日  誌
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 2009年日誌
スケジュール

12月4日(金)
「前進」販売店、もう読んでいる人がいます。朝、私が出勤したら、「前進」を立ち読みしてる人がいました。
「ねえ、競馬新聞じゃないんだよ」 「でも、労働者の夢を叶える競馬新聞で良いっか!」 初日だけど読者が増えました。
夕方も読んでる人がいます。結構、展望があるかも!
← もう、落ち葉の季節!



ブーちゃん、抱かれます →
昼食はロールキャベツ
3時のおやつはタニーの自作・肉まん
今日も8学生奪還カンパが集まります 夕食は、モツ鍋・味噌味 三里塚のレタスはシャブシヤブで
 タニー、作・演出・ヒラメの煮付け。一匹270円だって、なんて安いんだぁ! 
鍋の後は、お切り込み うどん
タニーの漬物


ビューティフル&デりーシャス
今、武蔵関で評判の焼き鳥屋で買いました。

 だ  ん   け  つ
2009年12月4日
№253
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
ドイツ『左翼新聞』が
動労千葉とのインタビューを報道
http://www.linkezeitung.de/cms/index.php?option=com_content&task=view&id=7755&Itemid=35
このかん、11・1労働者集会や韓国・民主労総労働者大会、全学連とのインタビューなどを次々と取りあげてきたドイツ『左翼新聞』が11月30日付で、第5弾として動労千葉とのインタビューを詳細に報道している。このインタビューは11月5日、動労千葉の田中康宏委員長と動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長に対して行われたものだ。
 同記事は、「ドイツ『左翼新聞』の記者の訪日・訪韓において特別に重要な意味をもつのが戦闘的鉄道労組・動労千葉とのインタビューだ。動労千葉は、大東京圏に存在しており、日本の労働組合運動において唯一的とも言えるすばらしい役割を果たしている」と紹介したあと、動労千葉の分離・独立以来の闘いについての全面的で包括的なインタビューを行っている。以下、そのほんの一部を抄訳で紹介する。

▼国鉄1047名闘争について:
 「国鉄1047名闘争の核心問題は、政府による労働運動つぶしです。しかし、これは成功しませんでした。闘いは続いたのです。労働運動総体が後退を強いられるなかで、私たちは分割・民営化反対闘争を継続することで新自由主義攻撃に対して日本労働運動の拠点を守り抜き、新たな発展の基礎を形成したのです。ですから、1047名闘争は決して過去の問題ではありません。現在の問題であり将来の問題なのです。私たちは1047名闘争を最後まで闘い続けます」

▼1930年代のドイツ共産党の赤色労働組合との違いについて:
 「日本には連合と全労連という二つのナショナルセンターがありますが、動労千葉はこの二つのナショナルセンターを現場からの反乱で変えていこうとしています。そのためには現場を励まして自分たちの手に組合を奪還していかなければならない。こうした闘いは、(既成の労組ナショナルセンターにたいして党派的囲い込みを行う)赤色労働組合とはまったく違います。動労千葉は戦闘的で大衆的な組合ですし、そういう闘いを全国に広げることが私たちの目標です」

▼動労千葉に対する警察のガサ攻撃について:
 「日本はかなりの程度、警察国家です。表面だけを見れば民主的に見えますが、抵抗を行えばすぐに警察の暴力が襲いかかります。そのいい例が全学連の学生に対する弾圧です。法政大学では、2006年3月以来112人もの学生が『建造物侵入』や『公務執行妨害』などで逮捕されています。現在も全学連と法大文化連盟の8人の学生がこの5月以来未決勾留されています。これは特別な例ではありません。日本ではこういうことが日常的に行われています。でも動労千葉は、ガサ攻撃に対しては法的手段をも行使して闘い、勝利しています」

▼国際連帯闘争をどのように考えているか:
 「国際連帯はとても大切な闘いです。それは、資本が国際的だからわれわれもそうしなければ、といった理由からだけではありません。国際連帯をとおして労働者の意識が変わる、これが重要です。そうなると、『共産党宣言』の『万国のプロレタリア、団結せよ!』も新しい光のもとに見えてくるじゃありませんか。国際連帯は全世界的規模で普通の労働者に『団結』の道を開くのです」

 ドイツ『左翼新聞』のインタビューは、「動労千葉がドイツの機関士労組・鉄道労組とのコンタクトを強く希望していること」「動労千葉の闘いと日本階級闘争の紹介として英語版『俺たちは鉄路に生きる2』があること」などを紹介し、動労千葉製作の国鉄分割・民営化反対ストライキ闘争の英語版ビデオにリンクを張るなど、きわめて丁寧に動労千葉の闘いを報道している。動労千葉の闘いがここまで本格的にドイツ・ヨーロッパに紹介されたのは今回が初めてだ。(TO)

韓国鉄道スト、94年を超える最長のストに発展
 韓国で全国鉄道労働組合(キムギテ委員長、組合員2万4060人)が11月26日無期限ゼネストに突入して以来、歴史的な94年6月の6日間ストを超える最長の鉄道ストが進行している。政府が法律で強制する「必須維持業務」の要員を確保した上での合法ストライキとして闘われているが、スト6日目の12月1日現在、旅客列車の平均運行率は60%、貨物列車に至っては20%となり、ストの威力は拡大している。物流拠点である釜山と京畿道・義王には積み出されないままコンテナがたまっている。(写真はストで動かない貨物列車)

 さらに12月1日、全国輸送産業労組貨物連帯(組合員1万5000人)が鉄道ストに連帯し、鉄道貨物の代替輸送を全面拒否することを決めた。

 他方、イミョンバク政権は1日、鉄道ストを「違法スト」と規定する政府談話を発表した。「ストは経済回復ムードに水を差し、膨大な経済的損失を招く無責任な行為」と決めつけ、「公共機関先進化(=民営化)政策に反対し、解雇者復職を求めるなど、労働組合活動の合法的な範囲を超えた違法なスト」だと言い放った。ふざけるな!

 談話発表に先立ち同日未明、キムギテ委員長ら労組執行部15人に「業務妨害容疑」での逮捕令状が出され、龍山(ヨンサン)にある鉄道労組本部とソウル地方本部事務室などへの家宅捜索が強行された(写真)。この日は、ソウル市内で全国統合公務員労組に対する家宅捜索も強行されるなど、イミョンバク政権による卑劣な労組破壊が行われた。

 イミョンバク政権が来年1月1日に実施を宣言している複数労組窓口一本化・労組専従賃金禁止の攻撃に対しては、韓国労総も反対闘争に決起し、民主労総と韓国労総の12月共同ゼネストへと闘いは進んでいた。11月28日には、公共運輸連盟(民主労総)と公共連盟(韓国労総)の初の共同集会が、公共部門労働者3万人余を結集してかちとられた。韓国労総で11月30日午後まで進められたゼネスト投票には組合員50万人が参加し、80%がゼネスト賛成の票を投じていた。

 しかし、30日午後、政財界と談合した韓国労総執行部は一変、それまでの「複数労組全面許容・窓口一本化反対」の要求を覆し、突然「複数労組反対」に転換した。ゼネストで闘おうと意気上がる韓国労総組合員を裏切ったのだ。この不意打ちに怒りは一挙に噴出し、広がっている。12月ゼネストでイミョンバク政権打倒へ! 時代は革命情勢だ。(J)

「週刊金曜日」に法大暴処法弾圧記事
今日(12月4日)発売の「週刊金曜日」に、暴処法(暴力行為等処罰法)弾圧をテーマにした記事が掲載されています。
法大生の洞口さんや弁護団長の鈴木達夫弁護士ヘのインタビューもあり、非常に興味深い内容です。
学内でも手にすることができるはずですので、ぜひご覧になってください。
法政大学での学生弾圧ー長期拘留を許さない!
8学生を取り戻そう!!
8学生奪還、5000万円カンパを!

12月3日(木)
「前進」勝手な販売店にしました。立て看板にして一日中・365日、店頭で宣伝をします
昼食は豚汁うどん 三里塚野菜の天ぷら
国労NIPPO物販を注文します
夕食はウナギちらし きのこ湯豆腐 三里塚のホーレン草のソテー

 だ  ん   け  つ
2009年12月3日
№252
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

栃木県内初の裁判員裁判
抗議のビラに大きな反響
 12月1日、栃木県内初の裁判員裁判に対して百万人署名運動の仲間と共に断固たる抗議行動を行いました。宇都宮地裁(と栃木地検)こそは、足利事件の冤罪を生み出した張本人であり、裁判員裁判が第2、第3の足利事件を生むことを真正面から訴え、裁判員のための呼び出し状など「赤紙(召集令状)と同じだ」とも訴えました。1日当日の夜の地元テレビ(とちぎテレビ)には、裁判員候補者として呼び出された人たちが百万人署名運動のビラを大事そうに読みながら裁判所に入っていく姿が映し出されました。

 翌2日の商業新聞各紙では、「市民が『第2、第3の足利事件を生み出す裁判制度は廃止しかない』『現代の赤紙をみんなで拒否しよう』と訴えた」と、ビラの内容にまで踏み込んで報道がなされました。さらに、候補者となったものの「外れた」人たちのコメントとして、「(候補者通知は)召集令状と同じだと思った」「(裁判を傍聴したが)国を挙げての裁判ショーだと思った」というコメントが各紙(地元・下野新聞と毎日・栃木版)に掲載されました。これらのコメントは、まさにビラに書いてあった内容そのものです。

 また、今回の行動に先立ち、11月23日に宇都宮市内で「裁判員制度はいらない!大運動」から弁護士を招いての緊急学習会も開催されました。この学習会の様子も地元・下野新聞にはカラー写真付きで報道されています。

 11・1大集会でも鮮明になったように、労働者階級が勝利できる時代の到来が眼前に広がっている時代にあって、まさにだからこそ強行されている裁判員制度(04年に国会で民主党や日本共産党を含む全会一致で決まった!)こそ敵の破綻点に他なりません。この間の街頭宣伝でもこのことを真正面から訴えたことで、共感し、百万人署名運動に新たに「参加したい」という人も現れて来ています。裁判員制度をむしろ闘う労働者の「武器」にして、小沢・民主党=連合政権を打倒し、日本共産党(と一体となっている日弁連執行部)の反革命性を暴き立てていくチャンスだ。このことをあらためて深く確信しました。(栃木・G)

   東北石けん労組が解雇撤回へ全一日行動
 12月1日、東北石けん労働組合と地域の仲間は、解雇撤回に向けた全一日行動をやり抜いた。当該と支援、20名の仲間が年休を取って早朝8時前に名取市愛島台の新工場門前に登場した。午後1時からは地労委での審問の第2回が開かれる。解雇撤回に向けて、資本を圧倒する気概で門前闘争が開始された。

 冒頭、5・27国労臨大闘争弾圧裁判で暴処法を打ち砕く大勝利が勝ち取られたことを受けて、全員が、第2次国鉄決戦に勝利し新自由主義攻撃を打ち砕く新たな決意に燃えて、嵐のようなシュプレヒコールを叩きつけた。

 書記長から11月労働者集会勝利の地平を確認し、1~2月の3波のストライキ以来、労組が団結を固めながら闘い抜き、資本を追い詰めてきたことが提起された。連日報道される民主党・連合政権による「事業仕分け」の本質は、労働者の首切りだ。道州制との闘いこそ東北石けん闘争そのものだ。地労委で資本の不当労働行為を満天下に暴き出して、新自由主義攻撃を打ち砕くまで東北石けん闘争は終わらない! この基調を受けて門前集会が開始された。会社は、地労委当日ということで出勤時間を繰り上げて労組の弾劾から逃れようという惨めな対応。最初から勝負あった!

 門前集会では、福島合同労組、福島労組交流センターから連帯の発言。「闘わなければ生きていけない。東北石けん闘争は自分たちの闘いだ」。初めて門前で発言する仲間に大きな拍手。地元宮城の仲間から、解雇撤回闘争の大先輩、全金本山労働組合の長谷武志副委員長が「34年間門前実力闘争を闘い抜いて勝利し、職場復帰した。労働者は資本が思うような無力な存在ではない。闘えば勝てるんだ、労働者にはその力がある」と力説。続いて、婦民全国協宮城支部、みやぎ星野さんを救う会、泉清掃労組、みやぎ連帯ユニオン、みやぎ労組交流センターの仲間から連帯と闘う決意が次々と表明された。

 集会の最後は当該の決意表明。副委員長から「職場と社会を変えるのは、労働者の団結した力だけだ。今日の闘いで首切りの張本人、佐藤・畑・千葉を串刺しにし、釜茹でにして便所に流してやる! 社会のすべてを回しているのは労働者だ。となりの仲間を信じて団結しよう。マルクス主義を学ぼう。資本主義はもうぶっ壊れている。最後に勝利するのは労働者だ。今日一日思いきり闘おう!」との発言で門前闘争を締めくくった。

 午後1時から、場所を宮城県庁17階に移して、地労委第2回審問が行われた。今日の証人尋問は、労組の小原豊書記長と、今回の営業譲渡を仲介し取り仕切った千葉和彦税理士だ。小原書記長は、解雇を合法化するために行われた「就業規則」のねつ造を具体的に暴き断罪した。そして、会社の「廃業―全員解雇」の張本人こそ佐藤吉範と共に畑文雄であり、畑文雄と畑惣商店が東北石けん佐藤工場を実質的に支配していたことを明らかにした。畑こそ、別会社どころか佐藤工場の代表取締役として解雇の全責任を負っているのだ!

 続く証人は税理士・千葉和彦である。千葉は、佐藤吉範が繰り返しのべていた「従業員はいったん全員辞めてもらう」という解雇発言について、契約の内容は株式譲渡取引であり、会社法人と従業員の雇用はそのまま継続される内容だったと、平然と証言。佐藤の解雇宣言は知らない、記憶違いではないかという証言に終始した。労働者・労働組合の雇用を切り捨てて新工場から排除するという資本の悪辣な意志を隠蔽するものだ。

 資本の主張の矛盾はいよいよはっきりしてきた。まず「解雇」ありき。「組合つぶし」ありき。この全面的不当労働行為を暴く、次回の第3回審問が決戦となった。証人は首切りの張本人、佐藤吉範と畑文雄だ。次回、1月12日の地労委決戦に、本日を超える体勢で決起することを誓って一日行動を締めくくった。(東北石けん労働組合・H)

12月2日(水)
 ← 新作・もやしタンタン鍋、

バージョンアップ版

 だ  ん   け  つ
2009年12月2日
№251
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
「やっぱりいらん!裁判員制度
福岡で
ディスカッション
 11月22日、福岡市内で、市民のための刑事弁護を共に追求する会による「第9回“パネルディスカッション やっぱりいらん!裁判員制度”」集会が行われ、参加した。

 福岡でも裁判員裁判がすでに3件行われて、みなの関心は高く、裁判員裁判を検証することによってあらためて裁判員制度を問うパネルディスカッションは、90余名の参加で大成功した。
 11月22日、福岡市内で、市民のための刑事弁護を共に追求する会による「第9回“パネルディスカッション やっぱりいらん!裁判員制度”」集会が行われ、参加した。福岡でも裁判員裁判がすでに3件行われて、みなの関心は高く、裁判員裁判を検証することによってあらためて裁判員制度を問うパネルディスカッションは、90余名の参加で大成功した。

 冒頭、共同代表の渡邉富美子弁護士が主催者あいさつを兼ねて「マスコミ報道から見た裁判員裁判の問題点」を提起し今後も廃止に向けたねばり強い運動を続けていく決意を述べた。

 パネルディスカッションは、3人の弁護士とメインゲストの斉藤文男九州大学名誉教授の計4人のパネリストによって行われた。最初に発言した元裁判官の大谷辰雄弁護士(福岡)は、「刑事弁護活動の現場から」の観点から、裁判員裁判は著しく被告人の防御権を侵害していると弾劾した。その中でも裁判員裁判で必ず行われる公判前整理手続きは、「争点整理」という名の証拠調べの簡略化によって、弁護側はほとんど闘うことが出来なくなってしまうと、自分の経験から鋭く指摘した。無罪等を争う被告人の防御のために必要なのは、検察側の証言の矛盾を徹底的に突いていくことで、そのために調書をじっくり検討し、反対尋問に時間をかけてこそ、矛盾点を明らかにすることができる。こうした機会を奪ってしまう裁判員裁判は、もはや近代刑法に基づく刑事裁判とは言えないと弾劾した。

 次に、九州放送の「めんたいワイド」の元コメンテーターでもあった斉藤文男さんが、憲法学者の立場から「裁判員制度は憲法違反。また司法の役割を全く誤解している」と強調し、裁判員制度は即刻廃止以外ないと明言した。「裁判員制度は義務として市民が合法的に殺人に加担させられる制度である」と憲法違反を暴き、また、憲法19条の「思想・信条の自由を侵してはならない」に違反していると弾劾した。さらに、制度導入が「国民の健全な社会常識が反映されれば、司法はより強固な国民的基盤を得ることが出来るようになる」という“非常識”を徹底弾劾。司法が国民の理解・支持を得て国民的基盤に立ちうるか否かは、司法が自由、人権の砦として国民の信頼を得られるか否かにかかっているのだと指摘した。

 3人の提起を受けて発言した高山俊吉弁護士は、裁判員裁判が始まってからも多くの国民が反対している全国の状況を報告し、廃止への展望がますます見えてきていると述べて、パネルディスカッションは最高潮に達した。高山弁護士は、裁判員制度は「80年ぶりの恐慌状態の中で政治経済危機を迎え、革命を前にした彼らが生き抜くために考えた制度だ」と暴露し、「われわれは、権力が戦争によって危機を突破する思想に染まるのか」と問いかけた。そして「みんな負けてない! これから死刑など重大事件で矛盾は拡大する。1人の拒否からみんなの拒否へ。みんなの拒否は廃止へ! のうねりをつくりだそう」と呼びかけた。ほとんどの人が最後まで参加し、民主党政権と対決して廃止まで闘っていくことを確認し合った。(福岡・T)

韓国12月ゼネストへ、公共部門労働者が初の共同闘争
 全国鉄道労組が無期限ストライキに突入して3日目の11月28日、民主労総と韓国労総の公共部門労働者3万人あまりが果川政府総合庁舎前大運動場に集まり、「イミョンバク政府の先進化政策阻止」を掲げる共同決意大会を開き、12月ゼネストへと闘いを進めることを宣言した。この大会は、果川中央公務員教育院でイミョンバク大統領主宰で開催される「公共機関先進化ワークショップ」(1泊2日)に対する、公共部門労働者の闘いとして取り組まれた。

 大会は、11月初めに共闘を宣言した公共運輸連盟(民主労総)と公共連盟(韓国労総)の初の共同集会であり、司会から発言者まで1対1で行われた。キムドファン公共運輸連盟委員長は、「政府が今度も労政交渉に出なければ、12月に両労総共同ストライキで対応していく」と発言し、ペジョングン公共連盟委員長も、「イムテヒ労働部長官が昨日、労組専従の賃金支給禁止を公共部門から始めると言ったが、私たちが実験対象なのか」と政府を糾弾した。鉄道労組のキムギテ委員長は「政府は働き口がなくて大騒ぎなのに、なぜストライキなのかと言うが、公共部門の働き口をなくしたのは誰だ!」と政府を弾劾した。(J)

フランス全土でサルコジ教育改革反対のスト
 アメリカ・カリフオルニアに引き続いて、オーストリアからドイツに波及した教育労働者と学生のストとデモは、このかん大学占拠闘争などを続けてきたフランスで学期明けの第一回の全国ストとして爆発した。11月24日、教育関係労組(FSUとFerc-CGTなど)の呼びかけで、サルコジ政権の教育改革に反対して、「幼稚園から大学まで」、ほとんどすべての教育機関の労働者がストに決起した。学生もこれに合流、全国的な教育ストとなった。

 
8000人のパリのデモの先頭には高校生が立って、「高校生は怒っているぞ!」という横断幕をかかげ、旗をなびかせて行進した。同時に、郵便労働者が郵便事業の株式会社化(民営化)に反対して、パリでは無期限スト、地方では期限付きのストに突入。教育労働者や学生とともにデモを闘った(写真は11月24日、レンヌ市。高校生を先頭に、教育労働者、郵便労働者がデモ)。また、ソシエテ=ジェネラルとHSBCなどの金融機関の労働者が賃上げストに入っており、世界大恐慌下のフランス労働者階級の怒りを全社会に示した。

 ストの中心的テーマは、文部大臣シャテルの計画している教育改革が最重点としている教職員削減の大攻撃への反撃である。高校の教育制度の改革などという名目で実は、今後5年間に教職員5万人の削減を行う計画で、2010年には1万6千人の首切りが予定されている。このほか、教員養成制度の改革への反対、賃上げ要求、労働条件改善要求などが掲げられている。

 ルモンド紙のブログには、スト参加者の声が掲載され、教育労働者の怒りがマスメディアにさえもおしよせている。「選別化教育反対」「教育における格差の拡大反対」「ベルトコンベアーから出てくる生徒という生産物の品質管理をやるような教育はごめんだ」「生徒の数が増えているのに、教員の数をへらすことは許せない」「授業が終っても、会議だ、研究会だ、研修会だ、懇談会だ……。これではとてもやっていけない」「私の中学校では、仲間の教師が仕事に疲れ果て、力を出しつくし、ぼろぼろになっている」「学校当局は言う、あんた達に説明したり、討論するつもりはない。こちらの指示にしたがいなさい」「権威主義、軍隊的ヒエラルキーに反対するために、私はストをやる」等々。

12月1日(火)
新作・もやしタンタン鍋 →
8学生を年内に奪還しよう!!
5千万円保釈金カンパ、本格的に開始しています。

今日は「子供が法政大の3年生」という人に出会いました。

「法政大は、なんかおかしい!!」とその人はものすごく怒っていました。
「必修科目、過去問をしっかり学習してどれも90点を取れるところまで準備した。
万全で臨んだ試験が、びっくりするくらい難しくて、合格点の60点を取れなかった。
4年生にあがれず、1年分の学費の150万円を支払って、今、もう1年間、3年生をやっている。
あんな難しい試験、見たこと無い、と、友達みんな言っている。
150万円払わせられたのが悔しい。
法政大学、儲け主義じゃないのか。」

新自由主義大学の法政大、今も獄中の8学生の話がその人にはまったく、他人事ではない。

 だ  ん   け  つ
2009年12月1日
№250
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
不採用者排除の年金機構労組
結成大会に
怒りの弾劾行動
 11月29日、日本年金機構への不採用通知を受けた全国社保労組組合員・平口雅明さんを先頭とする東京・関東の労組交流センター自治体労働者部会の労働者ら30人は、不採用者を排除して社保労組支部代表者会議=年金機構労組結成大会を開く自治労本部・社保労組本部に対して怒りの弾劾・宣伝行動に立った。30人は、新組合結成大会が開かれる日本教育館前で横断幕を広げ、参加者に解雇絶対反対のビラを渡し、アジテーションを行い、抗議の申し入れ行動を行った。

 驚いたことに、社保労組は教育会館の案内板に「第3回支部代表者会議」とのみ表示し、「社保労組」とも「年金機構労組結成大会」とも表示していない。自治労本部・社保労組本部は「秘密裏」に新労組結成大会をやろうとしていたのだ。不採用通知を受けた者を排除して自分たち年金機構採用予定者だけで新労組を結成することが労働組合としてあるまじき行為であり、意識的な変節、転向であることを重々自覚していることの証拠だ。

 この不正義は、平口さんと労組交流センターの闘う労働者に火を付けた。会場に入る参加者に「解雇者を切り捨てるのか。それが組合のやることか。解雇絶対反対で闘え!」という訴え、呼びかけが響き渡った。労働者・労働組合なら誰も否定できない圧倒的な正義のスローガンだ。うなだれて会場に向かうダラ幹連中の一方で、関心を表してビラを受け取る組合員もいる。他の催しなどで会館に来た人たちも関心を示し、数十人が社保庁解体=1千人解雇絶対反対の署名をした。大恐慌・大失業時代への突入の中で闘う労働運動が切実に求められていることの現れだ。それに比して自治労と社保労組の幹部の屈服と転落はあまりにも激しい。

 大会が始まる前、平口さんが申し入れ行動に立った。当初「今日は貸し切りだから入れない」と言っていた社保労組の幹部らは、平口さんが議場前で「不採用者を排除せず労働組合に入れろ」と申入書を読み上げ始めると、慌てて「他の客に迷惑だから静かにしろ」とわめき出し、力ずくで排除しようとしてきた。平口さんはこれをものともせず、断固として最後まで申入書を読み上げ、社保労組に突きつけた。自治労本部の軍司輝雄副委員長もこの一部始終を見ていた。自治労本部・社保労組本部は、数百人の分限免職者が出て、国鉄1047名解雇撤回闘争に続く解雇撤回闘争が起こることに恐れおののいている。だが、小沢・鳩山=民主党・連合政権と一体となって闘争圧殺を試みようが、首を切られる労働者の怒りと決起を抑え込むことはできない。

 鳩山政権の平野博文官房長官・長妻昭厚労相らは、懲戒処分者のうち最も軽い戒告に限っては厚労省の非常勤職員(2年程度の有期雇用)として公募するとか、処分歴がなく再雇用先が決まっていない約200人は年金機構の「準職員」として雇うとか、「分限免職回避」と称してさまざまな提案をちらつかせているが、闘争圧殺を狙ったぺてん的な分断政策でしかない。また現非常勤職員の雇い止めを12月28日から12月31日に延長することにしたというが、雇い止めには変わりがない。こうした当局と一体となって、採用者だけの新組合をつくり、社保労組を解散し、被解雇者を路頭に迷わせようとして恥じない自治労本部・社保労組本部は、絶対に許されない!

 社保庁解体=分割民営化粉砕、不当解雇絶対反対を掲げて闘うのが労働組合としてのあるべき姿だ。これは社保労組のみならず自治労を挙げて闘うべき重大な課題だ。すべての社保支部・分会で新労組からの不採用者排除反対の声を上げ、解雇絶対反対闘争を組織しよう。国鉄1047名闘争に続こう。小沢・鳩山=民主党・連合政権を打倒せよ!(K)


星野さんを取り戻そう! 全国集会に430人
 11・28星野全国集会が「獄中35年 星野文昭さんを自由に/第2次再審勝利」を掲げて、東京・牛込箪笥区民ホールで開かれ、全国から430人が集まった。昨年7月14日、最高裁が再審請求棄却に対する特別抗告を棄却。この怒りをバネに獄中の星野文昭同志と弁護団、家族、全国の星野の会が一体となって第2次再審請求を準備してきた。その第2次再審請求申し立てが集会前日の27日、ついに実現したのだ。開会あいさつに立った杉並の狩野満男さんは、「今年、星野さんを取り戻そうと本気になって考える労働組合が登場した。きょうは新たな陣形での出発の日、第2次再審勝利への総決起集会にしよう」と呼びかけた。

 法大裁判で無罪をかちとった中島宏明君が獄中の8学生奪還をアピール。群馬合同労組、東京西部ユニオンなど労働者の発言が続いた。
 奥深山幸男さん免訴の訴えが山本志都弁護士から行われ、星野全国再審連絡会議事務局の金山克巳さんが全国総会報告に立った。金山さんは「6月の全国総会では最高裁決定を打ち破って星野さんを本当に取り戻そうと真剣に討論した」と報告し、勝利の展望として、①無期という365日の転向攻撃に不屈非転向で闘う星野さんの存在と闘い、②大恐慌に突入した今日の情勢、③11月労働者集会に見られる新たな闘いの高揚を挙げた。「松川裁判闘争の教訓に学び、われわれ一人ひとりが星野になって、全国を回ろう。その力をもってすれば再審の門を開くことができる」と訴えた。

 「第2次再審請求への歩み」のビデオ上映後、星野同志のメッセージを古くからの友人である群馬の伊藤成雄さんが代読した。「権力が私たちの未来を閉ざすために、私の無実を百も承知で無期を強いる、35年にもわたって投獄していることへの労働者人民全体の怒りを解き放って、自らとすべての人びとの人間的解放と一体に、再審無罪、即時釈放を、心を一つにしてかちとりましょう」と呼びかける長文のメッセージのキーワードは、「怒りを怒りとして解き放とう!」だ。星野同志は、「労働者こそ、世の中を変える力を持っています。怒りを闘いに転化して闘うことをとおして、私たちはその力を獲得し、その力によって世の中を変えることができる」「不正議や理不尽への怒りが怒りとなり、正義が正義として実現される時代に、無実の私に対する無期への怒りが怒りとなり、再審無罪、即時釈放が労働者人民の力で実現する」と言い切っている。

 再審弁護団の鈴木達夫弁護士、和久田修弁護士、岩井信弁護士からの第2次再審請求の構造と新証拠についての報告は圧巻だった。全参加者は再審勝利への確信を深め、総決起への決意を固めた。

 第2次再審費用を集めようと東京東部の戸村裕実さんが訴え、全国各地の星野の会がステージに並んだ。今年新たに結成された大阪、茨城、千葉、福島、新潟、埼玉・越谷からの発言の後、昨年面会拒否にあった沖縄の和田邦子さんが、11月に実現した星野面会について報告した。

 家族として妻の星野暁子さん、弟の星野修三さん、従兄弟の星野誉夫さんがアピール。暁子さんは「労働運動と市民運動の結合した力で、星野の運動を全国全世界に広げたい。“星野さんのように闘おう。星野さんとともに闘おう”――このあり方を豊かにつくっていきましょう」と呼びかけた。

 最後に平良修共同代表が「前途に光を見出した全国総会です。正義が光を放つためには行動しなければならない。執念をもって鉄のとびらをこじ開けよう」と閉会のあいさつを行った。

 「資本・権力が今、民営化による大量首切り・賃下げ・労働強化、非正規職化と労組破壊-改憲・戦争に延命の命運をかけ、それに対して20年不屈に闘う1047名解雇撤回闘争を軸にした闘いにかちぬくことが、その闘いの勝利を切り開くし、その闘いと結ぶことで、三里塚、沖縄はじめすべての闘い、そして星野の勝利があります。このような闘いを圧殺するために、私の無実を百も承知で無期を強い、35年間も投獄していることへの根底的怒りを解き放ち、無実への百パーセントの確信をもって、再審無罪、即時釈放をかちとりましょう。それを全労働者人民、全社会的な闘いとして勝利し、合流をかちとりましょう。ともに闘い、ともに全未来を獲得しましょう」――星野同志のメッセージはこのように結ばれている。(J)


ジュゴンの家日誌
 

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