日  誌
2009年8月⑨

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 2009年日誌
スケジュール


8月19日(水)
今日の石神井川。拡幅問題を、中学生が夏休みの宿題のテーマにしたいと訪ねてきました。嬉しいですね。
水曜日は三里塚野菜の日。 三里塚闘争支援米。ファンが多いです。三里塚ジャガ芋も圧倒的な売れ行き
昼食は、つけ麺 野沢菜・ジャコ・チャーハン
サブロー、三態
 剣玉ならぬ、蛙玉。遊びの天才・ハネやん、75%の確率で成功。ジミーちゃんも成功
夕食は安いから最近之ばっかり・
鶏の胸肉を使ったバター・シソ・ソテー
イカ・ゲソの炒め物 三里塚産直野菜のジャガイモとアサリの
煮物
三里塚のモロヘイヤ・ゴーヤーのごま油
との和え物
三里塚のヒネ生姜に金山寺味噌 三里塚のキュウリなどの浅漬け
舞茸ご飯 尾花沢のスイカ ピリリと辛い「スイカの子っこ」漬物。
今夜のソウル・ワーカーズ・屋台
R太君、数年振り・立派になって登場。

リサイクルショップ「杉並」をやってた

意味がありました。

泣けちゃうぐらい嬉しいです
全国声明運動をひろげよう!-獄中からのアピール
3・14法大弾圧を許さない法大生の会  のブログから転載
全国声明運動の呼びかけ文はこちら

新井拓君(07年4・27弾圧、08年5・28弾圧、09年暴処法弾圧被告)

 全国の学生・労働者の仲間のみなさん! 法大暴処法弾圧粉砕の全国声明にご賛同ください。そしてあなたのまわりにどんどん広げてほしい! よろしくお願いします。

 2006年3月14日の29人不当逮捕以来、法大闘争は3年半になろうとしていますが、考えてみれば自分はその半分近くを獄中で過ごしていることになります。でもそんなことは関係ない。獄壁の内側にいようと外側にいようと団結して一個の闘いを闘い抜いてきました。

 世の中「おかしいことをおかしいと言えない社会は間違っている」とはよく言いますが、いまやそんな場合ではありません。おかしなことは正さなければならない。ビラを撒いたり、たて看板を出したら処分、集会をやったら逮捕、暴力集団を雇い入れて抗議する学生を白昼堂々殴る蹴る。こんなことを教育を語りながらやっているのが法政大学です。一方で授業料を使ってマネーゲームで金儲けをはかり、28億円の損失を出している。こんな大学は破壊するしかない。そして学生が団結して大学を、教育を、社会を運営していくしかない! その怒りと、自覚と、力がどんどん湧いてくる。団結が拡大していく。3年半の法大闘争はそういう闘いでした。

 しかも! 今回、私たちに適用されたのは、治安維持法と並ぶ戦時弾圧法=暴処法です。世界は大恐慌の激化と世界戦争に向かって突き進んでいます。米帝オバマはプラハで核独占を宣言、日帝・麻生や民主党、連合、そして日本共産党などすべての体制内運動が雪崩をうってオバマ翼賛に走り、一緒になって北朝鮮やソマリア漁民、アフガニスタン、イランなど全世界に侵略戦争を拡大させつつ、私たちに向かって戦争を扇動しています。

 このような情勢の中、法大闘争は、動労千葉や国鉄1047名闘争と並んで、戦争か革命かの歴史選択をかけた闘いなのです。
 ぜひ署名し、ともに闘ってほしい。なぜなら勝負は、大学の違い、職場の違い、国の違いといった資本による分断を打ち破って団結を拡大することにかかっているからです。すでに全国・世界の仲間からこの弾圧を断罪し、団結を表明する声があがっています。仲間はたくさんいます。そして何より私たちは一人の仲間も見捨てない! さあ一緒に一切の元凶、資本主義、新自由主義を打ち倒そう!(7月30日)

8月18日(火)
中学生が研修に 夏休み明け、爽やか登場
昼食は讃岐うどん
ジャガです 差入れのスイカ
康子さん、久々登場
3時のオヤツ
夕食はウナ丼 ゴーヤー・チャンプルー 鶏皮のカリカリ炒め
超おいしい枝豆 水ナスの漬物
今日のソウル・ワーカーズ・屋台 ハマちゃんに誕生日プレゼント

 だ  ん   け  つ
2009年8月18日
№188
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

No.

階級的労働運動の復権めぐり熱い討議  訪米報告 国際労働者会議(サンフランシスコ)

野外で行われたゼネスト75周年記念集会(上)とデモに参加。各国代表とともに横断幕を持つ。(7/5)
下  ハイアリングホールでの昼食

 7月2日から6日にかけ、ILWUローカル10、34などの呼びかけにより、サンフランシスコ国際労働者会議が開催され、田中委員長、君塚副委員長、支援する会・山本事務局長らが参加した。会議には、アメリカ、日本、韓国、トルコ、ブラジル、フィリピン、イタリアという7ヵ国から左派の労組活動家が参加し、大恐慌情勢もとで、階級的労働運動をいかに復権するのか、熱い討論が行われた。

国際会議の発端
 ことの発端は、昨年の11月集会の時のILWUの仲間からの提起であった。それは、「金融大恐慌が始まり、世界中で労働者が無慈悲に首を切られている。しかも既成の労働組合の幹部たちはどんどん屈服を深めている。腐った労働組合官僚と対決し、社会主義を目指す階級的な労働運動の柱を打ち立てたい。その土台をつくる出発点となるような国際会議をサンフランシスコゼネスト75周年を記念し、継承する事業の一環として開きたい」という提起であった。

サンフランシスコゼネストとは
 1934年のサンフランシスコゼネストは、1929年の株価大暴落をきっかけに始まった大恐慌下、ストライキに立ち上がった港湾労働者への大弾圧・2名の組合員の射殺という事態に対し、サンフランシスコ全体の労働者がストに立ち上がり、勝利した歴史的闘いだ。ILWUはこの闘いのなかで、御用組合から袂を分かって結成された。現在の金融大恐慌情勢との関係で、まさに今こそその経験と教訓を甦らせなければいけない闘いだ。特にサンフランシスコゼネストが画期的なのは、75年がたつ今もILWUという労働組合の中にその精神が脈々と生きていることにある。その闘いを記念して、階級的な労働運動の国際的な団結をつくりだそうという試みは決定的な意味をもつものであった。

ゼネスト記念集会とデモ
 全体の中心となる企画は、7月5日に開かれたゼネスト75周年記念集会とデモだった。ILWUの組合員を中心に、1200名余りの労働者が結集し、かつて激戦の地となった波止場を、二つの棺を先頭に行進する。到着点はゼネストで勝ち取った組合が管理する雇用事務所(ハイアリングホール)で、そこには、千数百名分の食事が用意してあり、家族や子供たちも集まって大パーティーとなった。ILWUの組合員は、労働者がもつ力のものすごい可能性を感じる本当に誇り高い組合員たちだ。胸を張り胸中にバッヂをつけて行進する。

 しかしわれわれと同じ問題に突き当たっている。デモが終わってハイアリングホールで次から次へ仲間たちが寄ってきて抱き合いながら訴えてきたのは、「こんな結集では全く不十分だ。本当はサンフランシスコ中の労働者が集まらなければいけない」「ILWUも現場の闘いが弱くなっている」「俺たちの賃金は3割も下がってる。今の執行部はそういう現実に闘えていない」と。大恐慌下、輸出入が激減しているのだ。しかしそこに感じたのは、そう訴えてくる現場の労働者の力を信じて闘う明確な路線や方針が打ちたてられれば間違いなく爆発的な力を発揮するということであった。

7ヵ国代表が熱烈討議
 こうした取り組みをはさみながら、その前後数日間にわたり、様々なかたちをとって討議が行なわれた。いくつかの発言をここに紹介する

ブラジル/CONLUTAS(コンルータス・全国闘争連盟)代表・銀行労組
 コンルータスは、2003年に公務員部門の労働者の40日間のストライキを支援するために結成され、04年3月には、181の労組団体の代表を結集して全国会議を開催、5月には529労組・団体の代表2729名が集まって大会を開催し、文字通り全国組織になった。われわれは労資協調主義に陥っているナショナルセンターの譲歩政策に反対し、国内・国際的な団結こそが、労働者の職と権利を守るという立場で闘っている。労働組合は労働者が社会を運営する仕方を学ぶ学校だ。組合を運営できれば、社会と世界を運営できるようになる。万国の労働者、団結せよ!」

トルコ/DISK(ディスク・進歩的労組連盟)代表・医療労組書記長
 ディスクは1967年に設立され、一時は組織労働者の40%を傘下におさめた。1970年代、政府の組織解体攻撃を20万人のストライキ、デモではね返し、この運動のあと学生や他の階層の人々も加入することになり、これまでの組合運動から社会主義と革命をめざす運動として飛躍をとげた。そこに襲いかかったのが1980年の軍事クーデター。全指導者が逮捕、拷問、軍事法廷で5年の懲役、すべての組合財産を接収されるという攻撃を受け、12年間活動停止を余儀なくされた。しかし1992年に活動を再開。われわれは労働組合指導者として社会主義者だ。組合とは賃金闘争のために存在しているという考え方には全面的に反対だ。私たちは組合を、労働者階級が経済闘争と政治闘争を展開する一つの重要な場だと考えている

アメリカ/シンディー・シーハン(イラク戦争で息子を失ったことをきっかけに立ち上がり、アメリカでは「反戦の母」と呼ばれている)
 私は言いたい。労働組合が民主党支持という政策から手を切らないかぎり、そしてランク&ファイルの労働者が立ち上がらないかぎり、何も変わらない。問題は階級闘争だ。搾取する階級と搾取される階級の問題なのだ。搾取する階級をやっつけよう! いんちきな連中を叩きのめせ!

何よりも驚いたのは、多くの代表が、われわれと全く同じ理念と方向性をもって、労働運動の現状を打破するための苦闘を続けていることであった。ブラジル・コンルータス代表の闘いは、われわれがこの間、労組交流センターを結成し、11月集会を呼びかけて追求してきたことそのものだし、トルコの労働者の苦闘は、民主労総の闘いと完全に通ずるものだ。
来日したことのある仲間たちが次々と声をかけてきた。シャンクリン夫妻(上)。ケナード・ウィルソン氏と(下)
国際会議を始め、数多くのミーティングが行われた
シンディ・シーハンさん
そして参加者全員が胸を張って、社会主義を語り労働者の党が必要だと訴える。また、動労千葉の分離・独立が79年、トルコ・ディスクが闘いを再開したのが92年、民主労総の結成が95年、ブラジル・コンルータスの結成が03年であることに示されるように、今国際会議参加者の多くが、新自由主義攻撃の渦中で、新たな闘いを開始していることも共通している。時代は巨大な規模で動きはじめているのだ。(続く)

 だ  ん   け  つ
2009年8月19日
№189
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

No.

(188号からの続き)
 その一方、討議の中では、現場の苦闘と全く無関係なところで、自らの政治的主張だけをする者もあった。これは主に、アメリカのトロツキスト系の小党派の人たちに見られた傾向で、7月5日の集会に示されたように、誇り高い千数百名の労働者が闘いを求めているのに、社会主義ということを語り始めた途端、今苦しんでいる現場の労働者と関係ないところで、活動家だけにしか通用しない議論をする。

 だから動労千葉からは、「現実に現場で闘いを求めている労働者がいるということが何よりも大事なことだ。それとかけ離れた議論は間違っている。今求められているのはその組織化に全力を尽くすことだ。社会主義の展望もその中から生まれてくるものだ」と訴え、韓国やトルコ、ブラジル、フィリピンの代表がそれを支持してくれ、自然に動労千葉が会議全体の取り仕切りや各国間の調整を行なうことになった。

 結局、この会議の唯一の全会一致の合意事項も、動労千葉が持ち込んだ決議になった。それは、国鉄1047名闘争への支援、法政大学の闘いへの支援、11月労働者集会を支持し各国で組織化するという決議である。そして自然に「
次は11月に日本で会おう」という声があがることになった。

 動労千葉が訴えたのは、①国鉄分割民営化反対闘争の経験や、民営化・労組破壊攻撃との闘いを焦点とした現在の攻防、②法政大学の現実、③そして、職場生産点における資本との非和解的な対決を一切の闘いの土台として、ここで労働者の団結を本当につくれるかどうかに賭けきろうということ、④11月集会のように、腐りきった労働組合の幹部たちが支配する状況の中で、現場から闘う仲間を結集して労働運動の戦闘的復権を目指す運動を進めているということである。こうした闘いの在り方が、国際的に通用する普遍的な意味をもっていることについて、改めてわれわれ自身が確信を深めることができたのが、国際会議の最大の成果であった。そしてそれが唯一の一致点になったのである。

 11月集会で1万人の労働者を結集することができたらどれだけの影響力を持つことができるのか。
われわれががやってきた闘いは自ら考えている以上に決定的に大きい。そうした意味で、派遣団全員がものすごい確信を持つことができた。「やっぱり動労千葉がやってきたことは大したもんだなあ」「間違ってなかったよなあ」というのが、派遣団の最大の感想である。

 サンフランシスコ国際会議は、国際連帯闘争の画期的な地平を築いた。この成果をもって、11月労働者集会に1万人の結集を実現しよう。

デモに立つILWUのランク&ファイルの仲間たち
「インターナショナル」のBGMで出迎えられたハイアリングホールで。思わず合唱。

 


サンフランシスコ・ゼネスト75周年記念集会と国際労働者会議に参加して 執行副委員長 君塚 正治
 アメリカについては資本主義中の資本主義というイメージを持って訪米しました。空港ターミナルで送迎用の自動車を観察すると、トヨタ、ホンダ、日産その次にドイツ車、アメリカ車の順であり圧倒的に日本車の数が多かった。この一部だけを見ても日米の経済事情が垣間見えます。
 カリフォルニア州は全米第2位の失業率であり、サンフランシスコの街はきれいでしたが失業者が多く見受けられ、現地でサンフランシスコの事情を聞くと、ここの経済の中心は観光であり、港湾の仕事の多くは対岸のオークランドへ移っているとのことです。
 7月2日、ミヤシロさんとゼルツアーさんの出迎えでILWUローカル10の事務所・ハイヤリングホール(組合管理の雇用事務所)を韓国民主労総の仲間と表敬訪問した時、ホールの中でインターナショナルを流してくれて参加者全員で合唱。アメリカではインターナショナルは「共産主義の歌」として歌われていないのではと思っていましたが、アメリカでも歌われるようになったのだと認識し、事情を聞くと我々が訪問するのを知っていて流したそうです。アメリカでも昔は歌っていたそうですが、しばらく歌われなかったのが最近になり歌われだしているとのことです。

 資本主義では労働者が生きていけない、労働者が団結して闘う意志として歌われだしたのだろうとおもわれます。

 7月5日、サンフランシスコゼネスト75周年記念デモは整然と行われ、デモ後ハイヤリングホールで昼食をとり、11月労働者集会に来日したアメリカの仲間と再会、場所は違っていても共に職場で戦闘的に闘い、再会する事を約束し友好を深めた一日になりました。

 また、7カ国(アメリカ、日本、韓国、トルコ、フィリッピン、ブラジル、イタリア)の労働者が集まり画期的な労働者の国際会議、交流会が開催され、各国の経済事情、労働者の闘い等の報告がありました。

 会話には通訳が必要であり、すべては理解できませんでしたが、各国の労働者の言っていることは非常に共通点が多くあり、資本主義社会では労働者は生きられない、だから闘おう、資本主義を打倒しよう、そのためには自国の闘いだけでなく、国際連帯を通し団結して闘うこと、参加者全員がこの認識の上に発言をしていました。

 限られた時間の中で、通訳を介し議論すると言うことは時間のかかることで、国際会議の議論としてスタート位置についた、これをどう発展するのかが今後問われます。

 国際会議や交流会で感じたことは、動労千葉が国鉄分割・民営化と闘ってきたこと、分割民営化の闘いを思い出とせず、今も第二の分割・民営化攻撃と闘っていること、この闘いが間違いでなく、現場労働者を中心とした闘いが正しかったこと、この闘いはどこでも通用することを強く確認しました。

 労働者社会を作るには、全世界の労働者が一致団結して闘う以外ない、その中心になるのは我々動労千葉である、日本からの参加者全員がそういう立場に立ちました。そして11月労働者集会は何が何でも1万人集めることです。

 今回の訪米で、各国の労働者の資本主義に対する認識は一致するもので、労働者を主人公とした社会を作るにはどう団結して闘うか、課題と展望が鮮明になった一週間でした。
民主労総ソウル本部とトルコ代表と
「ザ・ビッグ・ストライキ」邦訳出版に感謝状
世界に翔びたとう10NEW
サンフランシスコ国際労働者会議
動労千葉の訪米報告
2009年7月
”次は11月、日本で会おう” 400円
座 談 会  11月集会が世界を動かす
国際会議発言集
社会主義をめざす労働運動の新たな国際的指導
訪米ルポ
「万国の労働者、団結せよ」が合い言葉になった6日間
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

8月17日(月)
 夏休み、最終日

1年8ヵ月ぶりに墓参りに

行ったら、予想通り、草ぼうぼう。

雑草・木も綺麗に剪定。
すぐ後ろにある、尾崎豊の墓
スイカの差入れ…有難うございます
青森の一戸さん、今夜帰郷するとの
挨拶に来ました
夕食は刺身 鯛のアラ
イカの沖漬け モヤシ炒め スイカの子っこ
動労千葉を支援する会のホームページから転載

改憲は阻止できるぞ!2009
国益と排外に憲法は屈するのか

― 8・15労働者市民のつどい

710人の労働者・市民が大結集

▼場所: 中野ZERO 小ホール


靖国参拝阻止デモ、右翼の妨害はねのけ貫徹

韓国・民主労総ソウル地域本部副本部長のチョ・ヒョノさんと組織部長のチョ・ジョンミさんが登壇

サンヨン闘争の報告をして、「労働者弾圧と解雇攻撃に闘うのは、現場の労働者の団結した闘いだけが希望だ。これは全世界共通の課題」と発言し、日本の11月労働者集会と韓国の11月労働者集会での再会を誓い合った。

都教委による「つくる会」教科書採択弾劾!
 8月14日、東京都教育委員会は臨時会を開き、来年4月から都立中高一貫校、特別支援学校で使用する教科書の採択を行い、扶桑社版の歴史・公民教科書の採択を強行した。都立中高一貫校では、既設の6校で扶桑社版の歴史が、4校で公民がこれまでも使用されてきたが、今回の採択で10年度に開校する4校の新設校とあわせて10校で使用されることになる。また、公民は10年度に1期生が3年生となる2校で今回新たに扶桑社版公民が採択された。断じて許すことはできない。

 午後3時から開かれた臨時会では、6人の教育委員が無記名で投票、一切の議論もなしに、票数のみが報告された。歴史では5人が扶桑社、1人が日本書籍新社を選び、公民では5人が扶桑社を、1人が教育出版を選んだ。

 05年の採択では、「全委員が一致して推薦したものは協議しない」との方針で何の議論もなくつくる会教科書を採択した。今回は、反対する委員が出たにもかかわらず、まったく審議をしない。委員間で交わされた会話といえば、内館委員と瀬古委員の「陸上協議がどうだこうだ」というふざけた雑談だけ。委員はひたすら沈黙し、投票用紙の配布と回収、集計だけに時間を費やす異様な教育委員会だった。

 なぜ戦争・改憲肯定の「つくる会」教科書を推すのか、なぜ出版元が分裂して著作権争いまでやっている教科書を採択するのか、石原選任の教育委員たちがまともに語れなくなっているということだ。事務方が作成する調査研究資料は、相変わらず作為的な調査項目を設定し、扶桑社版の点数をあげるために四苦八苦している。「世界的視野をもつ」「国際感覚を育てる」を教育課程の目標に掲げ、「多様な価値観への理解」を歴史学習の方針に掲げる学校に、つくる会教科書が相応しいと強弁するなど、笑止千万というべきだ。

 都議選での自民大敗で、石原の教育支配もまた、ぐらつきを開始している。いまこそ10・23通達、大量不当処分を初めとした積年の教育破壊の悪行に断を下す時だ。戦争教育と道州制・民営化攻撃、「つくる会」教科書採択への怒りと主任教諭導入や賃下げ攻撃への職場の怒りを結合して闘おう。都労連本部の屈服方針をぶっとばし、11月労働者集会1万人結集の力で、秋闘ストライキを切り開こう。麻生・鳩山もろとも石原打倒へ総決起しよう。(東京・M)

8月16日(日)
午前中、先発隊、勉強に行きます 午後、晋くん、沖縄に戻ります
夜、「韓味庵」さんからの出前でソウル・ワーカーズ・屋台。ユッケ、「サムゲタン(
蔘鷄湯)、チヂミ、カクテギ

 だ  ん   け  つ
2009年8月16日
№187
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
靖国参拝阻止デモ、
右翼の妨害 はねのけ貫徹!

 反戦共同行動委員会の主催で8月15日朝、「閣僚の靖国神社参拝を許すな! 靖国参拝阻止デモ」が220人の労働者・学生が参加してかちとられた。韓国・民主労総ソウル本部の2人の代表も参加し、日米帝の朝鮮侵略戦争を阻止する国際連帯行動として闘われた。

 
9時に法政大学正門前を出発した反戦共同行動委員会のデモ隊は「閣僚や民主党議員らの靖国神社参拝を許さない。改憲・朝鮮侵略戦争阻止。麻生政権打倒。法大弾圧粉砕。国際連帯の力で革命を」などのコールを靖国神社に届けととどろかせつつ、飯田橋駅前にさしかかった。すると、日の丸を持ちメガフォンでわめきたてる数人の右翼どもが警察に守られて挑発、デモ隊に襲いかかろうとした。だが、わが隊列は一糸乱れず右翼の妨害と警察の弾圧を敢然と跳ね返して前進した。デモが外堀通りを行く間も、右翼は隊列の周りにつきまとって妨害を試みてきたが、デモ隊は完全にこれを封殺、圧倒的にデモを貫徹した。労働者・学生の反戦、靖国粉砕の強い意思と固い団結を示した。

 
デモの前に法大正門前で集会が持たれた。反戦共同行動委員会を代表して杉並区議の北島邦彦さんが発言。「麻生は靖国参拝をやめたが、多くの民主党議員が参拝しようとしていることに『政権交代』の本質が現れている。革命が必要だ。靖国神社では日本国民会議が今日、田母神講演をメインにした集会をやろうとしている。徹底的に弾劾する。杉並での『つくる会』教科書採択を阻止し、道州制を粉砕しよう」。動労千葉の川崎昌浩執行委員は「8・15闘争をばねに労働者が権力を握る闘いをつくり出そう。民主労総は、サンヨン自動車ストが示すように労働者の権力を目指して闘っている。国際連帯をかけて8・15を闘おう。7月サンフランシスコ国際労働者会議で『11月派』の闘いが世界と日本に通用することが明らかになった。今日のデモと集会を成功させ、10・11三里塚から11・1労働者集会1万人組織化へ闘おう」と呼びかけた。

 
韓国・民主労総ソウル本部のチョヒョノ副部長とチョジョンミ組織部長が紹介され、チョヒョノ副部長が「労働者民衆は韓国であれ日本であれ一つ。体は今日一日だが、心は毎日一年中皆さんとともにある。戦争、改憲に反対する闘いは人間の未来を尊重する闘いだ」と感動的なあいさつ。
 全学連の石田真弓書記次長が決意表明に立った。「世界大恐慌で支配階級は戦争衝動を強めている。朝鮮侵略戦争を絶対阻止しよう。暴処法弾圧と闘う獄中の8人は戦争衝動と闘っている。新たな暴処法弾圧を断固粉砕する。8・30衆院選はチャンスだ。すべての人民が党派選択を考えている。改憲・戦争、民営化・労組破壊との闘いを4大産別決戦として進めよう。オバマの戦争政策を暴き、オバマ賛美を打ち砕こう。学生は『大学と教育を取り戻せ!』をスローガンに全学連大会をかちとり、11月へ攻め上る。7月国際会議は、現場から労働組合をよみがえらせ、闘う労働者党を建設することで一致。7・25青年労働者集会も同じだ。今日を出発点に10・11三里塚、11・1労働者集会に総決起しよう」。参加者は、闘う決意と団結を鼓舞する各発言に共感の拍手と歓声を送り、デモに出発した


戦後50年を問う 8・15集会
改憲阻止の展望を握る
 8月15日、戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会主催の「改憲は阻止できるぞ!2009-国益と排外に憲法は屈するのか-」が中野ZEROホールで開催された。710人の労働者・市民が大結集し、参加者全員が改憲阻止の展望をがっちりと握りしめた。


 司会の法政大学文化連盟・洞口朋子さんと主催者の葉山岳夫弁護士のあいさつから始まった。

 発言のはじめは、「改憲阻止の最前線から」と題して国労5・27臨大闘争弾圧裁判被告団長の富田益行さん、裁判員候補者の男性、全学連委員長代行の坂野陽平さんだ。裁判員候補者の男性は、「裁判員制度は現憲法無視の上に立つ。制度反対の闘いは改憲阻止の最前線だ」と最後まで裁判員拒否を宣言した。 

 基調報告に立った鈴木達夫弁護士は、改憲決戦勝利の展望を鮮明に提起した。「支配の形態を転換させることこそ改憲攻撃そのものだ」と改憲攻撃が道州制攻撃としてすでに始まっていることを指摘。そして改憲阻止の3つの環が日本労働運動の軸に座る動労千葉を先頭とした国鉄1047名闘争、暴処法と真っ向闘う法大闘争、そして「現代の赤紙」である裁判員制度粉砕の闘いにあり、労働者階級を中心した人民の団結した力にこそこの社会の危機を突破することができると言い切った。「11月労働者集会1万人結集こそその力を示そう」と訴えた。

 韓国・民主労総ソウル地域本部副本部長のチョ・ヒョノさんと組織部長のチョ・ジョンミさんが登壇した(写真下左)。チョ・ヒョノ副本部長は、サンヨン闘争の報告をして、「労働者弾圧と解雇攻撃に闘うのは、現場の労働者の団結した闘いだけが希望だ。これは全世界共通の課題」と発言し、日本の11月労働者集会と韓国の11月労働者集会での再会を誓い合った。 田中康宏動労千葉委員長(写真上)は国鉄分割・民営化攻撃が改憲攻撃の始まりであったことを指摘し、「今こそ国鉄分割・民営化反対闘争の原点にもどって闘おう」と訴えた。
 平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんは、来年5月の国民投票法施行にむけ国会では明文改憲の動きが始まっていることを報告。「民衆の国際連帯闘争だけが戦争を止め改憲を止める道だ」と発言した。

 動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長がサンフランシスコ国際会議の訪米報告、自治体労働者、教育労働者、沖縄青年労働者、西部ユニオンの青年労働者が発言に立った。今年も法大OBでもある松元ヒロさんのコントで会場は笑いの渦に。最後にス労自主の入江志郎さんが「改憲阻止の最前線は自分たちの職場にある。11月労働者集会1万人結集へむけ闘おう」とまとめのあいさつを行った。


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