日  誌
2009年8月⑦

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 2009年日誌
スケジュール
休みばかりに見えるけど、忙しいです。
リサイクルショップは閉めていますが、共同作業所「街」は、
ほとんど毎日、オープンしています。

9日(日) 10日(月) 11日(火) 12日(水) 13日(木) 14日(金) 15日(土) 16日(日) 17日(月) 18日
営 業
夕方
バーべQ
営 業 集 会 営 業

閣僚の靖国参拝を許すな!8・15靖国参拝阻止デモ
8月15日(土) 午前8時30分集合(9時デモ出発)
法政大学正門前・外濠公園(JR飯田橋駅または市ヶ谷駅から線路沿いに600m)
主催/反戦共同行動委員会
▼日時: 8月15日(土) 13時 
▼場所: 中野ZERO 小ホール
特別報告
韓国・民主労総ソウル地域本部
「大恐慌下、ストでたたかう韓国労働運動」
動労千葉・田中康宏委員長
「改憲と国鉄1047名闘争」
8月14日(金)
昼食は冷し中華 イタリアン・サラダ カボチャ
 「ゆい」の横の雑草をベッキーが刈ります
今日の石神井川
夕食は焼きカサゴ 焼き鯖 上質なアサリと三里塚のジャガイモ煮
ピーマンと卵のレンジ料理 今夜のソウル・ワーカーズ・屋台
← 吉祥寺に遊びに行きます
 夜、ネット右翼系らしき青年から、訳の分からない電話があった。
「共同作業所なのに、政治運動をやってるのは、オカシイ!」だとか訳の分からないことをワメいていた。どうも右翼系なのに、文章の理解度が限りなく低く、読解力がない人らしい。 

 君! このホームページは共同作業所「街」が作っているんじゃないんだよ。関町地域で暮らす労働者・市民の日常を、関町で暮らす労働者・市民が作成しているのだよ! 自分の名前も名乗れない君! 他人のことにカマている暇があったら、自分の日常をキチンと見つめ、自分のことを正々堂々と発表したまえ!  
福祉労働者連帯ユニオン「街」分会
団結バーベキュー

8月13日(木)
12日の石神井川 井の頭公園にGO!
吉祥寺の帝王・サブちゃんがいました
夕食 チラガー(豚の顔)
ソウル・ワーカーズ・「街」分会、団結バーべキュー
海のものは、エビ。殻がパリパリ
ホタテ イカ焼き 肉系は鶏手羽
豚肉のスペアリブ風 茹でトウモロコシ 差入れのバナナ
三里塚のジャガイモのソテー 広島の下田礼子さんのカルピス 生野菜
〆は豪州産・牛ステーキ これで400円は圧倒的に安い
ユウジさん、四万十川の栗焼酎を持って登場。
栗焼酎・ダバダ
社長からガリガリ君の差入れ 若山さん、ユズ酒と 鴨の博多巻きを持って再登場
ルイベと同じで、少し凍っているのがOK 仕事の終わったエイブル社員も参加
メイン・イベントのステーキ
饗もたけなわ、

アフリカ人のジャンベ演奏の数分後に、

地域で唯一の「街」嫌いの人の

「騒音通報」で駅前交番の

見たこともない新人でオジサンの

警官が来た。早~っ!

主催者・責任者は誰だとか?

訳の分からない事を言ってたが、

粉砕!それも、饗の味付け

として楽しんで、何だカンダ、

12時近くまで、11月集会に向けて、

盛り上がりました。

飯田寿司さんから焼きたて

厚焼き玉子の差入れ →

 だ  ん   け  つ
2009年8月13日
№186
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
杉並「つくる会」歴史教科書 採択強行弾劾!  
公民教科書
採択は阻む!
 杉並区教育委員会は8月12日、4年前に続いて「新しい教科書をつくる会」歴史教科書(扶桑社)を採択した。この暴挙は、多数の右翼ファシストや公安警察に守られ、区教委が採択反対の意見を押しつぶすために庁舎内にバリケードを築く中でやっと可能になったものだ。山田宏・杉並区長がもくろんでいた「つくる会」公民教科書の採択は阻止した。

 杉並区役所前はこの日10時過ぎから騒然たる状況となった。横浜市での採択に勢いを得た右翼ファシストども約20人がのぼりや「日の丸」を掲げて徘徊し、採択阻止を掲げるわれわれと激突した。
 一歩も引かないわれわれの迫力に圧倒された右翼ファシストどもは、すぐさま区職員や警察権力に助けを求めた。宣伝カーを乗り付けた右翼団体も加わり、採択終了の午後3時過ぎまでマイクでがなり続けた。

北島邦彦区議を先頭に参加者が次々とマイクを取り「山田区長や横浜市長・中田宏のように、資本との癒着と腐敗にまみれ、労働者の怒りの的になっている連中が『つくる会』教科書と道州制を導入しようとしている。労働者の団結でぶっ飛ばそう!」と徹底弾劾をたたき付けた。通行する人が右翼の目の前で採択阻止署名に次々と応じ、右翼に食ってかかる人が何人も現れた。追いつめられた右翼は「静かな採択を」「売国奴」「中核派」と絶叫を続けた。

 正午からは採択阻止集会を開催。杉並の教育労働者が戦闘的な司会でリードし、約百人の参加者が区役所前の歩道を埋めて聞き入った。東京西部ユニオン、沖縄民権の会、都政を革新する会、部落解放同盟全国連合会杉並支部、婦人民主クラブ全国協議会、青年、杉並・親の会などがアピール。集会後、この間集めた採択阻止署名1052筆(累計2284筆)を教育委員会に提出した。

 午後2時から教育委員会での審議が始まった。井出隆安教育長が「今回、採択する教科書の使用は学習指導要領改訂までの2年間。前回と変わると新たな資料をつくるのが大変」と発言。まさに「つくる会」教科書を採択するための審議だ。「教員から反対意見が出ている」と「つくる会」歴史教科書の採択に反対した安本ゆみ委員を大蔵雄之助委員長がねじ伏せて採択を強行した。
 井出教育長は「教科書には長短がある。記述内容で学習内容が決まるものではなく補助資料も使うから」とまで強弁した。"どれほどでたらめでも「つくる会」教科書を採択する"というのが井出の本音なのだ。

 教育委員会での審議終了後、ただちに教育委員会への弾劾声明をたたきつけ、帰宅する区職員に「ともに抗議しよう」と呼びかけた。

 職場・地域で資本・当局と非和解で闘い、「つくる会」教科書に書かれていることがデマだということを現実の闘いで暴いていこう。こどもたちにとって、それがなにより"生きた教科書"だ。「つくる会」教科書を必要としている社会を労働者の団結で変えよう! これが山田区長と杉並区教委の暴挙に対する回答だ! 11月集会に1万人を結集をかちとろう!(東京西部・飯野依子)

杉並区教育委員会は、4年前の採択に続いて、「つくる会」歴史教科書を採択しました。採択は、右翼や警察が跋扈し、それに守られる中で、行われました。多くの反対の声、そして、審議で出た反対意見を押しつぶして、行われたこの採択を許しません。審議の詳しい内容は改めて報告します。
杉並区教育委員会による
「つくる会」教科書の採択弾劾!
  8月12日、杉並区教育委員会は、4年前の採択に続いて、杉並区の公立中学校で2010~2011年度に使用される社会科教科書として新しい歴史教科書をつくる会(「つくる会」)が主導して作成した歴史教科書(扶桑社)を採択した。私たちが提出した2000筆以上の採択反対署名をはじめ多くの反対の声を踏みにじって行われたこの暴挙を満腔の怒りで弾劾する。

 歴史をねじ曲げ、侵略戦争を肯定する「つくる会」教科書をこどもたちに使わせることを私たちは絶対に許さない。歴史に学ぶという事は、過去の過ちを繰り返さないということだ。この教科書の目的は、戦争のできるこどもを作り出すということ、こどもから考える力を奪うとともに、近隣諸国を始め、世界各国の人々とともに生きる未来を奪うことだ。そして、杉並区の教員に「お国のために死ぬことが良いこと」「資本のために滅私奉公で働くのは良いこと」と子どもに教えることを強要し、労働者の団結を破壊する攻撃だ。

 「つくる会」教科書は前回の採択では、歴史0.4%以下、公民 0.2%以下しか採択されなかった。日本中で否定され、海外からも多くの批判が寄せられている。今回の杉並区教育委員会の暴挙は、国内外からの大きな批判を浴びることになるだろう。

 私たちは、決してこの攻撃に屈しない。4年前、杉並区教育委員会が不正で違法な手段で「つくる会」教科書を採択したことが、「つくる会」教科書絶対反対の闘いを継続させ、山田区長と杉並区教育委員会のアキレス腱になっている。山田区長が「つくる会」教科書導入と同時に進めてきた戦争と民営化の新自由主義教育は、学校での事故を続出させ、既に破綻している。山田区政に対して、怒りが充満している。この怒りを抑えつけ、自らの新自由主義政策の延命のために、山田区長は「つくる会」と一体となって「日本は侵略国ではない」「核武装は必要」と主張する田母神元空幕長を2度も杉並に招き入れ、中田横浜市長などと組んで、道州制を推進している。しかし、田母神講演も、横浜市での「つくる会」教科書採択も、今回の杉並での採択もこの怒りに油を注いだのと同じだ。

 「つくる会」教科書には「お国のために死ぬことが良いこと」のように書かれている。しかし、国や資本家どもは労働者をモノのように使い捨てているのが現実だ。大恐慌の激しい進行のなかで、労働者階級は、労働者の人間性を破壊し、団結を奪ってきた資本主義に対して、激しい怒りを爆発させている。そして、7月12日の都議会議員選挙ではついに自民党政治を崩壊させた。しかし、労働者階級の怒りはこんなもんじゃない。韓国では、サンヨン自動車の労働者が、工場を占拠し無期限ストに突入、整理解雇撤回・総雇用を要求し、資本・国家権力との壮絶な死闘を76日間にも渡って戦い抜いた。アメリカ、カルフォルニア州の教育労働者は州財政の破産による首切りと実力で闘っている。新自由主義の破綻が、世界中の労働者の闘いをひとつに結びつけ、「戦争反対!生きさせろ!」と世界中で同じスローガンを掲げた闘いが始まっている。

 私たちはこの闘いと結び、職場・地域で資本と非和解でたたかい、「つくる会」教科書に書かれていることがデマだということを現実の闘いで暴いていこう。こどもたちにとってそれがなにより生きた教科書だ。そして、こんな「つくる会」教科書を必要としている社会を労働者の団結で変えよう!これが山田区長と杉並区教育委員会の暴挙に対する回答だ!11月1日、日比谷野外音楽堂で開催される国鉄1047名解雇撤回!農地死守!日・米・韓の労働者国際連帯集会(よびかけ 国鉄千葉動力車労働組合など)に1万人を結集をかちとろう!
 2009年8月12日
7.12集会実行委員会           
連絡先/東京西部ユニオン 〒167-0032 杉並区天沼3-6-1深澤ビル402 
電話とFAX:03-3220-7473 
8・15靖国参拝阻止デモ
8月15日(土) 午前8時30分集合(9時デモ出発)
法政大学正門前・外濠公園(JR飯田橋駅または
市ヶ谷駅から線路沿いに600m)
主催/反戦共同行動委員会
  ▼日時: 8月15日(土) 13時 
  ▼場所: 中野ZERO 小ホール
  韓国・民主労総ソウル地域本部
    「大恐慌下、ストでたたかう韓国労働運動」
  動労千葉・田中康宏委員長  
    「改憲と国鉄1047名闘争」

杉並区教育委員会による「つくる会」歴史教科書(扶桑社)の採択弾劾! 2009年08月12日

親の会ブログ 新設です http://blog.goo.ne.jp/s_oyanokai/ のブログから転載

  「次は11月に日本で会おう」訪米報告 国際労働者会議(サンフランシスコ)

7月2日から6日にかけ、ILWUローカル10、34などの呼びかけにより、サンフランシスコ国際労働者会議が開催され、田中委員長、君塚副委員長、支援する会・山本事務局長らが参加した。会議には、アメリカ、日本、韓国、トルコ、ブラジル、フィリピン、イタリアという7ヵ国から左派の労組活動家が参加し、大恐慌情勢もとで、階級的労働運動をいかに復権するのか、熱い討論が行われた。
訪米報告② 国際労働者会議(サンフランシスコ) NEW
訪米報告① 国際労働者会議(サンフランシスコ) NEW

ゼネスト75周年記念集会とデモに参加。各国代表とともに横断幕を持つ(7/5)

No.

階級的労働運動の復権めぐり熱い討議  訪米報告① 国際労働者会議(サンフランシスコ)

野外で行われたゼネスト75周年記念集会(上)とデモに参加。各国代表とともに横断幕を持つ。(7/5)
上 ゼネストで警官に撃たれた現場
下 ハイアリングホールでの昼食
来日したことのある仲間たちが次々と声をかけてきた。シャンクリン夫妻(上)。ケナード・ウィルソン氏と(下)
国際会議を始め、数多くのミーティングが行われた
シンディ・シーハンさん
デモの先頭に立つILWUのドリル・チーム

 7月2日から6日にかけ、ILWUローカル10、34などの呼びかけにより、サンフランシスコ国際労働者会議が開催され、田中委員長、君塚副委員長、支援する会・山本事務局長らが参加した。会議には、アメリカ、日本、韓国、トルコ、ブラジル、フィリピン、イタリアという7ヵ国から左派の労組活動家が参加し、大恐慌情勢もとで、階級的労働運動をいかに復権するのか、熱い討論が行われた。

国際会議の発端

 ことの発端は、昨年の11月集会の時のILWUの仲間からの提起であった。それは、「金融大恐慌が始まり、世界中で労働者が無慈悲に首を切られている。しかも既成の労働組合の幹部たちはどんどん屈服を深めている。腐った労働組合官僚と対決し、社会主義を目指す階級的な労働運動の柱を打ち立てたい。その土台をつくる出発点となるような国際会議をサンフランシスコゼネスト75周年を記念し、継承する事業の一環として開きたい」という提起であった。

サンフランシスコゼネストとは

 1934年のサンフランシスコゼネストは、1929年の株価大暴落をきっかけに始まった大恐慌下、ストライキに立ち上がった港湾労働者への大弾圧・2名の組合員の射殺という事態に対し、サンフランシスコ全体の労働者がストに立ち上がり、勝利した歴史的闘いだ。ILWUはこの闘いのなかで、御用組合から袂を分かって結成された。現在の金融大恐慌情勢との関係で、まさに今こそその経験と教訓を甦らせなければいけない闘いだ。特にサンフランシスコゼネストが画期的なのは、75年がたつ今もILWUという労働組合の中にその精神が脈々と生きていることにある。その闘いを記念して、階級的な労働運動の国際的な団結をつくりだそうという試みは決定的な意味をもつものであった。

ゼネスト記念集会とデモ

 全体の中心となる企画は、7月5日に開かれたゼネスト75周年記念集会とデモだった。ILWUの組合員を中心に、1200名余りの労働者が結集し、かつて激戦の地となった波止場を、二つの棺を先頭に行進する。到着点はゼネストで勝ち取った組合が管理する雇用事務所(ハイアリングホール)で、そこには、千数百名分の食事が用意してあり、家族や子供たちも集まって大パーティーとなった。ILWUの組合員は、労働者がもつ力のものすごい可能性を感じる本当に誇り高い組合員たちだ。胸を張り胸中にバッヂをつけて行進する。
 しかしわれわれと同じ問題に突き当たっている。デモが終わってハイアリングホールで次から次へ仲間たちが寄ってきて抱き合いながら訴えてきたのは、「こんな結集では全く不十分だ。本当はサンフランシスコ中の労働者が集まらなければいけない」「ILWUも現場の闘いが弱くなっている」「俺たちの賃金は3割も下がってる。今の執行部はそういう現実に闘えていない」と。大恐慌下、輸出入が激減しているのだ。しかしそこに感じたのは、そう訴えてくる現場の労働者の力を信じて闘う明確な路線や方針が打ちたてられれば間違いなく爆発的な力を発揮するということであった。

7ヵ国代表が熱烈討議

 こうした取り組みをはさみながら、その前後数日間にわたり、様々なかたちをとって討議が行なわれた。いくつかの発言をここに紹介する(全体像は、別途パンフレットを発行します)。

ブラジル/CONLUTAS(コンルータス・全国闘争連盟)代表・銀行労組
 コンルータスは、2003年に公務員部門の労働者の40日間のストライキを支援するために結成され、04年3月には、181の労組団体の代表を結集して全国会議を開催、5月には529労組・団体の代表2729名が集まって大会を開催し、文字通り全国組織になった。われわれは労資協調主義に陥っているナショナルセンターの譲歩政策に反対し、国内・国際的な団結こそが、労働者の職と権利を守るという立場で闘っている。労働組合は労働者が社会を運営する仕方を学ぶ学校だ。組合を運営できれば、社会と世界を運営できるようになる。万国の労働者、団結せよ!」

トルコ/DISK(ディスク・進歩的労組連盟)代表・医療労組書記長
 ディスクは1967年に設立され、一時は組織労働者の40%を傘下におさめた。1970年代、政府の組織解体攻撃を20万人のストライキ、デモではね返し、この運動のあと学生や他の階層の人々も加入することになり、これまでの組合運動から社会主義と革命をめざす運動として飛躍をとげた。そこに襲いかかったのが1980年の軍事クーデター。全指導者が逮捕、拷問、軍事法廷で5年の懲役、すべての組合財産を接収されるという攻撃を受け、12年間活動停止を余儀なくされた。しかし1992年に活動を再開。われわれは労働組合指導者として社会主義者だ。組合とは賃金闘争のために存在しているという考え方には全面的に反対だ。私たちは組合を、労働者階級が経済闘争と政治闘争を展開する一つの重要な場だと考えている。

フィリピン/フィリピン航空労組委員長・フィリピン労働党副議長
 フィリピン労働党の党員は10万人。問題は、労働者が国際的な団結の組織をもっていないことだ。労働者の組織と称するものは、みんな帝国主義、企業の利益を代表するもので、労働者を代表するものではない。労働者政党と称している連中も、われわれを除いてみんなそうだ。JR総連は政府から金を受けとっている。われわれの分裂組織にとりいって、フィリピンに民営化を持ち込もうとしている。JR総連は〃ドロボー〃だ。

アメリカ/シンディー・シーハン(イラク戦争で息子を失ったことをきっかけに立ち上がり、アメリカでは「反戦の母」と呼ばれている)
 私は言いたい。労働組合が民主党支持という政策から手を切らないかぎり、そしてランク&ファイルの労働者が立ち上がらないかぎり、何も変わらない。問題は階級闘争だ。搾取する階級と搾取される階級の問題なのだ。搾取する階級をやっつけよう! いんちきな連中を叩きのめせ!

 何よりも驚いたのは、多くの代表が、われわれと全く同じ理念と方向性をもって、労働運動の現状を打破するための苦闘を続けていることであった。ブラジル・コンルータス代表の闘いは、われわれがこの間、労組交流センターを結成し、11月集会を呼びかけて追求してきたことそのものだし、トルコの労働者の苦闘は、民主労総の闘いと完全に通ずるものだ。そして参加者全員が胸を張って、社会主義を語り労働者の党が必要だと訴える。また、動労千葉の分離・独立が79年、トルコ・ディスクが闘いを再開したのが92年、民主労総の結成が95年、ブラジル・コンルータスの結成が03年であることに示されるように、今国際会議参加者の多くが、新自由主義攻撃の渦中で、新たな闘いを開始していることも共通している。時代は巨大な規模で動きはじめているのだ。(続く)

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

No.

「次は11月に日本で会おう」 訪米報告② 国際労働者会議(サンフランシスコ)

デモに立つILWUのランク&ファイルの仲間たち
上 「インターナショナル」のBGMで出迎えられたハイアリングホールで。思わず合唱。
下 75周年記念デモ出発の前に民主労総ソウル本部とトルコ代表と
各国の代表とあちこちで語り合った

「ザ・ビッグ・ストライキ」邦訳出版に感謝状

 1934年サンフランシスコ・ゼネストの闘いをつづった同書を日本語で初めて出版した動労千葉にゼネスト75周年記念組織委員会から感謝状が贈られた。

(6840号より続く)
 その一方、討議の中では、現場の苦闘と全く無関係なところで、自らの政治的主張だけをする者もあった。これは主に、アメリカのトロツキスト系の小党派の人たちに見られた傾向で、7月5日の集会に示されたように、誇り高い千数百名の労働者が闘いを求めているのに、社会主義ということを語り始めた途端、今苦しんでいる現場の労働者と関係ないところで、活動家だけにしか通用しない議論をする。
 だから動労千葉からは、「現実に現場で闘いを求めている労働者がいるということが何よりも大事なことだ。それとかけ離れた議論は間違っている。今求められているのはその組織化に全力を尽くすことだ。社会主義の展望もその中から生まれてくるものだ」と訴え、韓国やトルコ、ブラジル、フィリピンの代表がそれを支持してくれ、自然に動労千葉が会議全体の取り仕切りや各国間の調整を行なうことになった。
 結局、この会議の唯一の全会一致の合意事項も、動労千葉が持ち込んだ決議になった。それは、国鉄1047名闘争への支援、法政大学の闘いへの支援、11月労働者集会を支持し各国で組織化するという決議である。そして自然に「
次は11月に日本で会おう」という声があがることになった。

 動労千葉が訴えたのは、①国鉄分割民営化反対闘争の経験や、民営化・労組破壊攻撃との闘いを焦点とした現在の攻防、②法政大学の現実、③そして、職場生産点における資本との非和解的な対決を一切の闘いの土台として、ここで労働者の団結を本当につくれるかどうかに賭けきろうということ、④11月集会のように、腐りきった労働組合の幹部たちが支配する状況の中で、現場から闘う仲間を結集して労働運動の戦闘的復権を目指す運動を進めているということである。こうした闘いの在り方が、国際的に通用する普遍的な意味をもっていることについて、改めてわれわれ自身が確信を深めることができたのが、国際会議の最大の成果であった。そしてそれが唯一の一致点になったのである。
 11月集会で1万人の労働者を結集することができたらどれだけの影響力を持つことができるのか。
われわれががやってきた闘いは自ら考えている以上に決定的に大きい。そうした意味で、派遣団全員がものすごい確信を持つことができた。「やっぱり動労千葉がやってきたことは大したもんだなあ」「間違ってなかったよなあ」というのが、派遣団の最大の感想である。
 サンフランシスコ国際会議は、国際連帯闘争の画期的な地平を築いた。この成果をもって、11月労働者集会に1万人の結集を実現しよう。

サンフランシスコ・ゼネスト75周年記念集会と国際労働者会議に参加して
執行副委員長 君塚 正治

 アメリカについては資本主義中の資本主義というイメージを持って訪米しました。
 空港ターミナルで送迎用の自動車を観察すると、トヨタ、ホンダ、日産その次にドイツ車、アメリカ車の順であり圧倒的に日本車の数が多かった。この一部だけを見ても日米の経済事情が垣間見えます。
 カリフォルニア州は全米第2位の失業率であり、サンフランシスコの街はきれいでしたが失業者が多く見受けられ、現地でサンフランシスコの事情を聞くと、ここの経済の中心は観光であり、港湾の仕事の多くは対岸のオークランドへ移っているとのことです。
 7月2日、ミヤシロさんとゼルツアーさんの出迎えでILWUローカル10の事務所・ハイヤリングホール(組合管理の雇用事務所)を韓国民主労総の仲間と表敬訪問した時、ホールの中でインターナショナルを流してくれて参加者全員で合唱。アメリカではインターナショナルは「共産主義の歌」として歌われていないのではと思っていましたが、アメリカでも歌われるようになったのだと認識し、事情を聞くと我々が訪問するのを知っていて流したそうです。アメリカでも昔は歌っていたそうですが、しばらく歌われなかったのが最近になり歌われだしているとのことです。
 資本主義では労働者が生きていけない、労働者が団結して闘う意志として歌われだしたのだろうとおもわれます。
 7月5日、サンフランシスコゼネスト75周年記念デモは整然と行われ、デモ後ハイヤリングホールで昼食をとり、11月労働者集会に来日したアメリカの仲間と再会、場所は違っていても共に職場で戦闘的に闘い、再会する事を約束し友好を深めた一日になりました。
 また、7カ国(アメリカ、日本、韓国、トルコ、フィリッピン、ブラジル、イタリア)の労働者が集まり画期的な労働者の国際会議、交流会が開催され、各国の経済事情、労働者の闘い等の報告がありました。
 会話には通訳が必要であり、すべては理解できませんでしたが、各国の労働者の言っていることは非常に共通点が多くあり、資本主義社会では労働者は生きられない、だから闘おう、資本主義を打倒しよう、そのためには自国の闘いだけでなく、国際連帯を通し団結して闘うこと、参加者全員がこの認識の上に発言をしていました。
 限られた時間の中で、通訳を介し議論すると言うことは時間のかかることで、国際会議の議論としてスタート位置についた、これをどう発展するのかが今後問われます。
 国際会議や交流会で感じたことは、動労千葉が国鉄分割・民営化と闘ってきたこと、分割民営化の闘いを思い出とせず、今も第二の分割・民営化攻撃と闘っていること、この闘いが間違いでなく、現場労働者を中心とした闘いが正しかったこと、この闘いはどこでも通用することを強く確認しました。
 労働者社会を作るには、全世界の労働者が一致団結して闘う以外ない、その中心になるのは我々動労千葉である、日本からの参加者全員がそういう立場に立ちました。そして11月労働者集会は何が何でも1万人集めることです。
 今回の訪米で、各国の労働者の資本主義に対する認識は一致するもので、労働者を主人公とした社会を作るにはどう団結して闘うか、課題と展望が鮮明になった一週間でした。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

8月12日(水)
「つくる会」歴史教科書採択を弾劾する
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」 のブログから転載
杉並区教育委員会は「教育の継続性」などという理由をあげて、「つくる会」歴史教科書の継続採択を強行しました。杉並区役所前には延べ100人の労働者が集まり(青梅街道側には150人ぐらい?)、採択阻止の終日闘争を組みました。一方「つくる会」は右翼の街宣車まで登場させて、品性のない罵詈雑言をがなり立てていました。これが山田区政の本質です。

採択は強行されましたが、敗北感はまったくありません。なぜか!「つくる会」教科書決戦をつうじて手にすべき獲得目標が、今回の闘いに臨んだ私たちには明確だったからです。この決戦をとおして、教育労働者・自治体労働者のなかに階級的団結を構築しよう、その闘いの端緒を勝ちとったそ、11・1労働者集会1万人結集で決着をつけよう、と総括できますから。したがってこの総括は、ただいま即刻の闘いの開始を要請しています。これからも山田区政との闘いはさまざまな形で展開されるでしょうが、そこにおける階級的スタンスという意味からも、今回の教科書決戦は重要な闘いだったと思います。



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