日  誌
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 2009年日誌
 「団結」ビラ

43号~57号(7.1~8.17まで) 58号~74号(8.19~10.11) 75号~87号(10.14~11.12)
 88号~100号(11.13~12.6)  101号~103号(12.8~2009.1.30) 104号~116号(2009.1.31~3.3)
117号~124号(2009.3.4~) 2009年11月労働者集会に向けて、スタート
125号~   号(2009.3.21~)
福祉労働者連帯ユニオン 
ビデオ・ライブラリー
 
2009年・2008年・2007年

スケジュール


  5月17日(日)
道州制反対の訴えに県民大会参加の労働者が続々と呼応
 5月17日午後、宜野湾市の海浜公園で沖縄県民大会が開かれた。前日の国際通りデモを闘った青年労働者と学生は、平和行進と県民大会に参加した沖縄と全国の労働者に、道州制反対を呼びかけ、この日夜の「5・17オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年交流集会への結集と、6・14-15闘争への賛同を呼びかけた。全学連の学生は法大弾圧粉砕のビラをまき、法大で起こっていることこそ道州制攻撃であり教育の民営化だ、6・14-15をともに闘おうと訴えた。

 青年、学生がまくビラは多くの労働者の手に渡った。さらに「1047名解雇撤回しよう!道州制に反対しよう!賛同署名を!」と署名板とボールペンを差し出すと、ほんとに多くの青年労働者が署名に応じた! 「道州制反対」の声に吸い寄せられるように、待ってましたとばかりに署名するのだ! 怒りは満ちている! 誰がこの怒りと結びつき、誰がこの怒りを解き放つのか! まさに動労千葉派のわれわれしかいない!
 この構図に焦った平和運動センターの体制内派は、突然大声を張り上げた。何と、「道州制とか関係ないこと言うんじゃない!」「中核派!これだけの労働者にお疲れさんも言えないのか!」と叫んだのだ。道州制反対に労働者が決起することを圧殺しなければ、やばいと焦ったのだ!

 闘いぬいて、ある青年労働者が言った。「きょうは楽しかった! 今まで聞いたり読んではいたが、体制内派もカクマルも初めて実際に見て、聞いていたとおりだったと確信した」と。

 5・17青年集会の呼びかけ、沖縄労組交流センタービラ、法大弾圧粉砕を訴える学生ビラなど、5000枚を超えるビラが平和行進を闘って県民大会に結集した労働者に手渡された。沖縄の労働者も全国の労働者も怒っている! この怒りを糾合し、6・14-15連続闘争に突き進もう!(M)
                 5.15県民大会 基地撤去で平和訴え

QAB 琉球朝日放送

News Photo

5・15平和行進が5月17日ゴールを迎え、全参加者が結集しての県民大会が、宜野湾市の宜野湾海浜公園野外劇場で開かれました。大会には、県内3つのコースに分かれ、基地の現状を目の当たりにしてきた平和行進の参加者など、県内外からおよそ3500人が結集しました。

県外からの参加者は「嘉手納なんか本当に基地の中に町があるという感じですね」と話し、また別の参加者は「沖縄のみなさんの声を聞いて、沖縄に平和がやってくるように、本当に心から思っています」と話していました。

県民大会では主催者の沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が、「全国からの参加者が沖縄の問題を共有してくれることを心強く感じている。基地の島・沖縄という現状から脱却し、平和を発信していきたい」とあいさつ。参加者はシュプレヒコールをあげながら、平和な暮らしを守り日米軍事同盟の強化阻止を訴えました。

高円寺、立川の駅頭で労働者が法大弾圧粉砕を訴え
 5月17日、杉並区のJR高円寺駅で、5月15日に強行された法政大学でのデッチ上げ大量逮捕に抗議する街宣を行った。緊急の呼びかけにもかかわらず、多くの労働者がかけつけ、東京西部ユニオンは会議を切り上げて合流、20名を超す大街宣になった(写真)。また、JR立川駅でも、三多摩の労働者が法大弾圧抗議の街宣を行った。

 法政大学では、戦争に反対して処分! 人間をモノのように扱う大学に対して抗議すれば処分! それでも屈しなければ暴力で襲いかかり、挙げ句に警察に差し出す。ついに逮捕者は100人を越えた! こんなことを労働者が許していたら、職場でモノが言えなくなるどころか、行き着く先は戦争の担い手だ。しかし、法大生は決して負けていない。その先頭で闘ってきた法大文化連盟が「法大を解放しよう」と呼びかけた集会に、学生や青年労働者が1500名も集まった。これにすくみ上がった大学当局と国家権力が、闘いを根絶やしにするために強行したのが今回の弾圧だ。こんな腐りきった社会を変えるために労働者も学生もひとつになって闘おう!

 呼びかけに応えて、青年労働者ががんがん反応する! 自分も法大出身と名乗る人、「洞口さんも逮捕されたの」と驚く人、タクシーの労働者も車を降りてビラを受け取りに来た。高校生の一団は、「えっ、大学ってこうなっているの? 行き着く先は徴兵制ね。戦争には行かないわ」と。前進も3部売れた。この勢いで、6・14-15闘争の大爆発をかちとろう!(A)
不当逮捕弾劾!求令状起訴弾劾! 直ちに奪還する!
恩田君、倉岡さんへの求令状起訴弾劾!
火群 ─ ほむら ─   のブログから転載
4月24日、たたかう法大生・恩田君と倉岡さんを拉致としか形容しようもない、なんとも姑息な「逮捕」で連れ去った法大当局=警察権力!
その拘留満期の本日、恩田君と倉岡さんにこれまた度し難い「東京都公安条例違反」から「建造物侵入・威力業務妨害」に切り替えての求令状起訴をした。
そもそも求令状起訴とは、逮捕した「容疑」を検察と公安警察が拘留期間中に拷問的取り調べで完黙、転向を崩させようとしても、強要しても、まったく「被疑者」を「落とせない」時に、検察権力がなんとしても起訴せんがためにデッチあげる常套手段だ。

【警察の失態を取り繕うために、無実の被差別部落青年・石川一雄さんを「犯人」にデッチあげた時、この「求令状」逮捕がなされた!】

さらに、新たな事実で求令状を裁判官に請求するこの求令状起訴は、勾留満期に逮捕された事実については釈放手続きを執らねばならないにもかかわらず、それすらしなかった!

法手続きなどとる余裕すらも喪くし、焦りにかられた検察の何が何でも起訴するためのみのでっち上げ求令状だ。
そりゃそうだろ、ビニールシートで「捕獲」され拉致された恩田君や倉岡さんは、法大=公安警察による憲法第21条1項に完全に抵触する違法な公安警察による「逮捕」の被害者なのだから。
1500名の学生・市民、労働者と大合流した法大解放の闘いに恐怖した法大・公安警察の断じて許せない狙い撃ち弾圧だ。
法を冒し続けてきたのは法大当局であり、公安警察であり、検察権力、司法権力だ!
必ずこのあがきにあがく追い詰められた法政当局・国家権力総ぐるみの弾圧を、たたかう法大生、全国の学生、労働者、市民は粉々に粉砕し、必ずや法大を奪い返す!
恩田君、倉岡さんをその怒涛の闘いの中で奪還する!

全学連委員長織田君へのデッチあげ「公妨」逮捕弾劾!
5・29「建造物侵入」デッチあげ弾圧裁判 8ヶ月求刑論告弾劾!
新井君、齋藤君ら3名への令状逮捕弾劾!

全学連委員長・織田陽介君への転び公妨デッ上げの真実は、「3・14法大弾圧を許さない法大生の会」「法政大学文化連盟」のブログで暴かれています。
法大被退学処分である元全学連副委員長の内海佑一君が、同じく「法大生の会」ブログで看破しているように、織田全学連委員長へのこれまた狙い撃ち転び微公妨デッチ上げ逮捕は、「4・24法大集会の大爆発の地平が、法大から沖縄や全国へ飛び火することを恐れた権力による事前弾圧に他ならない(内海君のアピール)」からだ。

全国の大学の「法政化」粉砕を訴え全国の新入生、在校生の怒りと熱い思いを組織し、「オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流会In Okinawa」から6月決戦の爆発をもぎとるその重要な闘いの最先頭で闘っていた織田君。

しかし、全学連の諸君の凄さは、仲間をひとりも見捨てない、ひとりひとりが織田全学連委員長になると、激闘に次ぐ激闘のなかでひとりひとりが自己変革を成し遂げ大きく飛躍をかちとっていることだ。
星野文昭先輩同志の完黙・非転向の闘いを自らのものとして獄中・獄外闘争を闘い抜き、打ち鍛え、鋼鉄の革命家に成長を遂げていることだ。

法政当局よ、弾圧すればするほど法政の学生だけでなく、全国の学生、青年労働者、高校生、市民の革命の学校として腐った法政はますますその存在価値を高めている。
法政当局自らが招いてしまった止めようのないパラドックスの中で、法政監獄は鋼鉄の革命家をどんどん輩出していくことだろう。
あがけ!震撼せよ!

ただちに、恩田君、倉岡さん、新井君、齋藤君たち、そして織田委員長を奪還する!
(夾)

2009年5月17日 (日)

沖縄で改憲・民営化と闘う団結をつくる☆屋内集会

沖縄で改憲・民営化と闘う団結をつくる☆屋内集会
中トロです。

午前の集会。基地労働者の労働運動に学び、団結をつくろう。

昨日の学生逮捕はHさん1人です。倉岡さんと同じ容疑で令状逮捕らしい。
デモ解散から学生集会への移動時に機動隊・公安が襲いかかり拉致した。
許せん!

沖縄で改憲・民営化と闘う団結をつくる☆県民大会
沖縄で改憲・民営化と闘う団結をつくる☆県民大会

中トロです。

県民大会に参加してきました。
大会に法政大学・文化連盟の旗が登場!
闘う法大生が労働者との団結に展望をつかんでいる!

大会に参加する全国の労働組合員に、ビラまきで「平和行進お疲れさまです!職場に帰って民営化絶対反対の組合をつくろう」と呼びかけ。反応がよかった気がします。

しかし、道州制反対をうったえていたら、自称・主催者のおっさんが、「おい!中核派、平和行進の労働者にお疲れさまもないのか。道州制反対など関係ないことを言うな」とわめいてきた。
何が関係ないだ!と抗議したら、その後、「さっきヤジったのはお前か、名前をなのれ」ときた。
とにかく主催者の統制に従えとわめき、学生が抗議したら、「主催者として全学連の参加は認めない」と。
どういうことや!これは労働者の集会ではないのか!何でお前一人で決めれる?と言うと、「決めれる!」と(苦笑)
むちゃくちゃやわ。

その後も学生K君の胸ぐらつかんできたり、暴れまわってた。
もうあきれて、おもろかった。
「道州制反対」がそこまで認められない、道州制推進者である姿をさらけ出していた。

しかし僕らは大会に断固参加した。
道州制を推進する連合・自治労中央を断固批判し、「主催者」の制動をはねのけ、一般組合員と合流し団結をつくろう。

夜は青年集会だ。


  5月16日(土)
★沖縄でも学生1人逮捕 弾劾!!
 東京からわざわざ来た「動労千葉派担当」の警視庁公安部10人と機動隊マイクロバス一台が5・16国際通りデモ後、解散地点で法大闘争を先頭で闘う「洞口(ほらぐち) ともこさん」に襲い掛かり、逮捕した。

 法大闘争が学生・労働者に対してものすごい勢いで闘いを広げていることに恐怖した警察権力の横暴だ!! 沖縄の労働者は絶対に許さないぞ!! 今すぐ獄中にいる11人を返せ!! 5・15闘争の爆発を持って絶対に取り返してやる!! そして警察権力には6・14,15東京集会を持って一体何をやったのかわからせてやるぞ!!
 
 法大弾圧・5・15沖縄闘争・6・14,15東京集会破壊の弾圧を絶対に許さない!!
 労働者は「新自由主義大学」と闘う法大学生と共に立ち上がろう!!6・14,15集会に総決起を!!


ウルマユニオン執行委
5.16-18沖縄闘争、国際通りデモに沿道から歓声
16日午後、沖縄県庁前広場に結集した青年、学生は5.16-18沖縄闘争の第一弾として国際通りデモに打って出た! 「道州制ー辺野古新基地建設阻止! 労働者の団結でオバマと麻生を倒そう! オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会」と書かれた横断幕を先頭に230人の元気なデモは圧倒的な注目だ。「労働者は団結しよう」「団結して革命やろう!」のシュプレヒコールに、沿道から「ワー!」 と歓声が上がる。「仕事中でなければ一緒にデモしたいよ」「すげー!」の反応。打てば響くと実感。

 デモに先立って、県庁前広場で開かれた集会では、冒頭、15日に不当弾圧を完全黙秘で打ち破って奪還された全学連の坂野陽平君が、勝利の報告とともに、15日の法政大学での新たな弾圧を怒りを込めて報告、文化連盟の恩田亮君、倉岡雅美さんと織田全学連委員長の3人の再逮捕を含む11人が逮捕されたのだ。「法大の闘いと、革命の火薬庫である沖縄が結合することに恐怖した弾圧だ。

だったら沖縄と法大闘争を結合させて闘おう」と叫んだ。これに、うるまユニオンの青年労働者が、「沖縄と本土が一体となって闘っていこう! 今回の5.15闘争は画期的です。沖縄で全部準備し、全力で組織しました!」と呼応し、さらに本土の自治体労働者が、「道州制粉砕の3日間にしていこう!」tと呼びかけた。  5.16デモは、沖縄から道州制絶対反対の声を揚げ、連合、全労連をはじめとする体制内を打ち破る戦闘宣言そのものとして、嵐のように登場した!(M)
全国学生集会in沖縄、怒りのエネルギーが充満!
 5月16日、国際通りのデモを打ち抜いた後、「全国学生総決起集会in沖縄」が開かれた。会場の八汐荘に向かった全学連に機動隊が襲いかかり、法大文化連盟の洞口朋子さんが逮捕状も示されないまま不当逮捕された。まさに拉致そのものだ! 学生集会は弾圧への怒りのエネルギーが充満し、飛び散る集会となった。

 洞口さんの逮捕を狙って沖縄入りした警視庁公安どもは、すでに県庁前で洞口さんを現認しながら、その不当逮捕への怒りが大衆的に爆発することを恐れ、デモ隊に手を出すことができなかったのだ。どこまで卑劣なことか! この逮捕に先立ち、すでに速報版で報じた9人に加え、さらに1名の法大生が逮捕されている。逮捕者はこれで11人になった。法大闘争にとことん追い詰められた上での暴挙だ!

 「4・24-5・12-15弾圧粉砕!  法大闘争勝利! 6・14-15連続闘争に総決起しよう!」と掲げられた集会の冒頭、基調報告にたった全学連の代表は、不当弾圧を弾劾。「この弾圧に勝利するには、全学連と文化連盟がとことん団結すること、法大生と全国学生が団結することだ。日帝権力は全学連と文連の絶滅を狙っている。4・24法大生1500人集会が敵を恐怖させている。猛然と反撃することが鍵だ。動労千葉が6・14-15労学連帯闘争を呼びかけている。これは、法大闘争に勝利することに全世界の労働者の死活がかかっていると、動労千葉が世界に向かって呼びかけたということだ。法大で勝つのか負けるのか、ここに日本の学生運動の未来が、社会変革の展望や革命の一切が詰まっている」と力を込めた。

 冨山全学連書記長が、「3日間の沖縄闘争で組織をつくる、仲間をつくる、団結をつくる!」と断言し、「俺は書記長だ。委員長、副委員長が逮捕されて書記長がぶったたないわけがない」と自らの決意を語った。これはその場にいたみんなの決意でもあった。弾圧は逆に、とてつもない力をもった全学連と文連と法大生と全国300万学生の登場を準備したにすぎないと実感した。今後の闘いが楽しみだ。(M)

  5月16日(土)「ジュゴンの家」日誌から転載
オキナワとヒロシマを結ぶ全国全国青年労働者交流集会 
前夜祭!!国際通りをデモ!!

5月16日(土)
アラッピー、今日も働く ミニとんちゃんご満悦 差入れのお稲荷さん
昼食はサンマ開き
石神井川拡張反対ビラまき
差入れの焼酎に、ご満悦 差入れ 夕食は焼肉
タンドリー鶏 牛肉 バジル・ソーセージ
 モツ 三里塚の白菜菜

   だ    ん      け    つ
2009年5月16日
№138
福祉労働者連帯ユニオン
「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
裁判員制度実施阻止 霞が関デモ、
圧倒的注目、合流する若者
 裁判員制度実施予定まで1週間に迫った5月14日、「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけで裁判員制度実施阻止の霞が関デモが、弁護士先頭に意気高く打ちぬかれた。この間学習会や小集会を積み上げてきた多くの市民団体、動労千葉や争団連、昼休みストで決起したス労自主などの労働者、法大文化連盟・全学連の学生ら380人が大結集した。

 出発は最高裁判所の目の前の社会文化会館。制度推進の権力実体である最高裁-東京地裁-日弁連-法務省を直撃する官庁街を突っ切るデモだ。

 マスコミ各社が多数かけつける中、武内更一弁護士は「憲法違反のデパートである裁判員制度を無理やり実施しようと最後まであがいている最高裁、日弁連、法務省。彼らを串刺しで弾劾するデモだ。人民の怒りを突きつけよう!」と訴えた。「大運動」の呼びかけ人である高山俊吉弁護士は「竹崎最高裁長官は裁判員制度の運用準備が整ったと言う。だが8割の市民が拒否している。裁判員制度やめろという最後の審判が国民によって示された。最高裁の中からここはよく見えよく聞こえる。この声をぶつけよう」と呼びかけた。

 デモは最高裁を弾劾し出発。街頭は昼休みの労働者であふれている。「裁判員制度絶対反対」「裁判員制度は現代の赤紙だ」「しゃべったら懲役?ふざけるな」などの気勢が響き渡り、のぼりや労組旗、横断幕、プラカードがひしめくデモに沿道の注目が圧倒的に集まった。ビラは次々と受け取られ同僚の間で会話が始まる。デモの先頭に立つマスコットの「裁判員いらなインコ」にも関心が寄せられ、沿道から合流する若者も。街頭の日常がデモによって打ち破られ解放されていく。

 いよいよ弁護士会館前だ。「国民の司法参加」などと権力の手先となって制度推進に奔走しているのが日弁連執行部・日本共産党系一部弁護士である。「日弁連は権力と手を結ぶな!」。徹底弾劾の声をあびせた。

 解散地点の日比谷公園では、直近の法務省、東京地検・高検の前につめより怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。
 武内弁護士は今回のデモについて「ついにここまで来た。大成功だ」と勝利を確信。高山弁護士は「今日のデモを一番気にしているのは最高裁長官と検事総長そして日弁連会長だ。彼らは本当に震え上がっている。何を言ってもみんなが付いてこない。これほどお上と私たちの間に亀裂をつくったことはない。私たちは今、最高の所に到達した。この力で5月21日を完全にぶっとばそう!」と力強く締めくくった。   実施阻止へ5・20-21闘争へ決起しよう!

●高山弁護士のコメント
 今日のデモは沿道のみなさんと心がつながった。デモに対して「何をやっているのかな」というのではなく「そうだよな」という共感が伝わってきた。国家あげての大キャンペーンでも、8割の人々が反対し国に歯向かっている。この運動は、根本のところでこの国、社会のあり方を問う革命的な闘いだ。

韓国・双龍自動車で正規・非正規労働者が整理解雇反対の共同闘争
 韓国・双龍自動車で正規・非正規労働者が整理解雇反対の共同闘争 双龍自動車が大規模整理解雇を強行しようとしていることに対し、双龍自動車の正規職と非正規職労働者が、平沢工場内にある高さ70メートルの煙突にのぼり、ろう城闘争に突入した(写真)。5月13日未明、金属労組双龍自動車支部の副支部長と整備支会の副支会長、そして非正規支会の副支会長の3名が「整理解雇撤回、非正規職・正規職の総雇用保障、公的資金の緊急投入」などの要求をかかげてろう城に入った。

 会社側は5月8日、2405人の整理解雇申告書を労働部に提出した。この日、韓国は「父母の日」であり、労組は「両親にカーネーションを贈る日に、両親と子供に『会社を切られた』という話をさせるのか」と怒りをあらわにし、ただちに部分ストに突入した。

 会社側が整理解雇計画を発表したのは4月8日。当初2646名、全人員の36%の削減案だったが、その後1ヶ月間に約240人が希望退職に追い込まれ、最終的に約2400名が整理解雇されることになった。削減計画の発表後、労組は5月4日に午前と午後に分けて2時間ずつの部分ストを行った。連休中にもかかわらず組合員の90%が参加し、「闘争で勝つには団結しかない」「もう何も譲歩するものはない。悔いのない闘いをやり抜こう」と決意を固め合った。また、家族も家族対策委を立ち上げ、反対闘争に立ち上がった。

 一方、3名が煙突ろう城を開始した日、自動車組み立て4社の労組が「双龍車支部共同闘争」を宣言し、「双龍自動車が整理解雇を強行した場合、全面ストに入る」と明らかにした。

 世界大恐慌に突入する中、韓国でもこの間、現代、起亜、GM大宇、双龍、ルノーサムスンの自動車組み立て5社が軒並み生産縮小に追い込まれ、労働者の賃金が半分になっているところもある。また、双龍の非正規職はすでに昨年11月から無期限の強制休業措置で路頭に放り出されている。双龍車労組はこの間、「総雇用保障」を前提として労組が一定譲歩する「自主救済案」を提案してきたが、会社側は拒否し続け、今回の整理解雇申告に至った。労組の譲歩を受け入れられないほど危機なのだ。

 こうした中、正規職と非正規職、ならびに完成車労組間の共同闘争が開始されたことの意義は極めて大きい。この間、「大企業正規職労組の闘争力低下」「正規職ー非正規職の対立」が煽られ、それが民主労総破壊のための最大のくさびとなってきた。今回の決起は、資本との闘いを通して民主労総の団結と闘争力を取り戻す大きなチャンスだ。(H)
        

  東京「生きさせろ!」連絡会5月例会を開催

☆5月14日に、東京「生きさせろ!」連絡会(略して東生き連)の5月例会がもたれ、学習会、近況報告、情勢と行動方針についての議論をしっかり行いました。
・学習会では、代表の東部ユニオン・小泉義秀さんが自分の職場分会でおこなった「資本主義社会とはいかなる社会なのか 『資本論』を学ぶー資本主義の始まりの話」を提起。よく「アリとキリギリス」の話になぞらえて説明される「アリ=資本家は一生懸命働いたから元手を手にした、キリギリス=労働者は遊んでばかりいたから冬になって飢えた」というのがとんでもないウソで、現実の歴史は国家によって農民を暴力的に土地から切り離し労働力以外に何も持たない労働者を作り出していった過程であり、焼印を押され殺されてやむなく労働者に仕立て上げられていったこと。最初の資本は国家暴力、略奪、アフリカからの奴隷貿易によって、元手が築き上げられていったことが明らかとなりました。
 「派遣切り」された派遣労働者に対して、「本人の責任」ということが言われたりしますが、そもそも労働者総体が暴力的に作り出されてきたこと、自分たちに責任がないどころか、この資本主義という社会自体の問題だということがはっきりしたと思います。
 
・行動方針では、6・14渋谷デモ~15法大闘争を呼びかける動労千葉のアピールをみんなで読み合わせ。仲間を誘っての全力参加を確認。さらに、4月~5月の闘いをふり返ったうえで、杉並・山田区長による北朝鮮に対する排外主義のための全職員「拉致被害者救う会」ブルーリボン着用の強要、横田夫妻講演会、田母神前空幕長講演会、さらに8月には侵略戦争美化の「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択の動きに対して闘っていくことなど、時間いっぱいまで議論しました。
・次回、6月例会は、6月26日(金)19時からです。
法大闘争の前進に恐怖した権力が新たな弾圧!
 5月15日、日帝権力は4・24法大解放闘争で不当逮捕された6学生のうち、4人を釈放したが、法大文化連盟の恩田亮君と倉岡雅美さんの2人を不当にも起訴し、さらに「暴力行為等処罰法違反」でデッチ上げ再逮捕した。また5月12日に不当逮捕された全学連の織田陽介委員長を同じく「暴処法違反」で再逮捕した。そして15日夜までに文化連盟の斎藤郁真委員長を始め新たに6人の学生を令状により逮捕し、逮捕者のさらなる拡大を狙っている。この大弾圧は、法大闘争の発展に恐怖した日帝・麻生政権が、5・15沖縄闘争、6・14-15連続大闘争を前に、闘いの爆発を必死に阻もうと仕掛けてきた絶望的なあがきだ。断じて許すな! 今こそ労学が一つに団結し、怒りの火の玉となってこの大弾圧を打ち破り、6・14-15へ突撃しよう!

 今回の弾圧は実にデタラメな凶暴きわまりないものだ。恩田君と倉岡さんへの起訴は、逮捕時の「公安条例違反」が成り立たないため、「建造物侵入・威力業務妨害」に罪名を急きょ変更するという無茶苦茶なやり方で強行された。また新たにデッチあげられた「暴処法違反」とは、2月19日の大学当局による入構禁止への抗議を口実にしている。当局・権力がやりたい放題の暴力を学生にふるっておきながら、逆に学生を「暴力行為」でデッチあげ逮捕し獄中に放り込む! とりわけ処分粉砕への法大生の怒りの決起に恐怖し、その中心に立つ法大文化連盟をつぶそうと集中的に襲いかかってきているのだ。こんなことが許せるか!

 しかもこの「暴力行為等処罰法」なるものは戦前以来、一貫して労働運動への弾圧、労働争議の圧殺に使われてきた代物だ。今回、権力がこれを学生弾圧に発動したことは、法大解放闘争の爆発が全国300万学生のみならず、2000万青年労働者の資本・権力への怒りに火をつけることをみてとり、まさに革命の現実性への恐怖に駆り立てられていることを示している。

 今や、革命へ向かって最後の勝利までやむことのない激突が始まった! 獄中の仲間と固く団結し、今始まったこの革命と反革命との一大激突に勝ちぬき、6・14-15連続大闘争の爆発へ真一文字に攻めのぼろう! 完黙・非転向を貫いて15日に奪還された4人の学生は、直ちにその先頭に立つ決意を表明した。全国の闘う労働者、学生、人民はこれに続いて総決起しよう。沖縄闘争をぶちぬき、5月22日、法大弾圧粉砕緊急集会(18時半、代々木八幡区民会館〔クリックすると地図が出ます〕)に総結集して闘おう。(千)
学友9人を取り戻すぞ!
暴力行為等処罰法を適用しての斎藤委員長ら9学友の逮捕弾劾!

かならず取り戻すぞ!
法政大弾圧の激化と徹底的に対決しよう
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」 のブログから転載
4・24法政大1500人集会に追いつめられた大学当局―警察権力、いや日本帝国主義は、なりふりかまわぬ法政大学生運動への弾圧に突入してきました。この2年間でついに100人を超える逮捕者!しかも、織田陽介全学連委員長をはじめとして「暴処法」での逮捕だというのだから、権力の側の危機もここにきわまれり!ということです。5・27国労臨時大会闘争弾圧と同様のこの攻撃は、5・27闘争の勝利的前進を見れば、弾圧する側の完膚なきまでの敗北が運命づけられていると言えるんじゃないでしょうか。そのうえで、恩田・倉岡両君の起訴は許せん!マチャミのあの笑顔がしばらく見られないのはさびしいですね。

5月15日(金)
 恩田君と倉岡さん、令状起訴
 4・24法大弾圧の勾留満期の今日、恩田君と倉岡さんの二人が罪名を「東京都公安条例違反」から「建造物侵入・威力業務妨害」に切り替えて求令状起訴されました(他の4人は釈放)。

絶対に許せない! 必ずとりもどすぞ!
斎藤くん、新井くんら3人が令状逮捕
4・24弾圧の6人の満期の本日昼、法大門前で斎藤くん、新井くんら3人が令状逮捕されました!

絶対許さない!
道州制・民営化反対集会に参加して  仁
4大産別を中心に様々な職種の労働者が結集して体制内派とのずれや頭にきている問題を発言!
職場をキチンと維持していきたかったら安全面を第一に考えるべきではないか!?人員削減や賃下げは労働者をどんどん新自由主義の元に資本家の為の合理化・民営化していこうとしている。
選別・再雇用された公務員達は自らの延命の為にどんなひどい世の中をつくろうとしているのか!ひどすぎる!絶対に道州制は許せない!学生・労働者・高齢者・失業者・etc・・・
今こそ力を合わせ団結し戦争国家への道をストップさせようではないか!

世界大恐慌下における労働運動の方向 -日韓シンポジウムー  入江誠
韓国の情勢、労働者の闘いがよくわかりました。私も少しは韓国を見習いたいと思いました。5.15沖縄闘争に向かって、よりよい学習になり、沖縄の労働者と団結して、6.14に向かって全力で頑張ろうとおもいました
5月11日の集会に関する感想   ハイジ
こういった勉強会に参加するのは初めてだったので最初はとても緊張しました。まだまだ勉強不足という事もあり配られたレジュメの中の用語には分からない事も多く韓国の労働運動の歴史の話には分からない事もありました。それでもイミョンバク政権が予想以上に反民主主義的であり、悪法がまかり通る現実に驚きました。今、世界恐慌、世界経済の混乱のただ中にあって、だからこそ労働者の革命、解放が盛り上がるのだという認識を持ちました。
そのためにはまず己自身が見識を深め、自己の改革、解放をなさなければならないと思います。
場の雰囲気に飲まれ、質問も交流も今ひとつままならなかったことが今回の反省点です。とはいえ卒業以来ひさしぶりに「勉強した」という感じです。とても充実した一日でした。
世界大恐慌下における労働運動の方向」 -日韓シンポジウム- に参加して  リツコ
国際連帯して、一つの党を作ろう、それにはどう闘ったらいいのか。
韓国も日本と同じ様に体制内派と激突していること、同じような課題があることがよくわかった。

今、だれも経験したことのない情勢、世界大恐慌の渦中。
田中委員長は今までの常識にとらわれていてはいけない、必死の努力が必要だ。と、発言していた。

時代認識を明確にすること。
日和らないこと。
労働者の団結を固めること。
動労千葉のようにたたかおう!
世界中の労働者とともに、自分は足元の職場生産点で。
だれかがやってくれるではなく、自分がやる、と心に刻んだ。

闘いと行動の報告 
東京「生きさせろ!」連絡会 のブログから転載

東京「生きさせろ!」連絡会5月例会を開催

3faf3d53.jpg☆5月14日に、東京「生きさせろ!」連絡会(略して東生き連)の5月例会がもたれ、学習会、近況報告、情勢と行動方針についての議論をしっかり行いました。

・学習会では、代表の東部ユニオン・小泉義秀さんが自分の職場分会でおこなった「資本主義社会とはいかなる社会なのか 『資本論』を学ぶー資本主義の始まりの話」を提起。議論となりました。

 よく「アリとキリギリス」の話になぞらえて説明される「アリ=資本家は一生懸命働いたから元手を手にした、キリギリス=労働者は遊んでばかりいたから冬になって飢えた」というのがとんでもないウソで、現実の歴史は国家によって農民を暴力的に土地から切り離し労働力以外に何も持たない労働者を作り出していった過程であり、焼印を押され殺されてやむなく労働者に仕立て上げられていったこと。最初の資本は国家暴力、略奪、アフリカからの奴隷貿易によって、元手が築き上げられていったことが明らかとなりました。

 よく、「派遣切り」された派遣労働者に対して、「本人の責任」ということが言われたりしますが、そもそも労働者総体が暴力的に作り出されてきたこと、自分たちに責任がないどころか、この資本主義という社会自体の問題だということがはっきりしたと思います。
 意見として、「以前、松下幸之助の社訓をだして『(松下幸之助と違って)いまの会社はなってない』と批判したことがあったが、それ自体がまちがっていた」という感想も出されました。

 第1回の学習会のレジュメは以下からダウンロードできます。
http://www.geocities.jp/nanbuyunion/word/gakushuukai1.doc

・行動方針では、6・14渋谷デモ~15法大闘争を呼びかける動労千葉のアピールをみんなで読み合わせ。仲間を誘っての全力参加を確認。さらに、4月~5月の闘いをふり返ったうえで、杉並・山田区長による北朝鮮に対する排外主義のための全職員「拉致被害者救う会」ブルーリボン着用の強要、横田夫妻講演会、田母神前空幕長講演会、さらに8月には侵略戦争美化の「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択の動きに対して闘っていくことなど、時間いっぱいまで議論しました。
・近況報告では、生活保護自体が就労促進を求めるものの、実際には生活できるだけの職がないこと、生活保護費も働いた分引かれることから、ちょっと働いただけでは交通費も引かれて逆に食費も減って生活が苦しくなってしまう実情が報告されました。
・懸案となっている「ニュース」の発行のために、原稿を募集しています。行動報告、コメントなど、どしどしお寄せください。
メールアドレスは、toukyouikisasero@livedoor.com

・次回、6月例会は、6月26日(金)19時からです。
2・26西郡・森本闘争への大弾圧を許すな!
 6・14~15大闘争へ動と反動の激突がダイナミックに発展している。 5月12日、織田全学連委員長への不当弾圧と完全に一体に、大阪府警公安三課はA同志を「免状不実記載・同行使」容疑で逮捕した。そして、100名以上の警察権力を動員して、前進社京都支局と八尾北医療センター、及び北部ユニオン、京大熊野寮など合計9カ所に不当な家宅捜索を強行した。

 今回の家宅捜索は墓穴を掘るものとはいえ、前代未聞の凶暴な弾圧であり、絶対に許せない。とりわけ八尾北医療センターに対する家宅捜索は、大阪府警公安三課橋本正の指揮の下、診察中の診療所に機動隊を導入し、一切当該の立会を認めず勝手に警察が用意した「立会人」(八尾市職員だ!)を引き込んで強行するという前代未聞の弾圧だ。労組、支部、守る会、患者一丸となった抗議闘争で2時間にわたって大阪府警を立ち往生させた。橋本は、押収物目録も一切交付せず、でっち上げ「立会人」と二人で脱兎のごとく逃げ出していった。これに対しても最後まで雨あられと抗議闘争がたたきつけられ、必死で機動隊バスで逃げ帰ったのだ。現在も八尾北診療センターでは何が押収されたかすらまったく明らかにされていない。

 警察権力は、塩川一派をたたきだしたわが革命派が関西地方委員会として全国の党の最先頭で動労千葉労働運動路線=「戦争と改憲、民営化と労組破壊」との闘いをぐいぐい実践的に切り開いていっていることに恐怖し、憎悪を募らせ今回の大弾圧に踏み込んできた。

 この恐怖と憎悪は、何よりも6000万労働者の「生きさせろ」の怒りと結合し解き放つ2・26森本政二さんへの住宅明け渡し強制執行実力阻止の闘いに向けられている。八尾北以外の7カ所の家宅捜索においても、西郡や住宅闘争に狙いを定めて「前進」やビラ、部落解放闘争に関する資料、医療福祉労働運動の資料などを押収した。

 ふざけるんじゃない! 2・26とは、資本が国家暴力を総動員して部落差別をもちこみ階級を分断する攻撃を実力でぶち破って、八尾北労組のストライキ決起を土台に労働者としてひとつに団結し、「道州制絶対反対!」「住宅追い出し許すな!」と逮捕覚悟の実力闘争をたたきつけた闘いだ。この団結が300万部落のきょうだいに「西郡のように闘おう」と奮い立たせた。ある県営住宅では滞日労働者が期限付き入居を強制され派遣切りで住宅からも追い出される攻撃に、国籍を超えた労働者が団結して闘いを始めている。ドンドン2・26の団結が広がっていくことを権力は恐れているのだ。闇雲な弾圧の中にまさに敵の危機の深刻さが透けて見えるではないか。
 大阪府警は直ちにA同志を釈放せよ!大阪地裁はこんなメチャクチャな家宅捜索令状を直ちに取り消せ! 大阪府警公安三課橋本正よ! 押収した全てと、勝手に撮ったビラなどの写真のネガを直ちに返せ! 八尾市はでっち上げた「立会人」の氏名を明らかにせよ!
 われわれの回答は、5・23狭山闘争への総決起と6・14~15闘争の大爆発で11月1万人大結集を開始することだ。4・25尼崎事故弾劾現地闘争の勝利引き継ぎ「1047名解雇撤回」第二次国鉄決戦勝利を先頭に、四大産別決戦で革命をたぐり寄せよう!(革共同関西地方委員会)
韓国・双龍自動車で正規・非正規労働者が整理解雇反対の共同闘争
  
韓国・双龍自動車で正規・非正規労働者が整理解雇反対の共同闘争 双龍自動車が大規模整理解雇を強行しようとしていることに対し、双龍自動車の正規職と非正規職労働者が、平沢工場内にある高さ70メートルの煙突にのぼり、ろう城闘争に突入した(写真)。5月13日未明、金属労組双龍自動車支部の副支部長と整備支会の副支会長、そして非正規支会の副支会長の3名が「整理解雇撤回、非正規職・正規職の総雇用保障、公的資金の緊急投入」などの要求をかかげてろう城に入った。

 会社側は5月8日、2405人の整理解雇申告書を労働部に提出した。この日、韓国は「父母の日」であり、労組は「両親にカーネーションを贈る日に、両親と子供に『会社を切られた』という話をさせるのか」と怒りをあらわにし、ただちに部分ストに突入した。

 会社側が整理解雇計画を発表したのは4月8日。当初2646名、全人員の36%の削減案だったが、その後1ヶ月間に約240人が希望退職に追い込まれ、最終的に約2400名が整理解雇されることになった。削減計画の発表後、労組は5月4日に午前と午後に分けて2時間ずつの部分ストを行った。連休中にもかかわらず組合員の90%が参加し、「闘争で勝つには団結しかない」「もう何も譲歩するものはない。悔いのない闘いをやり抜こう」と決意を固め合った。また、家族も家族対策委を立ち上げ、反対闘争に立ち上がった。

 一方、3名が煙突ろう城を開始した日、自動車組み立て4社の労組が「双龍車支部共同闘争」を宣言し、「双龍自動車が整理解雇を強行した場合、全面ストに入る」と明らかにした。

 世界大恐慌に突入する中、韓国でもこの間、現代、起亜、GM大宇、双龍、ルノーサムスンの自動車組み立て5社が軒並み生産縮小に追い込まれ、労働者の賃金が半分になっているところもある。また、双龍の非正規職はすでに昨年11月から無期限の強制休業措置で路頭に放り出されている。双龍車労組はこの間、「総雇用保障」を前提として労組が一定譲歩する「自主救済案」を提案してきたが、会社側は拒否し続け、今回の整理解雇申告に至った。労組の譲歩を受け入れられないほど危機なのだ。

 こうした中、正規職と非正規職、ならびに完成車労組間の共同闘争が開始されたことの意義は極めて大きい。この間、「大企業正規職労組の闘争力低下」「正規職ー非正規職の対立」が煽られ、それが民主労総破壊のための最大のくさびとなってきた。今回の決起は、資本との闘いを通して民主労総の団結と闘争力を取り戻す大きなチャンスだ。(H)
ジブチ派兵の中心部隊、中央即応連隊に派兵中止の申し入れ行動
 この15日(5月15日)にも政府からソマリア沖に派兵命令が出ると見られる宇都宮駐屯地の中央即応連隊に対して、14日、派兵中止の申し入れ行動をおこないました。

 今回、P3Cの「防衛」を名目として、ほぼ無政府状態のソマリアにかえて、ソマリア北部にあるジブチ共和国に、侵略的地位協定まで結んで派遣される中央即応連隊は侵略上陸を目的に形成された部隊です。地元紙『下野新聞』のインタビューなどで幹部が「自衛隊内でも最初に死ぬ部隊」などと吹いて回っており、今回の派兵は「P3Cの防衛」を名目に、むしろ地上戦をこそ想定して強行されようとしています。「絶対に容認できない!」という申入書を携えて宇都宮駐屯地に向かいました。

 この宇都宮駐屯地には、敷地内に「南京占領記念碑」などというとんでもない石碑が建てられています。70年ほど前、「中国にいる『匪賊』を征伐する」と称して中国侵略が強行されました。そして今、「ソマリア沖に海賊がいる」という名目でまたぞろ地上部隊が海外に送り込まれようとしています。「中国」が「ソマリア沖」に、「匪賊」が「海賊」になっただけのことです。時あたかも、70年前の1930年代と全く同じ、いやその頃よりもはるかに上回る大恐慌であり、まさに資本主義=帝国主義が死の苦悶にのたうつ姿そのものとしてのソマリア沖(ジブチ)派兵だということは、火を見るよりも明らかです。

 「中央即応連隊」の看板が掲げられている宇都宮駐屯地には、職場を休んでかけつけてきた青年労働者など「ソマリア(ジブチ)派兵阻止」のそろいのゼッケンを付けて百万人署名運動の仲間が向かいました。対応に出た福田3等陸佐だけでなく、「警備」で動員されてきている自衛隊員、敷地内の全自衛隊員に伝わるよう、代表がハンドマイクで申入書を読み上げました。「ソマリアの『海賊』と呼ばれる人々の多くはもともと漁民であり、帝国主義各国の侵略・軍事介入・水産資源略奪・環境破壊等によって生活基盤を破壊しつくされ、まさに『生きさせろ!』の闘いとして『海賊』を余儀なくされているのです。このソマリアの貧しい漁民たちに最新鋭の軍艦を差し向けて彼らを虐殺し、新たな侵略戦争を拡大しようとしていることを黙って見過ごすわけにはいきません。」「自衛隊員も労働者です。‥今、日本のみならず全世界であふれているクビを切られ、今日明日の食料、住むところ、生きる基盤そのものを奪われてきている労働者とまったく一緒です。ソマリアやアラブ・アフリカの労働者と日本の労働者が殺し合いをすることを私たちは絶対に容認できません」。

 他方で、今回の派兵に対して、日本共産党栃木県委員会は中央即応連隊そのものではなく「宇都宮市長と栃木県知事に対する申し入れ」をおこなっています。市長と知事に「防衛省に中止を申し入れ」て欲しいとの「お願い」運動であり、選挙の"票"目当てが見え見えのアリバイにもならないふざけきった行動をおこなっています。米オバマの「核独占」プラハ演説への大絶賛といい、今回の「市長・知事」への「お願い」といい、実は労働者人民のたたかいを圧殺して回る彼らの許し難さが実に良く現れています。

 大恐慌下、1930年代の侵略戦争、そしてスターリン主義の大裏切り、他方で膨大な労働者が革命を求めて決起を開始する。まさに革命の時代です! 新自由主義の攻撃を、その根幹で打ち破ってきた動労千葉と革共同は、今度こそこの激動の時代を絶対に革命として、労働者階級の勝利としていくことができます。

 侵略上陸部隊が出ようとしている宇都宮、栃木県であればこそ、県下の労働者に今回の行動をも通じて共にたたかうことを呼びかけ、大挙して6・14代々木公園に登場したいと思っています。6・14の大爆発に向けて勝利の確信も固く全力で共にたたかいましょう!(G)

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