日  誌
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 2009年日誌

 「団結」ビラ
福祉労働者連帯ユニオン「街」分会
2009年11月労働者集会に向けて、スタート
150号~    (2009.6.16~9)

    戦争・民営化、道州制粉砕!
   石神井川、拡張事業、絶対反対!
障害者解放、自立支援法撤廃!

福祉労働者連帯ユニオン 
ビデオ・ライブラリー
 
2009年・2008年・2007年
スケジュール
田母神講演会粉砕!「つくる会」教科書採択阻止!
7・12労働者集会
 
7月12日(日)午後1時半
 杉並産業商工会館3階

  呼びかけ/西部労組交流センター
        東京西部ユニオン

 三里塚、支援のお米。美味しいです
でも、夢に出てきそうな量です。
ホセのファッションショー 
買う前に必ず人にすすめます。
昼食はパン ペペロンチーノ スペア・リブ
寄付のトランシーバー会話できました 大人数でお茶です 清水さんから差入れ
法大弾圧カンパ 夕食は最後のホッケ
ホッケとコマイ 「街」史上初? 玉子かけご飯 辛子明太子
もずく


「韓味庵」さんも少しよばれます →
今夜の屋台。


小雨が降ったので、テントを伸ばします

サンフランシスコから 7/5  写真集
75th Anniversary of San Francisco General Strike
動労千葉を支援する会のホームページから転載
動労千葉訪米団
民主労総ソウル本部訪米団
新自由主義大学=法政の現実
動労千葉を支援する会のホームページから転載



7月7日(火)

昨夜の屋台 今日の石神井川
昼食は揚げ鶏のネギソースかけ ピーマン・ふんわり卵 納豆
アメリカン・チェリー ホセの足元
清水さんから差入れ ハイジ、帰る前に試食
夕食は動労千葉物販のそば 新作・超簡単・スペアリブ
揚げナスのオロシ和え プラム
 夕食後、ハマちゃんが来て、

アイスの差入れ。

午前中には珍宝堂の社長から、

アイスの差入れがあった

   国労5・27臨大闘争弾圧裁判、弁護団最終弁論
 7月3日、国労5・27臨大闘争弾圧裁判の第112回公判が東京地裁刑事第10部(植村稔裁判長)で開かれ、前回に続き弁護団が最終弁論に立った。被告が無実であることを全面的に明らかにした弁論は、法廷を圧した。

 この弾圧は、鉄建公団訴訟を起こした国労闘争団員を査問にかけることが決定された02年5月27日の国労臨時大会に際し、国労本部の方針を弾劾するビラまき・説得活動に立った国労組合員と支援の闘いが「暴力行為」に仕立て上げられ、組合員らが国労本部によって警察に売り渡された弾圧だ。被告たちには、法政大学学生運動弾圧に対しても発動された暴力行為等処罰法(暴処法)が適用された。

 暴処法は、「多衆の威力」を示しての「暴行」を、刑法の暴行罪より重く処罰すると定めている。つまり、労働者人民の団結に基づく闘いを犯罪視する、団結破壊法と言うべき悪法だ。

 最終弁論に立った弁護団は、最初にこの事件において、被告たちの行為がなんら「多衆の威力を示す」ものにあたらないことを明らかにした。5・27臨大当日、被告たちは国労本部役員らが宿泊するホテル前で抗議のビラまき・説得活動を展開した。これに対して国労本部派は、3列縦隊を組み、ビラをまこうとしていた被告たちを押しのけて、大会会場に向かう貸切バスに乗り込んだ。東京地本執行委員であった日本共産党・革同の江田雄二などは、被告に「そこをどきなよ、お前」と罵声(ばせい)を浴びせてさえいる。その状況は、およそ被告たちが国労本部派に対して「多衆の威力を示した」などとは言えない。

 続いて弁護団は、検察が被告による国労本部派への「暴行」として描き出した行為について、なんらそれが立証されていないことをつぶさに暴き弾劾した。「被害者」とされる国労本部派の証言は、相互に食い違うだけでなく、それぞれの証言が公判のたびごとに変転するなど、まったく信用できないものだ。またそれは、検察側が「証拠」として提出したビデオの映像とも符合しない。弁護団はこうした「被害者」証言の矛盾点を逐一指摘して、検察官の主張は何ひとつ立証されていないから、被告は無罪だと強調した。

 さらに弁護団は、検察官が言う「共謀」についても、その立証が完全に破綻していることを暴き出した。この弾圧において国鉄闘争支援者の向山和光被告は、実行行為は何も行っていないにもかかわらず、「共謀した」ことだけを理由に起訴されている。だが、検察は「共謀」の事実をまったく立証できず、「向山被告は中核派の幹部」「(向山被告は)中核派を指揮・指導し」「本件大会阻止工作を実行させた」などという証拠に基づかない憶測を並べることしかできなかった。判例や学説を踏まえつつ展開された弁護団の弁論は、説得力に満ち、検察官と裁判官を圧倒した。

 また弁護団は、本件は暴力行為だからいかなる正当性もないとする検察の論告に真っ向から反論し、「被告人らの行為は、労働者の正義と団結の発現であり、国労組合員としての百パーセント正当な行為である」「本件は公訴棄却もしくは被告人全員に無罪を言い渡すほかない」と結論を述べた。

 弁護団の最終弁論は、階級的原則に立ちきって裁判闘争を闘うあり方を徹底的に貫くものだった。被告団による旧弁護団解任と松崎博己被告との弁論分離、黙秘方針の確立こそが、画期的な最終弁論に結実したのだ。被告団と傍聴者は、胸のすくような弁論に弾圧粉砕の勝利を確信した。

 次回7月17日の公判は、被告の最終意見陳述が行われ、結審となる。午前中のJR東日本本社・鉄道運輸機構本社に対する抗議行動、夕方からの国鉄闘争勝利総決起集会とともに、公判傍聴に結集しよう。5・27臨大闘争弾圧を粉砕し、国鉄決戦に勝利しよう。(東京I)1

民主労総、ゼネスト宣言大会に7000人
 7月4日午後、ソウルの官庁街・ヨイドの産業銀行前で民主労総主催の「双龍(サンヨン)自動車問題政府解決要求! MB悪法阻止! 全国労働者大会-汎国民大会」が開かれた。全国から集まった7000人の労働者が「MB悪法阻止/MB独裁粉砕」「公的資金投入/労政交渉争取」の文字も鮮やかなメッセージボードを掲げていた。MBとはイミョンバク(李明博)大統領のことだ。この日、工場籠城ストライキ44日目を向かえた金属労組ヨンサン自動車支部の労働者、家族も参加していた。

 民主労総のイムソンギュ委員長は、非正規法改悪案の強行とヨンサン自動車平沢工場ストライキ現場への公権力投入に対しては民主労総のゼネストで反撃することを宣言し、「この大会直後から全組織がゼネストの組織化に打って出ることを指令する。新自由主義とイミョンバク政権を墓に埋める瞬間まで戦い続けることができる力強く頑強なゼネストを組織することを要求する。民主労総委員長がその決戦場の一番前で旗を掲げるだろう」と力を込めた。

 大会後、参加者たちは与党・ハンナラ党本部に向かってデモ行進。ハンナラ党本部前で抗議集会となった。団結闘争歌が鳴り響く中、参加者がみな携帯電話を取り出し、ハンナラ党への一斉抗議電話を集中した。

 集会では全教組のチョンジヌ委員長が、6・18「時局宣言」への弾圧に怒りの声を上げた。△公権力乱用に対する政府の謝罪△言論・集会・良心の自由の保障△競争万能教育政策の中止△教育福祉拡大を盛り込んだ「時局宣言」には1万7000人を超える教員が署名。発表前から「誠実・服従・品位維持の義務および集団行動禁止などを規定した国家公務員法に違反する」「労組の政治活動を禁止した教育労組法に違反する」と事前弾圧にのりだしていた教育科学技術部は6月26日、全員懲戒を強行し、さらに88人を告発、7月3日には全教組本部への捜索・差し押さえに至ったのだ。

 ヨンサン自動車家族対策委員会のイジョンア代表は「猛暑の中、私たちの夫1000人あまりは工場占拠ストライキ44日目を闘っている。煙突座り込みは52日目となった。一日一日が血がにじむ日々だが、会社側は数日前から断水し、中の人びとを飢えで殺そうとしている。さらに電気まで切ろうとしている」と連帯を訴え、「私たちの闘いは正当であり、必ず勝利する」と語った。

 サンヨン自動車支部闘争実践団のパククムソク団長も「十数年一緒に働いてきた同僚らを強制的に動員し、労働者同士を戦わせることがイミョンバク政権の労働政策か!」と怒りを爆発させた。「民主労総と金属労組の連帯闘争があるだけに私たちは必ず勝利する。ハンサンギュン支部長以下、"玉砕ストライキ"中である1000人あまりの同志たちは一歩も退くことなく、イミョンバク政権の誤った労働政策を阻止するまで命をかけて戦うだろう」と語った。

 参加者たちは「非正規職を量産するイミョンバクは退陣せよ!」「時局宣言は正当だ。全教組弾圧をやめろ!」「解雇は殺人だ! 整理解雇を粉砕しよう!」「非正規法を撤廃し、人間らしく生きよう!」などとスローガンを叫んだ。
       ☆
 サンヨン自動車は7月5日、「会社の管理人の許可なしに無断で工場に入って会社の業務を妨害した金属労組委員長などの占拠座り込みを支援する『外部勢力』62人を建造物侵入、業務妨害罪と暴行罪で平沢警察署に告訴した」と語った。サンヨン自動車は先月22日ころ、座り込み中の労組員190人に対する50億ウォンの損害賠償請求訴訟を提起してハンサンギュン双竜車労組支部長など労組幹部9人の賃金を仮差し押さえた。 サンヨン自動車は労組の幹部9人のほかに、労組代議員60人余りの賃金債権についても、仮差し押さえを申請する方針だ。(M・J)
東北石けん労働組合、地労委ー全1日行動打ち抜く!
 東北石けん労働組合は、7月6日、午前中の地労委闘争、移動しての畑文雄の地元、仙台市長町での街宣行動、そして名取市愛島台の新工場での門前闘争を、全一日行動として闘い抜いた。宮城県内の労働者・学生に加え、福島からも支援の労働者が参加し、総勢30名で、資本の解雇攻撃に激しい弾劾の嵐を浴びせかけた。

 地労委第3回調査には、ついに不当解雇・選別再雇用・別会社設立の張本人である畑文雄(畑惣商店社長)が引きずり出された。畑は、いつもの傲慢な態度の見る影もなく、代理人弁護士の後ろに隠れて憔悴しきった姿をさらけ出した。

 畑の当事者性、不当労働行為は既に明らかだ。労働委員会は直ちに審問に入れ!と、当該・補佐人・傍聴の仲間たちは一丸となって迫った。畑は、苦し紛れに「畑文雄個人と畑惣商店は別だ」などと言い逃れに終始したが、その破綻性は誰の目にも明らかだ。審問開始は次回調査後に持ち越されたが、当該と支援の仲間の怒りと団結が審問室を完全に制圧した。

 地労委終了後、全体は長町に移動して、中心部での街頭宣伝、畑文雄自宅周辺のビラ入れに断固決起。畑を絶対にとらえて逃さないという気迫のこもった行動となった。

 さらにその後、行動は名取市愛島台に移り、新工場門前弾劾闘争が圧倒的な迫力で打ち抜かれた。会社は消耗しきって、またしも警察権力に通報し、権力が介入をねらって登場したが、これを完璧に跳ね返して門前闘争は打ち抜かれた。

 東北石けん闘争は、激闘34年の闘いに勝利して解雇撤回・原職復帰を勝ち取った全金本山労組に学び、そして新自由主義の攻撃との最前線で勝利している動労千葉のように闘う。

 東北石けん労働組合は、全国に第2、第3の、そして無数の動労千葉を生み出すその闘いの先頭を担う覚悟だ。すべての労働者階級の闘いの前進、そして団結の拡大の中にこそ勝利の展望を見いだす。勝利まで共に闘い抜きましょう! (東北石けん労働組合・H)
佐世保で裁判員制度に反対する集会
 7月4日、佐世保で「裁判員制度に反対する佐世保集会」を開催しました。正午から佐世保のアーケード街で、裁判員制度反対と集会への参加を訴える街頭宣伝を行いましたが、ビラや風船の受け取りの反応は素晴らしく、「裁判員制度反対」と書かれた風船がまるでデモ行進をしているように並んで次々とアーケード街を進んでいる状況になりました。


 集会では、李博盛弁護士が「裁判員制度の問題点」と題する講演を行いました。李弁護士は、審理機関の短縮、多数決による有罪無罪と刑期の決定などによる公正な裁判を受ける権利が侵害されること、裁判員制度は「苦役の強制」にほかならないこと、裁判員選出過程での思想信条の調査は意見であること、そして有権者の8割が反対していることを指摘し、この裁判員制度が財界の意向を受けて改憲攻撃と一体で決められたこと、そして断じて被告人のための制度ではないうえに、裁判員は義務となっていること、したがってこんな制度は絶対に廃止できるということを力強く講演されました。
 質疑応答や討論も、すごく活発でした。「死刑反対を主張することで、裁判員を逃れることができるのか?」という問いに対して、「それだけでは無理でしょう。しかし、それを主張する自分の思想信条のすべてを包み隠さず裁判所に明らかにすれば、『偏向がある』と判断されて、もしかしたら免除になるかもしれません。要するに裁判員制度とは、裁判所に対して、本来自由であるべき自分の思想や信条を丸裸にさせる制度であり、明らかに思想信条、良心の自由を侵害するといえるのです」。「裁判員が有罪と決めた冤罪事件は、再審ができるのか?」「制度としては残るでしょうが、門はますます狭くなるのでは、と思います」などなど、議論をすればするぼど、裁判員制度の問題点が明らかになってきました。
 そして李弁護士は、「この制度は絶対に廃止できると確信しています。8割が反対しているという現実、そして検察も裁判所も次々と出てくる問題点と破綻に追われている。運動を広げることで、必ず廃止できますので頑張りましょう!」と訴えました。
 5月21日に始まった裁判員制度は、すでに多くの問題点をあらわにしています。労働者を分断させ、労働者を体制側に取り込んで、他の労働者を拙速主義で裁かせるこんな制度は絶対に許すことはできません。
 今年の8月長崎反戦反核行動を成功させるとともに、長崎からも裁判員制度反対の行動をさらに進めていきたいと思っています。(長崎K)
長崎で反戦反核講演集会、オバマ演説に怒り
 6月21日長崎で、8月8日―9日の長崎反戦反核行動に向けて、「オバマ『プラハ宣言』は、『核廃絶』の道か?反戦反核講演集会」を開催しました。8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会事務局長の三角忠さんとともに、オバマ演説をめぐっての学習討論を行いました。

 この集会には、長崎の地で被爆者運動を担ってきた人も参加しました。彼の発言は非常に重要でした。彼は、資料として配られた「オバマ米大統領のプラハ演説全文」に目を通しながら、「私は始めてこの演説の全文を読みましたが、これは言われているような核廃絶演説ではありませんね。マスコミも正確に報道していませんね」と発言し、「今、被爆者の会議にいくとすごいんですよ。私が『少しオバマに浮かれすぎていないか』と言うと、みんなからいろいろ言われて袋叩きみたいな状況になる。しかし、やはりオバマは核廃絶ではありませんね。」

 さらに学習会では、オバマ大統領のプラハ演説こそが、北朝鮮を追いつめ、北朝鮮は反動的な核実験を強行したことや、さらに一方でこの演説が、日本の核武装への動きを促進させ、激しい北朝鮮への排外主義を煽りながら海賊対処法や北朝鮮臨検法案などへの動きを加速させていることも議論になりました。

 原水禁も原水協も連合も全労連もそして日本共産党も、オバマを大翼賛し、アメリカや日本の核政策の推進者となり、一部の被爆者もそれに乗せられている現実があります。しかし、今回の学習会を通じて明らかになったことは、被爆者の中から、こうした現実、オバマ翼賛運動に疑問をもち、それに対して異議を唱える人たちが必然的に出てきているということです。

 まさに今年の8月長崎行動は、こうした体制内労働運動が推進する反動的運動(全国の職場地域では原水禁や原水協が進める『核廃絶』署名運動が大々的に進められている)と全面的に対決し、4大産別決戦を貫きながら、被爆者の自己解放的決起と結びつきその獲得をもかけた闘いです。

 全国で4大産別を決戦場にしながら、闘う被爆者の獲得をもかけて、長崎反戦反核闘争の高揚をともにかちとっていきましょう!(長崎K)

 だ  ん   け  つ
2009年7月6日
№159
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
新誘導路計画粉砕! 
三里塚現地に350人が怒りの決起!
 7月5日、反対同盟の呼びかけで、三里塚現地闘争が闘われ、350人の労働者・農民・学生が結集した。この日の会場は空港敷地ど真ん中に深く食い込んだ成田市東峰の開拓組合道路。ジェット機が轟音を立てて目の前で暫定滑走路を離発着している。この前日、東京新聞に、空港会社(NAA)が暫定滑走路西側に3本目の誘導路を造る方針を固めたことが報道された。天神峰の市東孝雄さん宅の真ん前だ! この極悪の農民殺しの攻撃に、参加者全員が心の底から憤って結集した。

 事務局の鈴木謙太郎さんが司会を務め、反対同盟の「新誘導路計画粉砕! 闘争宣言」を読み上げた。北原鉱治事務局長は「閣議決定から43年。この成田空港のずさんな計画は必ず挫折すると予想し、そのとおりになった。住民殺しの新誘導路計画を絶対に許してはならない。三里塚闘争の原点を今こそ思い起こし、そこに立ち返って闘おう。青年・学生は立ち上がり、法大キャンパスを奪い返せ!」と激しく青年・学生の決起を促した。市東孝雄さんは農地裁判への傍聴・支援にお礼を述べ、「私の家を空港内に囲い込むこの新誘導路と断固として闘う」と戦闘宣言を発した。

 動労千葉の繁沢敬一副委員長はサンフランシスコで開かれている国際連帯集会に代表を派遣していることを報告し、10月三里塚全国集会、11月全国労働者集会への総決起を訴えた。関西実行委、婦人民主クラブ全国協議会、福日労の発言に続き、顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が、「現闘本部裁判で仲戸川裁判長をさらに追いつめる。7・21、7・27の市東さんの農地裁判への傍聴を。裁判と現地闘争は一体だ」と訴えた。

全学連委員長代行の坂野陽平君は、「新誘導路は敵の敗北宣言。三里塚は勝利の情勢をつかんでいる。7・19関西新空港闘争、8・6広島、8・9長崎を闘い、10・11三里塚、11月1万人結集へ攻め上ろう」と力強くアピールし、大きな拍手を浴びた。

 萩原進事務局次長がまとめの発言に立ち、今日の戦争情勢と断固対決し、暫定滑走路延長10月供用、新誘導路7月供用の攻撃が欠陥空港の無様な現実をさらすものであることを見すえ、3本目の誘導路を労農学の団結の力で粉砕することを提起した。団結ガンバロー三唱の後、デモは東峰十字路から東峰部落を通り、天神峰の市東さん宅前を通って団結街道を北上した。「この団結街道を破壊してジェット機を走らせる新誘導路など誰が認められるか!」との怒りで、現闘本部と市東さんの耕作地の前までのデモ行進を意気高くやりぬいた。(TN)

新誘導路計画粉砕! 闘争宣言
 東側誘導路の7月供用前倒しを前に、新たな誘導路(3本日)の建設計画が浮上した。反対同盟は腹の底からこみ上げる怒りをこめて、この新たな攻撃を断固粉砕する決意を表明する。

 7月4日付東京新聞によれば、計画は第2ターミナル・エプロンから暫定滑走路「へ」の字誘導路の南部分をつなぐものである。これは市東さんの宅地と畑を空港の中に囲い込むという、絶対に許せない暴挙である。「農地法で農地を取り上げる」という暴挙に飽きたらず、この挙に出た政府・国交省、成田空港会社に対して、反対同盟は心底からの怒りをおさえることができない。

 だがここに明らかなことは、木に竹をつぐように手直しを重ねる欠陥ナリタのぶざま姿である。
 平行滑走路が破綻して暫定滑走路、それが行きづまって北延伸、東峰の森を破壊して東側誘導路を造ったものの、現在使う連絡誘導路ではジャンボは危険で走行できない! この誘導路自体、障害物との離隔距離や急カーブと傾斜で航空法を踏み破る欠陥構造。そこで3本日の誘導路計画というのである。この場当たり的な経過のなかに、無法と不当が明白ではないか。
 暫定滑走路計画の認可の不当を問うた裁判の控訴審不当判決(6・1)の後に、更なる変更計画を出す国交省と空港会社の、その場逃れの卑劣さはなんだ!

 市東さんと反対同盟の闘いある限り、欠陥・破綻の成田空港は絶対に完成せず、成田空港は全世界にそのぶざまな姿をさらすであろう。

 全国の闘う仲間のみなさん! 新誘導路計画実力粉砕! 7月東側誘導路―10月北延伸の供用前倒し粉砕! 農地死守・実力闘争を始めとする闘争原則のもと、わが反対同盟とともに総決起することを熱烈に訴える。10・11全国集会に総結集しよう。
2009年7月5日

三里塚芝山連合空港反対同盟
反対同盟・市東さん


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