
新型インフルエンザで、人は少ない! 絵本作家の庄ちゃん久々、登場 ストライキ継続中
韓国のりの差入れ
夕食は、鶏・豚・海老などの鍋
ミッちゃん・ブーちゃん
11・1参加者+X
「参加できないけれど」と、
1万円のカンパあり。
濃い一日にしようと決意したら、
ホントに濃い一日になりました。
まだまだ満足してない。
只今、「街」は、新型インフルエンザの
集中砲火中、
♪でも、そんなの関係ねぇ!
あと3日もある。
全心全霊を賭けよう!
11・8労働者大会のポスターです。


フランス 自動車部品工場 ガスボンベを集めて工場占拠

カリフォルニア・バークレーで歴史的決起!

09年民営化と闘う中国労働者階級

英で郵便全国スト、12万人参加 → 詳細



11月集会HP

 だ  ん   け  つ
2009年10月28日
№229
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
10・24大阪豊中で解雇を許すな!
 処分を撤回させよう集会
10月24日、大阪府豊中市において、「道州制・民営化絶対反対! 解雇を許すな! 処分を撤回させよう集会」が行われました。保育現場における事故を口実にして、豊中市職女性部長として長年活動してきた深町加代子さんを依願退職に追い込もうとする攻撃を絶対許さない、動労千葉―国鉄1047名闘争を軸に絶対この攻撃を跳ね返すという総決起集会です。深町さんの職場の同僚や豊中市の保育労働者、教育労働者をはじめ86名が参加して大成功しました。

 深町さんは第二に、道州制推進に転落した自治労本部の果たしている役割の重大性を訴えました。自治労本部は、8月の熊本大会で道州制推進に明確にカジを切って、道州制・民営化と現場で絶対反対で闘うものを労働組合の名をもって弾圧するところまで転落したのです。

 豊中においては、市立豊中病院の民営化(地方独立行政法人化)に対して「全適ではどうか」と組合側から民営化の方法を逆提案するという「攻めの民営化対応」を進めており、それを女性部が「民営化反対で闘うべきだ」と訴えていったことから、今回の処分攻撃を組合執行部が当局と一体となって進めてきたことを弾劾しました。

 深町さんは、第三に、この時代、道州制・民営化反対で闘うものに解雇攻撃がかけられてくるのに対して、国鉄1047名闘争にこそ勝利の展望があると訴えました。そして、11・1労働者集会こそ、全国・全世界の新自由主義と闘う労働者が国鉄1047名闘争が永続的に23年にわたり闘われてきたことに注目し、結集しようとしていると訴え、11・1集会への総結集を訴えました。
 深町さんに続いて国鉄労働組合近畿地方本部兵庫保線分会員であり、5・27国労臨時大会弾圧裁判被告団長の富田益行さんが「国鉄1047名闘争と解雇撤回闘争の勝利の展望」を提起しました。

 富田さんは、「今回の処分攻撃は国鉄分割・民営化の時の攻撃とまったく同じだ。国鉄分割・民営化は労働組合つぶし、その中心だった国鉄労働運動つぶしにこそ核心がある。大切なのは、ストライキで闘った動労千葉だけが1400名の組合員のうち1300名がJRに残ることができたということ、闘わなかった国労は20万人から一挙に数万人になった。しかし、動労千葉がストライキで闘ったから国労でも闘う労働者が残り1047名闘争を闘いぬいている」と強調しました。そして「国家総がかりで道州制による首切り攻撃がかけられている今、国鉄1047名闘争に勝利することが、道州制攻撃を打ち破る道だ」と訴えました。

 次に、動労千葉の後藤俊哉さんが発言に立ち、決意を述べました。「国鉄分割・民営化の時、動労千葉はストライキに立ち上がった。立ちあがらなかったらぶっとばされていた。労働者は団結すれば勝てるんです。11・1一万人で勝利の展望を示そう」と訴えました。
 3本の報告の後、自由討論に移り、豊中市職の労働者を皮切りに次々発言しました。
 なかでも、深町さんの同じ職場の同僚が「どこにでもある事故なのになんで深町さんだけがこういう処分をうけるのかと思った。職場でもいろいろな意見が出て『かたくなな深町さんの態度が改まれば』という意見もあったが、軸がぶれずに立場を貫く深町さんを見て、私も『深町さんにがんばってほしい。私も応援したい』と思いました」という訴えが大きな感動を呼び起こしました。
 最後に、大阪市職の労働者が「深町さんの闘いは3・6道州制絶対反対の闘いから路線を貫いてきたから団結を拡大することができた。この路線はもっと力を持たなくてはいけない。それを示すのが11・1だ。11・1で絶対反対の路線の力を示そう」と11・1一万人決起へのアピールをしました。

 初めてこぶしを握る労働者も含めて、みんなで団結がんばろーをやりぬき、決意を固めました。保育事故処分撤回の闘いは始まったばかりです。自治労本部・当局一体となった「深町つぶし」「動労千葉派つぶし」の攻撃との激突はこれからもっと激化します。11・1へ総決起して、闘う団結を固めていきたいと思います。(豊中市 KN)

日本の貧困率15.7%!怒りの声を
11.1労働者集会へ
 日刊動労千葉より転載
日本の貧困率15.7%!(先進国中最悪の現実)
怒りの声を11.1労働者集会へ
改憲と民営化・労組破壊に立ち向かう労働者の国際的団結
世界最悪の水準

 10月20日、厚生労働省が日本の「貧困率」を発表した。15・7%。これはOECD(先進国の経済協力開発機構)加盟30ヵ国中最悪の水準だ。しかもこの数値は06年のもので、現在は間違いなくもっと悪化している。日本は文字通り「貧困大国」となり、社会そのものが崩壊しはじめている。雇用をはじめ、教育、福祉・社会保障、医療など、人間が生きていくのに必要なすべてが壊れようとしている。
 これは国鉄分割・民営化攻撃で扉が開け放たれた新自由主義政策がもたらした現実だ。これは資本主義という社会システムそのものの最後の姿だ。

教育の崩壊!

 1年間の内に約7万人の高校生が学校を去っている。多くは貧困・家庭崩壊が原因だという。
 こうした状況の中、教育費の大幅な削減(公立高校の統廃合、私学助成の大幅カットを進める大阪府知事の橋下に、大阪の高校生たちが面会を求めた。だが、橋下は次のように言い放った。
橋 下 義務教育は中学までで、高校からは壁が始まる。
高校生 そこで倒れた子はどうなるんですか。
橋 下 最後は生活保護がある。
高校生 これ以上高校をつぶされたたら勉強したいのに学校に行かれへんことになってしまう。
橋 下 だけど日本は自己責任が原則の国だ。
高校生 その原則がおかしいです。
橋 下 だったら国を変えるか、出ていってもらうしかない。

民主党の本質

 今の民主党政権は、この橋下をかついでいるのだ。民主党は、マニフェストの実現だとか、財源捻出だとかを連日マスコミで煽りたてているが、行き着くところ、これまで以上に徹底した労働者への犠牲の転嫁、競争原理の強制以外ない。とくに、道州制導入-公務員労働者360万人の首切り・民営化、そして全ての労働者をさらに非正規職に突き落とすということだ。「公務員の人件費2割削減」もマニフェストに書かれていることだ。すでに来年1月1日に解体・民営化される社保庁の労働者には、1千人に「不採用」=解雇通知が出されている。しかも、政府も、マスコミも、労働組合も、そのことにひと言も触れない状況の中で、闇から闇に1千人の労働者が首を切られようとしているのだ。こんなことがまかり通っていいはずはない!

労働運動の衝突

 この時代に労働運動はいかにあるべきかをめぐって世界中で激しい衝突が起きている。
 一方にあるのは、情勢に負けて、この現実を抗しがたいものと見、それに屈服し、政府や行政、資本に係わり合うことにしか展望はないと変質を深めていく思想と運動だ。それは結局のところ、労働者の階級意識と団結を解体し、資本主義を救済し、労働者にさらなる犠牲を強いて、戦争への道を準備するものでしかない。
 もう一方にあるのは、
政府・資本や御用組合の幹部による弾圧に抗して立ち上がりはじめている階級的労働運動の思想と運動だ。その闘いの土台にあるのは、「団結した労働者の団結した闘いは社会を変革し、歴史をつくる力をもっている」という確信である。それは困難な道だが、資本、政府、そして資本主義体制そのものとの闘いを通して、自らの職場・全国・全世界の労働者の団結の強化、発展の中に希望を見いだす労働者の誇りをかけた闘いである。

反撃を開始する

 
11月労働者集会には、この道を進もうと固く決意した同志たちが全国・世界から結集する。韓国からは民主労総ソウル地域本部や全解闘の大代表団47名がやってくる。アメリカから、ブラジルから、ドイツからもだ。トルコの医療労働者やアルゼンチンの鉄道労働者からはメッセージが届いている。アルゼンチンからのメッセージは「私たちもみなさんと共に、鉄道の民営化、レイオフに反対して闘います。資本主義・帝国主義の危機を労働者に転嫁するな! 労働者階級の国際闘争に勝利を!」と結ばれている。
 怒りの声を結集し反撃を開始しよう。 労働者の国際的団結を! 11月集会に全力で結集を!



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