日  誌
2010年3月③

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スケジュール

3月9日(火
追悼 中野 洋 常任顧問
動労千葉のホームページから転載

追悼 中野 洋 動労千葉常任顧問
動労千葉を支援する会のホームページから転載
 3月4日、動労千葉の前委員長であり現顧問の中野洋さんが亡くなられた。4年を超す胆管がんとの闘いの中、70歳の誕生日を迎えたばかりの逝去であった。

 多くの方が語るように、中野さんは労働者と労働組合にその全生涯をささげて闘い抜き、そして土に帰って行った。

 中野さんが好んで使う言葉に「群れる」があった。「群れる」は「群がる」であり、あまり肯定的には使われない言葉だ。しかし中野さんは、「群れる」その一人ひとりの労働者の中にこそ、この世の中を変革する無限の可能性とパワーを確信して私たちを指導した。

 「動労千葉を支援する会」が2008年8月の定期総会をもってその全国展開を決意したとき、中野さんは一言「そうだよ、それでいいんじゃない」と激励してくれた。

 「一人で」旅立っていった中野さんに応える道は、私たちが全国に「動労千葉を支援する会」を立ち上げ群れをなして闘いに立ち上がることだ。

山本宏行 動労千葉を支援する会事務局長
 中野顧問の告別式に参列し、顧問が切 り開いた地平の大きさを痛感してまいりました。動労千葉の田中委員長、反対同盟の 北原さん、民主労総のコジョンファンさんの追悼の言葉にありましたが、階級的労働運動、労農同盟、国際連帯という今日の地平は中野顧問によるところが決定的であると思います。まだまだ私たちを叱咤激励し、闘いぬいてほしかった。本当に残念です。 彼の足跡を改めて学び、闘いに生かさねばと思います。

  もうひとつ、印象に残っ たのは喪主をつとめられた連れ合いさんのご挨拶でした。「結婚の祝う会も告別式も組合でやっていただいた。中野にとっては組合は家族のようなものだったのではない でしょうか」という言葉に示されていますが、心から労働者を信頼し、労働組合の可能性に賭けた生涯であったことが改めて示されたように思いました 。

 彼の遺志をついでがんばりたいものです。
 
動労千葉を支援する会・新潟より 

動労千葉のホームページから転載

NEW 職場討議資料④
検修業務全面外注化は、「偽装請負」だ!
西村弁護士講演 DC通信146号

「偽装請負」とは何かというと、「請負」という形をとって、実は安い労働力を入れるということです。一番典型的な「請負」の例を上げれば、家を建てる場合です。専門業者に仕事を発注し、その専門業者の責任で家を作り、それを受け取る。そして「請負」業務全体に対して代金を支払う。これが「請負」です。
 本来の「請負」というのは、別会社に業務の一部を請け負わせ、その別会社の労働者を生産工程の一部に入れるんだけれども、「偽装請負」では、自分の会社の労働指揮権の下に他会社の労働者を入れて仕事を行うというものです。これは、「請負」という形を偽装した単なる労働者派遣という形になり、違法です。これが問題になったわけです。

職場討議資料№③/2010年1月
業務委託提案に関する解明要求(その2)
ライフサイクルに関する新たな申し入れ
職場討議資料② 2009/12(408KB)
検修・構内業務の全面的外注化攻撃阻止に向けて!
動労総連合申19号
JR東日本本社団体交渉議事録
職場討議資料① PDF (574Kb)


3月8日(月
アメリカYoutute動画より3・4の模様
3・14法大弾圧を許さない法大生の会  のブログから転載
 3月4日早朝、バークレー校のピケットライン(ストライキを守るための阻止線)の映像。バークレーの学生と一緒に「団結」の横断幕を持った訪米団の姿も多数! 洞口朋子も英語で叫んでいます! ピケットラインを超えようとする教授(?)を追い返すところも出ています。 「Whose University?」「Our Univirsity!」を連呼! 大興奮です! 学生運動のリーダー・クレアさんがアジっています。「大学は誰のものだ!」「我々のものだ!」「ピケットに入ろう!」と叫び、盛り上がる学生たちの動画。「CLASS WAR!(階級闘争)」という横断幕を持て学内デモをやる学生、正門に旗をもってよじ登る学生。「Join Our Line!」の声で、ドンドン学生がピケットラインに入ってくる感動的な様子がわかります。
アメリカ版クラス討論? 大教室にピケ部隊が突入して、ストライキ集会を呼びかけます。スト破り(?)のような謎のサングラス軍団も登場。その後、門から移動して、昼休み大集会。英語でアジりまくります。教職員?の黒人の方のボブマレーの詩が印象的です。長い動画ですが、英語がわかる方はどうぞ。雰囲気は伝わってきます。 デモの模様。全学連も少しだけ登場します。
ビルの屋上を占拠し、「Fight Back!」(反撃に立とう!)とガッツポーズで叫ぶ! デモ隊もそれに呼応して連呼! とても解放的でアメリカ的なデモです! 大学だけではなく、幼稚園から高校もストライキに入っています。学校の沿道の車がクラクションで応えます。「Save Our School!」という掛け声がスローガンになっているようです。

3月7日(日
2010年国際婦人デー闘争
労働者民衆に力あり!国鉄1047名解雇撤回
戦争と大失業の民主党・連合政権打倒


 
3月7日(日)12時半開会
 コア・いけぶくろ(旧豊島区民センター)
 主催 3・8国際婦人デー実行委員会
170名の参加で大成功!
5時前だけど、近場で乾杯
モツ煮込み
おでん、黒はんぺん 焼き鳥
 帰りに豚饅の立ち食い

オークランドの地元新聞に訪米団の記事が!
3・14法大弾圧を許さない法大生の会  のブログから転載
Japanese students join and learn from UC Berkeley protest
という題名で、洞口さんの演説、鈴木君のインタビュー、法大闘争、全学連の闘いの歴史などが紹介されています。
↓「OaklandNorth」という学生の書いた新聞
http://oaklandnorth.net/2010/03/05/japanese-students-join-and-learn-from-uc-berkeley-protest/
新聞記事よりバークレーでの洞口写真
     
訪米団より最新メール
 今日(5日)は、サンフランシスコの女性ビル(女性問題について取り組んでいる団体が入っているビル)や、労働者が経営し左翼系の本を多く取り扱っている本屋などを案内してもらいました。

 その後、ILWUローカル10(国際港湾労働組合第10支部)を表敬訪問しました。建物内をまわり、1934年のビッグストライキやこの間の闘いについて学びました。そこでILWUのすごさをあらためて実感させられました。特に、ハイヤリングホール制度(港湾業務の振り分け)は、すべての仕事の中身を把握し、同時に組合員の状況をすべて知っていないとできないものであり、「労働者が職場支配権を握ってプロレタリア独裁を実現する」とはどういうことかということをリアルにつかむことができたと思います。途中で、11月労働者集会に結集したデル・ポソさんやラッセル・ミヤシロさん(いずれもローカル34)とも再会し、抱きしめ合いました。

 夕方には再びバークレー校に戻って、米独日の学生で3・4ストライキについての総括討論をしました。学生にとっての「敵」は誰なのか、3・4ストの後にどこに進むのか、というテーマです。全学連訪米団も、4年間の法大闘争でつかんできた内容を発言しました。以下、発言要旨。
 「昨年9月、11月の行動が直接には授業料値上げに対する怒りの行動だったことに対し、今回の3・4ストライキは公教育の破壊=民営化に絶対反対する闘いとして闘いとられ、数千人の学生が立ち上がったことは決定的。教育の民営化は、大恐慌によってもたらされている。資本主義が崩壊を開始し、その延命のために教育や医療などの社会的インフラを民営化している。だから、民営化に反対する闘いは、社会全体を変革する闘いだ。学生は静かに見えるが、怒りを持っていない学生はいない。問題は、この怒りを一つにできるかということ。そうすることができるリーダーを闘いの中でつくりださなければならないし、私たち自身がそのようなリーダーになろう。今回の3・4ストは、国際連帯における歴史の新たな1ページを開いた。国際的団結を拡大し、日本でもストライキを闘いたい。そのときにはぜひ日本に来てほしいし、またこのような闘いがあったら駆けつけて団結していきたい」

 さらに法大弾圧との闘い、8・6ヒロシマなどについて討論しました。今回の会議を通して、あらためて法大決戦を全学連が闘ってきたことの大きさを訪米団全員が実感しました。会議の後は交流会で、さらに国際連帯を深めました。
 <全学連訪米団一同>
 広島大学・鈴木君
介護業界、厳しい春闘…待遇改善・賃上げ国頼み 3月7日15時40分配信 読売新聞
 景気低迷で主要な労組が今春闘の賃金改善要求を見送る中、約5万8000人が加盟する職業別労組「日本介護クラフトユニオン」(NCCU)は、月給1万円以上の賃上げなどを求めて交渉している。

 低賃金にあえぐ業界にとって、待遇改善は喫緊の課題。だが、国が決める介護報酬に経営が左右される特殊事情から、「大幅な賃上げは困難」と悲観的な声が労使双方から出ている。

 「30代半ば。ラストチャンスと思った」。首都圏の訪問介護事業所で働く男性(34)は昨年、上司に内緒で公務員の中途採用試験を受けた。結果は不採用だったが、「介護の仕事では暮らしが安定しない」と転職を目指した理由を語る。

 男性は、約250人の訪問介護サービスを担当する営業所の所長。約20人いる介護士の訪問先手配や利用者の苦情対応を担う。携帯電話は利用者からの問い合わせで昼夜鳴る。妻と長女の3人家族で、月給は手取り約21万円。ローン返済などを差し引くと、手元にはわずかなお金しか残らない。

 財団法人「介護労働安定センター」によると、介護労働者の平均賃金は月約21万円で、全産業平均(約29万円)を大きく下回る。

 男性は、NCCU分会の書記長として経営側と交渉する立場でもあり、NCCUの要求「月給制で1万円以上、時給制で60円以上の賃上げ」を経営側に示した。だが、所長として経営の苦しさも知っているだけに「介護報酬頼みの経営は不安定。大幅な賃上げは期待できない」と語る。

 中小の事業所では、要求に対する回答さえ得られない労組もある上、そもそも労組がない事業所も多い。NCCUの組合員は全介護労働者の5%以下だ。

 ある経営者は「賃上げを統一要求すること自体、現実離れしている」と話し、労組幹部は「春闘要求は、他産業との格差是正を段階的に図るため、労使一体で国に介護報酬増を求めるスローガン的な意味合いが強い」と打ち明ける。

 民主党政権は、介護労働者の平均賃金4万円増を公約に掲げてきた。政府は昨年10月、待遇改善を行った介護事業者に交付金を支給する自民党政権時代から計画されていた新制度をスタート。正職員換算で1人月1万5000円の賃上げに相当する補正予算を組んだが、看護師や事務職が対象外となるなど、現場には不公平感が残る。4万円増についてはまだ具体化していない。NCCUの河原四良会長は「結局は、介護報酬アップなど、すべての労働者の待遇改善につながる国の政策が必要」と訴える。介護報酬 介護保険制度で定められた介護サービスの公定価格で、訪問介護や通所介護などサービスの種類ごとに決められている。報酬額の9割は保険料と税から支払われ、残り1割を利用者が負担する。3年に一度見直され、2000年の制度開始後、03、06年と引き下げられたが、昨年4月の改定では3%引き上げられた。

 

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