日  誌
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 2009年日誌
スケジュール

2009年民主労総全国労働者大会の日程が確定
11月7日(土)前夜祭(場所未定)
11月8日(日)本大会(場所未定)

9月13日(日)
夕食はイサキ・イシモチ焼き 鯛の兜煮 差入れ

泉佐野市の「財政健全化計画」に反対! 2009年9月12日 (土)

こくがブログ-泉佐野市会議員・国賀祥司 のブログから転載

9月10日の議会の行財政委員会の審議がテレビ、新聞に出ました。私は、委員ではないので傍聴していました。全国で初の「早期健全化団体」の「財政健全計画素案」なだけにマスコミの取材はすごかったsign01関西空港で潤うどころか、逆に倒産する危機に、これが資本主義、新自由主義の結末なのです。

「財政健全化計画」という名前にしていますが、「健全化」などではなく、実態は「職員のリストラ計画」「職員と市民を犠牲にする計画」とでもいう内容です。いつ頃からか、名前が実態と逆であることが増えてきて、腹立たしく思っています。「障害者自立支援法」はその最たるもので、実態は「自立」ではなく「切り捨て」でした。

20年間で460億円の収支改善する、目標にしています。柱は人件費、職員数を752人から200人減らして550人にするという計画で、約203億円の削減を見込んでいます。正規職を非正規職に代えるということです。赤字なった原因は関空関連事業と総合文化センター、市立病院などの巨大な施設を作り借金が多すぎたことだと分析しています。それなら、巨額な事業をやって借金を作った責任を追及すべきです。さらに、借金なんか慌てて返す必要はありません。銀行資本などは人の金を動かすだけで儲けているのですから。それをせずに、どうして責任がない職員が犠牲にならなければいけないのか、ここが最も大きな問題です。わたしは、職員と労働組合と共に反対すれば阻止できると考えています。

つぎに、民営化が問題です。保育所から図書館、公民館、ごみ収集など民営化できるものはすべて民営化しようという計画を出してきました。民営化する目的は、労働者の賃下げです。民間の労働者を低賃金で雇ってこき使うということです。これは公務員の首切り、民間正規職の首切り、賃下げに直結しています。御手洗経団連会長は橋下知事に「公務員を減らして浮いた人件費を民間に回してくれ」と言ったことが報道されました。民営化とは、民間企業の儲けのためであり、労働者全体の賃下げをやるためなのです。

さらに、あらゆる市有地を民間に売り飛ばす計画です。土地開発公社や宅造会計が持っている土地だけではなく、驚くのは、小学校を統廃校して、廃校にした学校を売り飛ばす計画までカウントしていることです。学校関係者、保護者らはまだ何も知らないのに、市長らは勝手に計画を決めているのです。その学校とは、『第三小学校』らしいのです。みなさん、どうしますか?反対しましょう! その他に、ため池、里道、水路なども売れるものは何でも売る方針であるということです。

このように、11項目ありますが、すべて職員と市民を犠牲にして借金を減らす計画です。恐慌情勢を乗り切るために、結局同じようなことを資本主義はやろうとしているいうことです。こんなやり方は、労働者の巨大な反対闘争を不可避にしています。韓国ではサンヨン自動車労組が77日間工場を占拠して闘いました。世界中で闘いが広がっています。ともに闘いましょうsign03

陸自相浦駐屯地:今年も銃携行し行進 佐世保アーケード街を/長崎 9月13日15時1分配信 毎日新聞
 陸上自衛隊相浦駐屯地(佐世保市大潟町)の隊員約200人が12日、小銃を携行して市中心部のアーケード街をパレードした。駐屯地の54周年行事の一つ。旭日手旗と呼ばれる旗を振り歓迎する市民がいる一方、平和団体などの反対派約120人が「子どもに銃を見せるな」などとシュプレヒコールをあげた。

 駐屯地所属の西部方面普通科連隊員が、雨のため混雑するアーケードの約1キロを20分ほどで行進。大きな混乱はなかった。弾は装てんしていないという。

 佐世保原水協の山下千秋理事長は「銃を携行するのは、自衛隊を軍隊として市民に認知させる行為」と抗議していた。
 パレードは02年、銃を携行せずにアーケードで始まり、03、04年は銃を携行して国道35号で、05年からアーケードに移り、続いている。【野呂賢治】
〔佐世保版〕

9月12日(土)
土曜日恒例全日ストライキ
オカちゃんから差入れ
昼食は野菜チャンプルーそば 餃子
差入れ アレーッ?! 満更でもない
3時のお茶  みんなで学習
一升瓶の差入れ
今日の石神井川
夕食は焼きサンマ。5匹300円。サンマのナメロウ
 最近の石神井川
動労千葉を支援する会のホームページから転載
9/14に動労水戸ストライキ

 動労水戸は、JR東日本による最高裁判決を逆手にとった組合破壊攻撃に対して、7月~8月と2波のストライキを軸に闘い、不当配転を阻止し、新しい組合員を獲得、JR東日本を追いつめ、闘いを継続しています。
 しかしながら、JR東日本は、不当な遠距離配転を撤回せず、運転士になるための研修センター入所発令を強行してきました。
 動労水戸は9月9日19時から闘争委員会を開催し、ストライキで反撃することを決定しました。 組合の団結を強固に固めながら、不屈に闘う動労水戸36名の決起は、8.30情勢下で11月へ激しく闘いぬいている全国の仲間に対する限りない激励です

■動労水戸闘争委員会での決定事項■

1.9月14日(月)入所する当事者組合員が14時45分からストライキ突入。

2.全体の結集方針
9月14日(月)14時
福島県白河市「JR東日本総合研修センター」入口に結集


9月11日(金)
 昼食はリッちゃんのカレー
帽子ファッション・ショー
差入れ
店前、街宣、ベッキーがアジります
夕食は三里塚のジャガイモの肉じゃが
今夜のソウル・ワーカーズ・屋台

裁判員制度は廃止しかない!山口地裁で抗議行動
 9月8日(水)、山口地裁で中国地方初の裁判員裁判が行われ、広島と山口の仲間9名で抗議、宣伝活動を行った。「事件」は、結婚2年目で倒れた寝たきりの妻(現在60歳)を13年も一人で介護してきて、疲れ果てた夫(63歳)が、妻の首を包丁で刺し全治10日の傷を負わせ、自らも自殺を図ったとする殺人未遂、とされている。そもそも全治10日が殺人未遂?! しかも自らも死のうとした。こういった事件は一般には「心中未遂」とか言われる類ものもじゃないのか?!それをたった2日間(両日とも午後のみ)で判決を出す(出させる)という。どう考えたって「裁判」と呼べる代物でないことは明らかだ。

 山口地裁前は人通りはあまりなくマスコミが大挙して押し寄せ異様な雰囲気だ。午前中に、呼び出しを受けている裁判員候補者がパラパラとやってくる。徒歩で来た人は大勢の記者やカメラに取り囲まれる。皆一様に顔を強張らせ緊張した面持ちだ。おどおどしながら「有給をとって来た」とか「できれば選ばれたくない」「本当は来たくなかった」と不安そうに答えている。

 私たちはビラまきや署名とりを行いながら、裁判所に向かって「裁判員に選ばれた皆さん! 今からでも遅くありません。嫌なものは嫌だと席をたって拒否の声をあげましょう!」と訴えた。

 昼近くなるとマスコミの傍聴券確保のためにアルバイトで雇われた学生や若者などがだんだんと集まりはじめた(一人3000円という噂だった)。彼らに、さらに言えばマスコミに対しても「樋渡検事総長は『裁判員制度導入の目的は、被害者や被害者遺族のためではないし、被疑者のためでもない。国民の意識を変えるためだ』と言っている。国家の支配機構・統治機構に人民を取り込む制度だ。改憲・戦争へ向かうための国民動員の制度だ。一緒に制度廃止に立ち上がろう!」と訴えた。

 今回の裁判員裁判は、2362人を裁判員候補者として名簿に登載し、その中から抽選で90人を選び、辞退(拒否)が認められた人など21人を除き、最終的に69人に呼び出し状が送られた。その中からさらに辞退した人(明確に拒否した人!)などを除く39人が呼び出され、その内35人が裁判所に出向いてきたという。この事実一つとってみても、裁判員制度は予め破産している!

 現段階では全国的にみても、とりあえず被告が事実関係を争わない事件だけを選んで裁判員裁判にしている。そして「検察が言っている通り、この被疑者は容疑を認めている犯人だ。何年牢にぶち込むのが相当か」と裁判員に判決を迫るのだ。公判前整理手続きによって全てストーリーが作られ、今回の山口地裁での裁判はなんと審理時間3時間半だ。そして、一般の裁判であればこれほど大げさに取り上げられるはずもない「事件」-今回では夫婦の関係などもつまびらかにされてしまうのだ。疑問の声も次々にあがっている。

 また、ブルジョアマスコミの態度も許せない。ひたすら裁判員制度の宣伝役をかって出ているではないか。この日の傍聴券を確保するために集まったのはほとんどがマスコミに雇われたアルバイトだ。結局金のある大手から順にマスコミが傍聴券を手にするというわけだ。「一般市民」など入り込む余地もない。整理券を配布し抽選で選ぶという裁判所も当然そうした「公平さ」などありもしない現実は承知の上だ。いや、裁判所とマスコミが結託して裁判員制度を宣伝しているのだ。
 われわれ絶対反対派が登場する時だ! 裁判員制度廃止までたたかおう!(広島 S・K)

9月10日(木)
「前進」「サンフランシスコパンフ」を読みます
昼食は動労千葉物販のソバ トロロ 三里塚のジャガイモ、チキンの
カレーソテー
寄付の洋服・サングラスでファッション・ショー
主なくとも花は咲き続ける
差入れです 夕食はマグロのカマ煮
ホタテとつぶ貝 珍しい生シラス イカの沖漬け
三里塚の空芯菜の中華風炒め モズク汁、舞茸ご飯 与論島からセンベイが届きました
ソウル・ワーカーズ・屋台。マックから里ゴボウの差入れ アンサンブルの男優さん
ノブちゃん再登場 ダイちゃん、再再再再再…復帰

 だ  ん   け  つ
2009年9月10日
№201
福祉労働者連帯ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
労働者は11月集会へ驀進しよう
仙台で「法大弾圧許さない!8学生を取り戻そう」の
集会後、コールを響かせ街中をデモ行進(8月30日)
     戦後革命期以来の
  「大動乱期」に突入

 
今や日本の歴史は、戦後革命期以来最大の政治的な大激動期、大動乱期に突入した。日々激化し深まる世界大恐慌のもとで、一方では支配階級の政治支配体制の危機と崩壊、他方では被抑圧階級の不満と憤激の爆発とが一体的に進行し、革命的情勢へと、ついに日本の政治情勢・階級情勢も現実的に突入したのである。

 8・30総選挙の結果は、労働者階級人民の壮大な怒りの爆発が自民党支配を決定的に打倒し、戦後一貫して長期の独裁支配を続けてきた自民党が政権から転落したということであった。ほぼ事前の世論調査などの予想どおり、民主党が「絶対安定多数」をはるかに上回る308議席を獲得し、他方で自民党は119議席と、前回の3分の1の議席にまで転落した。これは戦後かつてない政治的、体制的な大激変情勢である。

 まさに都市と農村を問わず、労働者階級人民の抑え難い自民党支配への憤激が全国で激しく大規模な雪崩と地滑りを引き起こし、自民党を吹き飛ばし、政権からたたき落としたのだ。
  民主党・連合政権との全面的対決に
 今後、民主党政権がたちどころに破綻し崩壊したとしても、従来のままの自民党の再復活などもうありえない。自民党支配を補完してきた公明党も、労働者階級の怒りをたたきつけられて大きく没落した(太田代表、北側幹事長、冬柴前幹事長らが落選)。
 しかし他方で、大勝した民主党は、総選挙でのあまりにもドラスチックで激しい労働者階級の怒りの爆発という結果に、本質的に自民党と変わらぬブルジョア政党として、むしろ恐怖し、おじ気づき、腰が引けている状態だ。資本主義の崩壊と革命の現実性の前に、本質的に打ち震えているのである。

 さらに日本共産党は、選挙戦で、米帝オバマへの限りない賛美と「建設的野党」の宣伝にうつつをぬかし、スターリン主義としての反革命的本質をいよいよ純化させた。そのことで一層の破産と没落を開始している。
 民主党政権は、実質的に連合=体制内労働運動の最大実体との結託体制、すなわち「民主党・連合政権」である。しかもその民主党のマニフェストの最大スローガンは、「無駄遣いの一掃」である。

 これは要するに労働者に対する徹底的な首切り(大量解雇)、賃下げ(これはすでに「総額人件費削減」が本格化した97年あたりからものすごい勢いで進行している)、そして非正規雇用化を一層推進するということである。しかも自治労や日教組の体制内指導部の屈服を前提とし、先兵として、道州制・民営化攻撃と一体のものとしてそれをやるのだ。

 選挙過程で、断末魔の自民党は、「知ってビックリ民主党/これが実態だ! 労働組合が日本を侵略する日/民主党にだまされるな!」という、これが政権政党かと驚くような常軌を逸した全戸パンフをばらまいた。社保庁を始め4大産別の公務員労働者・労働組合に対する敵意むき出しの攻撃に、最後の「望み」を託したのだ。だが通用しなかった。

 連合を労働者への攻撃の先兵としてくるところに民主党政権の労働者階級にとっての恐るべき現実がある。「民主党・連合政権」との対決は、階級的・戦闘的・原則的に闘う労働者にとっては、まさに勝利へ前進するチャンスでもあるのだ。

7日神戸地裁、8日大阪地裁と裁判員裁判抗議行動
 9月7日神戸地裁、8日大阪地裁と、関西でも裁判員裁判が開かれたことに対し、とめよう戦争への道!百万人署名運動大阪府連絡会の呼びかけで、連日の抗議行動が闘われました。

 7日の神戸地裁前では、早朝からのビラまきを行い、続く8日大阪地裁前抗議行動には、呼びかけに応えて、百万人署名運動奈良県連絡会、全国連西郡支部、大阪星野さんを取り戻す会、関西労組交流センターなどから延べ約40人が結集し、早朝から闘いぬきました。また、裁判員制度はいらない!大運動の武内更一弁護士と裁判員いらなインコがこの日のために東京から駆けつけ、大阪弁護士会の富崎正人弁護士と一緒に抗議行動の先頭に立ちました。
 百万人署名運動と裁判員制度はいらない!大運動との共同の行動で、大阪の地でついに、裁判員制度絶対反対の闘いを大衆的に爆発させる突破口を切り開きました。

 朝8時、大阪地裁正面に登場し、「裁判員制度はいらない!大運動」の横断幕、「百万人署名運動」の幟、旗を林立させるとともに、大阪地裁4か所の入り口に分かれ、幟を立て、呼び出された裁判員候補者、出勤してくる裁判所の職員、報道陣や通行人にビラまきを行いました。大運動の弁護士とインコは、地裁正面前に陣取り、でマイクを握って道行く人々に抗議のアピールを続けました。
9時半過ぎには全員が正面に集まり、ミニ集会が開かれました。大運動の二人の弁護士、百万人署名運動大阪府連絡会、全国連西郡支部、ス労自主、大阪星野さんを取り戻す会からのアピールを受けた後、裁判員の選任が行われる裁判所に向かって全員で抗議のシュプレヒコールを上げました。

 11時、傍聴手続きが行われる地裁第二別館近くの路上に移動し、傍聴を希望する人や通行人、裁判所にきた人々にビラを手渡し、裁判員裁判に対する抗議のアジテーションを続け、第二弾の抗議行動が行われました。
12時半すぎ、簡単な総括集会が開かれました。この中で、ビラを受け取る人々の反応が良く2000枚のビラがまかれたことが報告されました。そして、裁判員制度を廃止に追い込むまで粘り強く闘い続けること、10・2全国集会を成功させ、11月集会1万決起をかちとることが勝利の核心であることを全体の拍手で確認し、今日の行動を終えました。
百万人署名運動大阪府連絡会呼びかけによる連日の抗議行動の成功、とりわけ大阪での大衆的取り組みとしての成功は、大きな意義があります。

 それは何よりも、裁判員制度を国家権力と一体となって推進している日弁連主流の牙城である大阪の地で、裁判員制度絶対反対の大衆的反撃の火柱を燃え上がらせたことです。そしてとりわけ、労働者民衆の裁判員制度に対する怒りの決起を確信して、たとえ一人きりであっても「絶対反対」を貫く裁判員制度はいらない!大運動の弁護士との共同の闘いとして爆発させたことの意義は計りしれません。

 「罰金10万円」の恫喝にもかかわらず、8月3日の東京地裁での開始以来、辞退者、欠席=拒否者が相次いでおり、神戸では6名、大阪でも3名の欠席=拒否者が出ています。大阪地裁は、「高い出席率だった」と宣伝していますが、実は呼び出し状送付の数を、それまでの半分に減らしていたのです。労働者民衆の怒りの前に、裁判員制度の破綻は必至です。労働者民衆の「絶対反対」の怒りの息吹で、日弁連を分岐させていこう。
 また、8月22日に開かれた百万人署名運動全国活動者会議での論議と確認を踏まえ、あらたに大阪府連絡会として再出発することを決意し、勝利的に確実な一歩を踏み出すことができたことは決定的です。
10月27日には京都地裁と大阪地裁堺支部、11月24日には奈良地裁で裁判員裁判の強行が予定されています。神戸、大阪と連日闘いぬく中で、それに向かって「裁判員制度絶対反対」の宣伝と闘いを繰り広げていくとともに、一切の勝利の核心である11月全国労働者集会の1万決起実現のために、闘い続けていく決意を改めて打ち固めました。

9月9日(水)
昼食は讃岐ウドン おろしぶっ掛けウドン
三里塚野菜の天ぷら、谷中しょうがも
天ぷらに
ひじきと豆腐の練り物
仁君、誕生日、おめでとう
夕食はウナギ・豚肉煮チラシ
ピーマンに玉子・鮭を入れレンジ 差入れのブドウ
青年部のビラまき。ハイジ初参加
ソウル・ワーカーズ・屋台 「韓味庵」さんから出前、ハマちゃんのおごり

八尾北医療センター労働組合が第9回定期大会
 9月7日午後6時より、8・30情勢に真っ向から立ち向かう八尾北労組第9回定期大会が、労組破壊・団結破壊を打ち破ってかちとられた。現場労組員を中心に、八尾北命と健康を守る会、部落解放同盟全国連西郡支部をはじめ、労働者、学生、国賀祥司泉佐野市議など多くの仲間たちが結集した。

冒頭、岡邨洋全国連西郡支部長が、「歴史を分かつ決戦だ。2・26で部落民も一つの労働者として階級の団結で闘い、『生きる』団結をつかみとった。折り合いなどない。八尾北売り渡しの鑑定絶対反対。八尾北労組と一つになってやれるならやってみろと攻めていくことを執行委員会で決定した」と報告。続いて森本政二さんが「2・26で暗い内から僕の家にみんなが向かってきた。自信があふれた。八尾北に国や市が押し寄せてきてもこの団結あれば絶対勝てる」と発言。また、守る会は、郵政民営化で団結を破壊された労働者が生存競争に叩き込まれ家族も巻き込まれている現実を紹介し、「八尾北の民営化には絶対反対でたたかう」と決意表明した。

 さらに、関西合同労組大阪東部支部、高槻医療福祉労組「団結速報」グループ、自治体で闘う労働者、関西労組交流センター、全学連が連帯のあいさつを行い、八尾北労組を限りなく勇気づけた。また田中康宏動労千葉委員長やス労自主、全国連品川支部・杉並支部をはじめ全国からの熱いメッセージが紹介された。

 いよいよ議案の提起だ。
情勢の核心は「8・30情勢と労働組合の役割-11月労働者集会の決定的位置」だ。
 総選挙で自民党が打ち倒された。労働者みんなが食っていけないこの資本主義に激しく怒っている。それは議会制による労働者支配の崩壊だ。「安定の回復など絶対ない。平場での資本家(階級)と労働者(階級)の対決だ。大失業と戦争か、革命か、大激動・大動乱の時代に入った」。11月1万決起で資本と非和解で闘う労働組合を一個の力ある勢力として登場させようと訴えた。

 そして、2・26勝利の地平を総括した。「強制執行の脅し-裁判で決まったことだから仕方ないとなれば団結と闘う意志は崩れてしまう。2・26は私たちの闘う意志を新たな闘う意志として作り出し、全国の労働者学生に団結を拡大させた」「部落差別による分断をうちやぶって労働者のひとつの団結をつくり出した。ここに道州制に対して八尾北労組がストライキに決起し闘った意義がある」「この団結こそ生きるための団結だ。この団結にかけきれば誇り高く生きていける」のだ。

 ここから運動方針が導き出された。
 民営化絶対反対の団結で闘えば必ず勝利できる。「賃貸」をほのめかし「不法占拠」で脅して組合の分断、団結破壊をやってきた八尾市に対して激しい怒りをたたきつけた。「非和解の関係をあいまいにして労働者に幻想をあおり闘いをすり抜けようとする一切の言動を絶対許さない」ときっぱりと宣言した。

 8・31付で八尾市に鑑定拒否の抗議=闘争宣言をたたきつけたことは初戦の大勝利だ。たたき出すことが社会を一変させる位置に八尾北があることを敵はよく知っている。『たたき出せるものならたたき出してみろ!』という闘いを突きつけることだけが奇跡のような勝利を可能にする。この闘いの勝利の中にこそ地域住民の命の砦である八尾北を守る道も住宅闘争の勝利もある」のだ。

 そして11月1万結集で国際連帯、国鉄1047名闘争、三里塚、法大弾圧や星野闘争などと一個の軍勢となり、民主党=連合政権打倒、地域と四大産別に打って出ようと闘いの方針を提起した。

 参加した組合員は、真剣で激しい議論をとおして作り出された議案を満場の拍手で承認した。そして、藤木好枝執行委員長をはじめ新執行部を選出し、最後に特別決議を参加者全員で確認した。

 いざ11月日比谷野音へ!共に闘おう。(八尾北労組 A・M)
11月集会1万へ青森地裁前から闘いを開始
 全国の闘う仲間のみなさん! 青森では9月1日と2日の両日、青森地裁で行われた全国3番目の裁判員裁判に改憲阻止! 戦争絶対反対! の怒りの闘いを叩きつけ、11月集会1万人決起へスタートダッシュを切ったことを報告します。両日は、とめよう戦争への道!百万人署名運動・青森県連絡会の仲間や賛同人が決起し、東京から「裁判員制度はいらない!大運動」の方もかけつけた。2日は朝から「大運動」呼びかけ人の高山俊吉弁護士と織田信夫弁護士も参加、裁判員制度はいらなインコが青森にも断固登場し、圧倒的な存在力を発揮した。

 裁判員制度は「現代の赤紙」であり「隣組制度」だ。国民を権力の側に立たせ崩壊したブルジョア支配を何とか維持しようとするものだ。しかしそれは一方で一人一人が拒否したら裁判自体がストップするという危機をはらんだ諸刃の剣だ。こんなものを絶対に許せないし、必ず粉砕したい! 今回の闘いは、大恐慌への突入と8・30自民党崩壊情勢を受けて、青森の闘う仲間が腹を固めて「よしやろう!」と総決起して勝ち取られた。

 1日目11時、裁判所前は100人近くの報道陣が地裁前に陣取り、2日から始まる裁判の「裁判員選任手続き」に来る裁判員候補者を待ち構えている。裁判所の正面の壁には「わもなも(あなたもわたしも)裁判員!」という横断幕が掲げられている。1回目、2回目の裁判員裁判で制度の矛盾がすでにあらわとなっている。3回目の青森裁判は日帝権力の側にとって「性犯罪事件」を利用しての制度定着化を目指すポイントの裁判だ。絶対粉砕あるのみだ。

東京からかけつけた仲間と裁判所前で初めて顔を合わせ、お互いに挨拶を交わし、マスコミのインタビュー対応からのぼり旗・テーブルの設置と急いで準備をし、アジテーション・ビラまきの闘いに入った。「大運動」の仲間は「裁判員制度は国民の権利を踏みにじる制度。廃止するしかない」と訴えた。百万人署名運動の仲間は「戦争動員の裁判員制度は絶対に許せない。犯罪が多発する原因である資本主義社会の破たん的現実を問題にするのではなく、そこから目を背けさせ、労働者同士を権力側の立場から裁きあいさせる。三権分立の建前さえもかなぐり捨てて、裁判所が国民動員の権力機構そのものとして登場しようとしている。絶対に許せない。裁判所の労働者のみなさん。誇りをかけてともに闘おう」と訴えた。ビラはどんどん受け取られた。途中から地元の弁護士、仙台からかけつけた弁護士も参加して1日目の行動を打ち抜いた。この初日の闘いは、各テレビ局の昼・夕方ニュースで取り上げられ、新聞でも各紙で報道され、2日目の行動は労働者・学生から圧倒的注目を受けた。

 「署名あるのか」と自ら署名をしにきた女性がいたり、東北大や弘前大学から行動にかけつけた学生に傍聴券抽選アルバイトの学生が「なぜ裁判員制度反対なのか」と討論を求めてきた。共産党支持という女性が「思想は違うが一致点がある。また話がしたい」と議論になり、ずっと高山弁護士のアジテーションを座って聞いているお爺さんがいたり。ビラは瞬く間になくなり何度もコピーに走った。裁判所前はさながら解放区だ。こうして2日間の闘いを終えた。

 2日間の青森地裁前の闘いが示したことは、8・30自民党崩壊情勢に、労働者階級の怒りと結合できるのは〈絶対反対と階級的団結論〉をもって闘うわが仲間、勢力しかいないということです。裁判員制度反対の闘いも、「絶対廃止」であり、「みんなを信じて一人一人が拒否しよう」と団結の拡大で闘う闘いです。裁判員制度が許せない核心点は、権力が労働者同士を分断し斬り合わせ、「被害者感情」までも利用し尽くしてやろうという薄汚い精神です。だからこそ闘う団結の拡大=人間的共同性の奪還が回答です。

 そして今回の闘いをやりきった核心には、地区の仲間の団結の深化と一人一人の時代に対する決断があります。自民党をぶったおした労働者階級の怒りの先頭にもっともっと立ちきって、青森からも11月集会1万へ突き進みます。共に闘いましょう!(青森・K)


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