日  誌
2009年11月②

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 2009年日誌
スケジュール
2009年民主労総全国労働者大会の日程
11月7日(土)前夜祭
11月8日(日)本大会
明日から行ってきます! ので…しばらく更新できません

11月6日(金)
今日の石神井川
昼食はパスタ2種
夕食は豚肉
鶏肉煮

6日 韓国の鉄道労組がストに突入(詳細)

動労千葉を支援する会のホームページから転載
広島にUTLAのセシリーさんを迎え、国際連帯の絆さらに強く!
 11月4日、UTLA西部地域議長のセシリー・マイアトクルスさんが来広し、平和公園・原爆資料館を見学した後、夕方からの「日米労働者交流集会in HIROSIMA」に参加。11・1に結集した広島の仲間たちが総出で迎え、ヒロシマとアメリカの労働者の国際的団結を深めた。
 11・1集会のビデオ速報上映後、広島県労組交流センター、広教組組合員、被爆者青年同盟が歓迎のあいさつを行い、セシリーさんが40分にわたり迫力に満ちた熱弁を振るった。

 セシリーさんは冒頭、「広島に来た今日、『原爆』『8月6日』は知っていたが、一発の爆弾で広島全域に何がおこったか、心の中でわかった。こうした戦争を起こさないためにも、学校の軍事化と民営化を、ランク&ファイルの力で阻むたたかいをやっている」と述べ、現場の様子を語った。「アフリカン・アメリカンが多い貧しい子どもが多い学校には週に2度も募兵官が来るが、裕福な学校には年に1回のみ」「体育も軍隊のトレーニングキャンプのように行進や敬礼などが組み込まれ、体育の先生も困惑している」「『落ちこぼれゼロ法』は子どもたちと教師を落ちこぼれさせている」等々。本当に日本の学校現場の数段先を行くすさまじい現実だ。しかしセシリーさんはまったく絶望などしていない。力強く、生き生きと教育の民営化・軍事化に対するたたかいを報告した。

 「現場の労働者が実際にたたかう戦略をたてること」「われわれ(指導部)は黙っていない。黙っていることは撤退するということ」――セシリーさんの発言の中には「いかにしてランク&ファイルを奮い立たせ、団結を組織するのか」という問題意識にあふれていた。また、8月6日に「ヒロシマ大行動」に参加したことで戒告処分を受けた倉澤憲司さんに熱い連帯を表明し、「あなたがたはケンジを持っている!」と私たちを鼓舞激励した。

 その後倉澤さんが、「8・6処分」撤回の闘いや11・1集会への組織化を通して、体制内本部と対決しながら職場・地域に団結を広げていることを勝利感に満ちて報告した。続いて、8・6ヒロシマ大行動実行委員会、動労西日本の大江委員長からアピールがあり、セシリーさんへの質問を含めて参加者から発言があいついだ。最後は団結ガンバロー、インターナショナル、そしてセシリーさん伝授のUTLA流(?)の拍手で、なかなか集会が終われない。集会後の交流会も盛り上がり、セシリーさんは「ヒロシマでの出会いと交流を決して忘れない。この体験をアメリカに帰って必ず伝える」と語った。11・1で切り開かれた国際連帯の新たな画期的地平をさらに打ち固めるヒロシマでの集会・交流となった。(広島/S・K)
鳥取、松江の裁判員裁判に制度廃止を訴え抗議行動
 10月27日、鳥取、松江の両地裁で山陰初の裁判員裁判が強行されたことに対して、百万人署名運動山陰連絡会や労組交流センターの仲間を中心に、裁判員制度廃止を訴え抗議行動を闘った。

 鳥取では、いつもは閑散としている地裁前にマスコミ各社がカメラの放列を構える中、午前8時前から5人の仲間が決起し、「つぶせ!裁判員制度」「裁判員制度はいらない!」のノボリや横断幕を掲げ、ビラを手渡し、マイクで「裁判員を拒否しよう! 現代の赤紙=裁判員制度を廃止しよう。みんなの拒否で裁判員制度を廃止へ」と熱烈に訴え、労働者・市民の注目を集めた。通りがかりの市民も「こんな制度は許されん」「おかしい」といって署名してくれた。

 裁判員制度に対する労働者人民の疑問と批判、拒否の声は圧倒的だ。鳥取地裁では、呼び出しをかけた裁判員候補34人のうち31人が出頭したとして「出席率91%」と言っているが、実際には、80人を呼び出す方針だったものが拒否・辞退の続出によって34人に減らさざるを得なくなり、しかも当日出頭した31人のうちからも14人が辞退を希望したにもかかわらず、裁判所がそれを認めなかったのだ。裁判員制度は廃止しかない!

 松江では、裁判初日の27日をはさんで3日間の連続決起で、のべ20人の仲間が裁判員制度の反動性を広くアピールし、800枚を超えるビラをまき、70筆を超える署名を集めるなど、大きな成果を得た。裁判員制度は国民の権利などではなく、過料や懲役刑を伴った強制動員であり、奴隷的苦役にほかならない。ある裁判員は、「二度とやりたくない」と感想を述べたが、それはみんなの声だ。改憲と戦争への一里塚である裁判員制度は即刻廃止あるのみだ。

 裁判員制度廃止の日を迎えるまで闘い抜こう。(山陰 N)
北富士での米海兵隊実弾射撃訓練に抗議行動
 とめよう戦争への道! 百万人署名運動・山梨連絡会、都留文科大学生活協同組合労働組合、山梨合同労働組合は11月2日、この日から10日間の日程で北富士演習場でおこなわれる在沖縄米海兵隊の県道104号越え実弾射撃訓練の本土移転演習に抗議して、北富士演習場正門前で申し入れ行動をおこなった。

 県道104号越え実弾射撃訓練の本土移転演習が北富士演習場でおこなわれるのは3年ぶり。今回の演習は、人員340人、155ミリ榴弾砲6門、車両80両を動員した過去最大規模の演習だ。演習が拡大しているという事実こそ、オバマ大統領の唱える「平和」や「核廃絶」がまやかしであり、アメリカがイラクやアフガニスタンだけでなく、イランや北朝鮮へと侵略戦争を拡大しようとしていることをはっきりと示している。

 しかも、北富士演習場とされた梨ヶ原一帯は、忍草農民の先祖伝来の入会地だ。今回の演習でも、米軍は前回と同様、忍草農民の闘いによってかちとった日曜日の立入権を踏みにじり、10日間連続で演習場を占拠して夜間演習をするという暴挙をおこなおうとしている。
 今回の申し入れ行動は、北富士演習場撤去闘争に生涯を捧げた北富士忍草母の会の故天野美恵事務局長の遺志を労働者階級が引き継ぐものとしておこなわれた。

 午前10時過ぎ、3団体は北富士演習場正門前に集まった。マスコミが取材する中、3団体は各自で用意した抗議の申入書を読み上げ、演習場管理責任者の代理として現れた役人に3団体の申入書を手渡した。(北富士 O)

11月5日(木)
朝、「前進」を読むサブちゃん



掃除するサブちゃん
昼食は味噌トンコツ・ラーメン 鮭チャーハン 餃子
先日、動労千葉物販に来た滝口さんから送られてきました。有難うございます
「団結」の読み合わせ
夕食はオデン。大根・卵・タコ・豚足・薩摩あげ・竹輪麩・蒟蒻・昆布+茶飯 滝口さんの柿
マッちゃん、オカちゃんも食べる
ノブちゃん登場。


しばし飲み会

引っ越すので、ジャンベの披露!
<教員>試用期間のうちに退任315人…08年度、過去最多 11月5日1時12分配信 毎日新聞
 1年の「試用期間」のうちに、教壇を去った公立学校の新人教員が08年度は過去最多の315人(前年度比14人増)に上ったことが、文部科学省の調査で分かった。うち約3割の88人は精神疾患を理由に退職していた。文科省は「イメージと現実とのギャップで自信を喪失し、うつ病などになるケースがある」とし、相談相手となるべき先輩教員らの支えや目配りを求めている。

 教員は、一般の地方公務員(半年)より長い1年の「条件付き採用期間」を経て正式採用が決まる。08年度は小中高校、特別支援学校などで2万3920人が採用され、このうち1年後に正式採用に至らなかった315人は1.32%(前年度比0・06ポイント減)を占めた。10年前(98年度)は0.27%の37人で、8.5倍に達している。

 315人のうち依願退職者は304人(前年度比11人増)。病気が理由だったのは93人で前年度より10人減ったが、5年前の10人、10年前の5人と比べると急増ぶりが際立つ。文科省が今回初めて精神疾患の人数を調べたところ、「病気」の95%を占めた。

 このほか、わいせつ行為や飲酒運転を理由に懲戒免職となったのが5人。不採用決定を受けたのは4人。死亡退職は2人だった。

 また、自ら望んで降任した教員も過去最多の179人(同73人増)に上った。主幹教諭からの降任が89人、副校長・教頭からの降任が84人。望んだ理由は、精神疾患を含む「健康上の問題」が95人と半数を超えた。

 教育委員会から「指導力不足」と認定された教員は4年連続で減少し、08年度は306人(同65人減)。指導力不足と認定され、研修後に復帰し、再度認定された教員8人も含まれる。【加藤隆寛】

 だ  ん   け  つ
2009年11月4日
№234
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
ドイツ左翼新聞 http://www.linkezeitung.de/cms/index.php?option=com_content&task=view&id=7582&Itemid=1
11月集会の報道がありました。 写真が面白い。
Tokio 1.11.2009 - Aktionstag klassenk pferischer Bewegungen in Japan

Seit einigen Monaten bestehen Kontakte zwischen der Linken Zeitung und kampferischen Arbeiter- und Studentenstromungen in Japan. Aus aktuellem Anlas, einem "internationale Arbeiterversammlung" genannter Aktionstag am 1.11.2009, besuchten Mitarbeiter unserer Zeitung auf Einladung der japanischen Lokomotivfuhrergewerkschaft Doro - Chiba die japanische Hauptstadt.

  
  
 
Verlauf von Kundgebung und Demonstration
An der Kundgebung und der anschliesenden Demonstration nahmen nach Angaben der Veranstalter uber 10000 Menschen teil. Die Demonstration fuhrte mitten durch das Zentrum von Tokio hindurch und erregte viel Aufsehen.

Am Endpunkt des Marsches erfolgte ein landestypisches Ritual: die auslandischen Demonstrationsteilnehmer wurden von einheimischen Manifestanten mit Handschlag begrusst, wobei wirklich sehr sehr viele Hande zu klatschen oder zu schutteln waren.

Einige Szenen des Demonstrationszuges sind auf youtube zu sehen unter folgenden URLs:

Grolende Faschisten am Strassenrand
Farbenprachtiger Aufzug
 

Die Mitarbeiter der Linken Zeitung werden ihre Anwesenheit in Japan im weiteren nutzen, um Kontakte zu vielen Gruppen, Organisationen und Verbanden der japanischen Basisopposition aufzubauen oder zu intensivieren. Es werden weitere Berichte folgen.

11月4日(水)
急に朝夕が冷え込んできました 2009年11月04日 | 日記
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」 のブログから転載
2009年11月04日 | 日記朝ビラ・夕街宣が寒い!これじゃあインフルエンザも流行るわけです。今朝の区役所朝ビラの時にあまりに寒かったので、夕街宣からタイツ・ヴェスト着用で臨みました。スーツも冬用に着替えなければなりませんかね。

街宣グッズを運ぶための横広バッグを、「街」に探しに行きました。ちょうど上井草4丁目に行く用事があったので、ちょっと足を伸ばしてみました。Nさん、Rさんがあれこれ懸命に探してくれて、これはイメージにピッタリ!というバッグが見つかりました…50円!ありがとうございました。ハイジがマイスターの指導の下、時計の修理をしておりました。ちょっと意外?
10・31全関西狭山行動、第三次再審勝利!11・1へ決意固める
 10月31日、石川一雄さんへの寺尾裁判長による無期差別判決から35年のこの日、11・1一万の労働者の団結で狭山勝利を切りひらこうと、主催三団体(部落解放同盟全国連西郡支部、八尾北医療センター労働組合、関西労組交流センター)など70余名が、八尾北医療センター待合室に結集しました。
 まず、「差別裁判打ち砕こう」を斉唱し、石川一雄さんの「権力の差別犯罪として徹底糾弾の貫徹を通して無実の罪を晴らしていく」というメッセージを全国連西郡支部青年部が朗読しました。

 この決意に真っ向から応える基調報告を、岡邨洋全国連西郡支部長が行いました。
 基調報告の第一は、狭山勝利を国鉄1047名闘争で切りひらくということです。
 「労働者の怒りで自民党支配を打ち倒した巨大な革命情勢」「この情勢の出発点は国鉄分割民営化でした。23年間決着つけられなかった1047名闘争には、新自由主義と民営化に対決する団結を生き生きと甦えらせる力がある」「国鉄分割・民営化と地対協路線は一体」であり、1047名闘争と狭山闘争の結合こそ勝利の路線だと提起しました。
 第二に、鳩山政権による三者協議を使った狭山闘争解体を許さず、狭山闘争に責任をとりきるということです。
 解放同盟本部派や全国連本部は三者協議での「お願い」屈服路線をとったが、石川さんの権力との非妥協の信念をへし折ることはできません。絶対反対で森本さん追い出し強制執行と闘った2・26闘争は「全国連西郡支部と八尾北労組が実体的にも狭山責任勢力として躍り出た闘い」だと自信を込めて提起しました。
 最後に岡邨さんは、八尾市が10月13日付文書で、八尾北医療センターが鑑定に応じないなら「契約違反」だと決めつけ、「契約解除」もあると通告してきたことを怒りを込めて弾劾しました。
 「冗談じゃありません。八尾北は『診療所と介護保険事業』に使うという契約書通りにずっと地域の医療と介護を担ってきました」「八尾北をつぶさないと道州制=民営化・首切り、労組破壊がにっちもさっちもいかないから問答無用の八尾北つぶしに出てきた」「国鉄1047名を先頭に、八尾北の体を張った闘いは必ず八尾市全体、全国、全世界の労働者の憤激と団結を呼び起こします。11・1に総決起しよう」と結びました。
 基調を受け、藤木好枝八尾北医療センター労組委員長、高橋進八尾北命と健康を守る会会長、「国労5.27臨大闘争弾圧被告団長」富田益行関西労組交流センター代表と全学連が決意表明しました。
 最後に支部青年部の音頭で元気に団結頑張ろう!をやり、西郡を練り歩きました。辻辻で、地区協(解同本部派)と吉岡(全国連本部)による闘争敵対=団結破壊を弾劾し、狭山勝利と11・1総決起を訴えぬきました。 (八尾北医療センター労組員 A)

11月3日(火)
11・1労働者集会から戻り、「茶月」の寿司で夕食
2日の夕食は鍋
 「前進」の読み合わせてと、お土産の「博多ぶらぶら」を食べる
3日の夕食も鍋


← 第一陣用

第二陣用 →
差入れのキムチ 飯田さんから厚焼き玉子 清水さんから漬物

 だ  ん   け  つ
2009年11月3日
№233
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
“1047名解雇撤回”世界に轟く民営化絶対反対の国際的団結
 大恐慌を世界革命へ 万国の労働者は団結せよ
 来春闘をゼネストで
 米・韓・ブラジルから大結集
動労千葉 長田敏之書記長のアピール 
新自由主義攻撃は破綻した
  全国から、そして遠く韓国、アメリカ、ブラジル、ドイツからも多くの同志たちが駆けつけて下さったことを心から感謝申し上げます。

 私たちは、チェジョンジン本部長が提起されたように、「労働者階級の団結と闘いだけが資本の搾取と暴力を終わらせることができる」ことを固く決意し、ここに結集しました。

 支配者たちは底知れぬ世界恐慌の前に震えあがっています。日本では昨年秋の金融恐慌の渦中で100万人以上の労働者が解雇され、実質的な失業率はすでに13%にのぼっています。解雇された非正規職労働者の77%が失業手当すら受け取ることができていません。

  
 新自由主義政策のもとで、この20年余りの間に社会は崩壊し、人間が人間として生きることができなくなりした。これは資本主義体制そのものの最後の姿です。
 
 激しい怒りの声の中で、半世紀以上にわたって日本を支配してきた自民党政権は倒れました。しかし私たちは、民主党政権にいかなる幻想も持っていません。政権中枢には、連合の右派幹部たちが座りました。彼らは労働組合の名をもって、非正規職労働者の大量解雇を容認し、派遣法「改正」要求に対し反対した資本の手先です。鳩山は新憲法制定議員同盟の顧問です。

 民主党は究極の民営化-労組破壊=道州制に突き進もうとしています。360万人の公務員労働者をいったん解雇し、選別再雇用するという重大な攻撃です。それは国家のあり方そのものを大再編し、民主主義を最後的に打ち砕く攻撃です。
 来年1月1日の民営化に向け、社会保険庁の労働者1千人に「不採用」の解雇通知が出されています。社会的にはまったく知らされないまま、民主党と連合の手によって闇から闇に1千人の労働者が首を切られようとしています。
 憲法審査会が動き出そうとしています。来年5月には改憲のための国民投票法が施行されます。目にあまる軍事的突出、労働運動や学生運動への激しい弾圧など、政治的反動化が急速に進行しています。

 
国鉄1047名闘争が焦点
 こうした情勢が、国鉄1047名解雇撤回闘争を、労働運動と労働者の未来をかけた最大の焦点におし上げています。
 国鉄分割・民営化攻撃は新自由主義政策を社会全体に貫徹する突破口でした。支配階級は大恐慌情勢の中で、その攻防が今も決着がつかずに闘い続けられている現実をこれ以上許しておくことはできないと判断しています。20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人が自殺に追い込まれました。7000人以上がJRへの採用を拒否され、そして今も1047名が解雇撤回を求めて闘い続けているのです。

 動労千葉は首を覚悟でストライキに立ち上がり、団結を守りぬきました。しかし国労は無為無策のうちに崩壊し、動労は民営化と首切りの手先に転落しました。多くの労働組合がこれに恐れをなして一斉に屈服・後退し、その結果、1000万人を超す労働者が非正規職に突き落とされるという現実が労働者を襲いました。だからこそ、私たちは何があろうと闘い続けようと心に決めたのです。

 私たちはこの1年、解雇撤回要求を取り下げて政府に「人道的解決」を求めるという運動の危機と全力で対決してきました。今、民営化の手先となったJR総連が、政府や資本にとり入るために再び1047名闘争に介入し、闘いを破壊しようとしています。あらゆる勢力が、国鉄分割・民営化の原点に引き戻され、労働運動の再生か解体かをめぐって火花を散らす関係が生まれています。 

     
韓国の民主労総ソウル地域本部の労働者と、全解闘の被解雇者が大挙参加、連帯の絆を固めた
                        アメリカで民営化・労組破壊と闘っている労働者たちが発言、日本の闘う労組との連帯を表明
 動労千葉はすべての労働者の怒りの先頭に、「国鉄1047名解雇撤回」の旗をおし立てる決意です。3労組もこの一点で一致し、本日の集会を呼びかけました。私たちが求めるものは、労働者が胸を張って生きることのできる社会を建設することです。それをかちとるための労働者の団結です。

 闘う労働運動復権させよう
 恐慌が進行し、労働組合がいかなる役割を果たすことができるのかが問われています。労働運動の針路をめぐって世界中で激しい衝突が起きています。

一方にあるのは、「仕方のない現実」だと言って、政府・行政や資本とかかわることの中にしか展望はないと変質を深めていく思想と運動です。それは結局、労働者の階級意識と団結を解体し、資本主義を救済し、労働者にさらなる犠牲を強いて、戦争への道を準備するものです。

もう一方にあるのは、「団結した労働者の闘いは社会を変革し、歴史をつくる力をもっている」という確信に裏打ちされた階級的労働運動の思想と運動です。

これは政府や資本、資本主義体制そのものとの闘いをとおして、自らの職場で階級的団結を形成し、それを全国に広げ、国際的な労働者の団結を拡大する中に希望と勝利の展望を確信する労働者の誇りをかけた闘いです。

労働組合のあり方を変革しないかぎり、何も変わらない。ここに、今私たちが問われている課題の核心があります。だからこそ私たちは、労働者を絶対に信頼し、現場の労働者が直面する困難や苦闘から絶対に離れず、その中に身を置き続けることを決意しました。

吹き荒れる攻撃が全世界で労働者人民を深い眠りから呼びさまし、世界中にストライキやデモの嵐が轟(とどろ)いています。変質と屈服を深める既成の労働組合の支配に抗し、労働運動の新しい潮流が生まれ出ようとしています。イラク戦争に反対して西海岸の29の港をすべて止めたILWUの闘い、整理解雇に対して77日間の英雄的な職場占拠闘争に立ち上がったサンヨン自動車の闘いに続こう。

あらためて訴えます。国鉄1047名闘争を先頭に、民営化・労組破壊と、改憲・戦争に立ち向かうすべての労働者の怒りの声を結集しよう。派遣法撤廃、道州制粉砕、改憲阻止の闘いに総決起しよう。10春闘に向け、「ゼネストが必要な情勢だ、闘う労働運動を復権させよう!」と訴え、職場から闘いを組織しよう。労働者の国際連帯闘争をさらに発展させよう。万国の労働者、団結せよ! きょうから再び新たな闘いに立ち上がろう。
ブラジルのコンルータスのファビオ・ボスコさんが、滞日ブラジル人・ペルー人とともに登壇
平口さん先頭に社保庁1千人解雇粉砕の闘いが本格始動! 
 全国労組交流センター自治体労働者部会は11月2日朝、10人で東京・杉並の社会保険業務センター前に(写真左)、昼には20人(全社連労組を含む)で霞が関の厚生労働省・社会保険庁前に(写真下)登場し、11・1労働者集会の熱気と大成功を伝え「社会保険庁解体・1千人解雇は全労働者への攻撃だ。首切り絶対反対で闘おう」と訴えるビラを配布し、アジテーションを行った。朝は600枚、昼は700枚のビラが職員労働者の手に渡った。

 日本年金機構(来年1月1日発足)への不採用通知を受けた千人のうちの一人で解雇絶対反対を掲げて闘う広島・福山社会保険事務所の平口雅明さんを先頭とする自治体労働者部会、全社連労組の登場とアジテーションは、社保庁・厚労省職員労働者の圧倒的な注目と共感を呼んだ。平口さんは、11・1労働者総決起集会で社保庁解体・1千人解雇攻撃粉砕闘争の先頭に立つと戦闘宣言を発した翌朝から、仲間とともに社保庁への反撃の闘いを開始したのだ。

 鳩山民主党・連合政権の長妻厚労相は10月8日、来年1月1日に年金機構を発足させることを発表した。「社保庁解体の2年間凍結」は選挙向けのうそだった。社保庁解体・職員1千人分限免職の攻撃は、国鉄分割・民営化をも超える悪質な分割・民営化攻撃であり、道州制=公務員360万人いったん全員解雇・選別再雇用の攻撃の最先端を行く攻撃だ。6000万全労働者への攻撃であり、絶対粉砕あるのみだ。
 不採用通知を受けた1千人は、処分を受けたことがある人を始め、奥田碩への奴隷的な「誓約書」提出を拒否した人、一時金返納を拒否した人、人事評価制度を拒否した人、「正規職員のみを希望する」と書いた人たちだ。労働者の誇りをかけ、裏切りを拒否し、労働組合員なら本来すべき行動をしただけだ。もちろん処分歴を理由に不採用とするのも不当だ。新たに民間から採用する1千人の代わりにはじき飛ばされようとしているのだ。国鉄からのみJRに採用した分割・民営化以上の攻撃だ。しかも不採用通知は、1千人の正規職員だけでなく、現在1万人いるといわれる非正規職員にも送り付けられている。非正規職員は12月28日で失職、12月は年金不加入の月にされる。厚労省・社保庁は意識的に労働者を分断する攻撃をやっているのだ。

 ところが自治労・全国社保労組や国公労連・全厚生の指導部は、年金記録問題につけこんだ社保庁攻撃、公務員バッシングに屈服して、労使協定を全部破棄し、当局に全面協力を誓い、働こう運動を組合員に強制してきた。しかも年金機構採用予定者だけで11月29日に新労組「日本年金機構労組」結成大会を行おうとしている。闘争団を抱えた国労の「轍」を踏むまいと反動的に決意し、1千人を放り出そうとしているのだ。道州制=ブロック制(年金機構)に合わせて地方本部をつくるという。完全な裏切りだ。それと引き替えに労組幹部は厚労省職員(地方年金局、地方保険局、地方厚生局などに1200人)として採用される道が約束されているという。彼らは国鉄分割・民営化時の動労カクマルにならい、組合員、仲間を犠牲にして自分たちだけ生き延びようとしている。当局と労組幹部がぐるになって分限免職=解雇攻撃をかけてきているのだ。絶対に許せない。

 しかし日本年金機構だろうが全国健康保険協会だろうが厚生労働省職員だろうが、奴隷的屈服を示すことで採用された新職場が労働者に何の権利も保障されない地獄となることは必至だ。次に来るのは戦争しかない。社保庁解体・1千人解雇攻撃には絶対反対で闘う以外にない。1千人の団結体をつくり出すこと、1047名解雇撤回闘争に次ぐもう一つの階級的労働運動の軸となる闘いを実現することが勝利の鍵だ。(K)

11月2日(月)

 だ  ん   け  つ
2009年11月2日
№232
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

11・1日比谷労働者集会、
「1047名解雇撤回」が
世界にとどろく!
 世界大恐慌下、大失業と戦争に立ち向かう労働者の国際的団結が打ち立てられた。11月1日、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械港合同、国鉄千葉動力車労働組合が呼びかけ、日比谷野外音楽堂で開かれた全国労働者総決起集会には5850人が大結集した。国鉄1047名闘争が世界にとどろき、民営化絶対反対の闘いの中軸に押し上げられた。11・1は、民主党・連合政権打倒へ、決戦の幕を切り落とした。

 開会あいさつに立った港合同の中村吉政副委員は、11月労働者集会が国鉄1047名闘争をめぐる98年5・28反動判決を契機に始まった歴史を振り返り、「1047名解雇撤回、完全勝利まで闘おう」と訴えた。呼びかけ労組からのアピールとして、関西生コン支部の高英男副委員長が「3労組はいずれも労働者・労働組合に対する権利侵害には徹底した反撃による非妥協の闘いを闘ってきた」と提起、1047名闘争を軸に全国の闘う労働組合のネットワークをつくり出そうと呼びかけた。動労千葉の長田敏之書記長は、「自らの職場と地域で階級的労働運動の復権に向けた闘いをさらに進め、それを国境を越えた一つの団結に広げ、共通の敵=資本家とその政府の支配を食い破ろう」と述べ、すべての労働者の怒りの先頭に1047名解雇撤回の旗を押し立てると宣言した。

 憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士、三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長、とめよう戦争への道!百万人署名運動の西川重則事務局長が熱意を込めて連帯あいさつを行った。

  昨年をも超える国際連帯の広がりは、参加者に勝利の確信を与えた。韓国・民主労総は総勢45人が登壇。ソウル地域本部のチェジョンジン本部長は、イミョンバク政権下で吹き荒れる労働者弾圧を暴き、「労働者階級の団結と闘いだけが資本の搾取と暴力を終わらせることができる」「資本主義はけっして人類の代案になりえない」と断言、民主労総は公共部門でのゼネストを準備していると宣言した。解雇者復職闘争特別委員会のキムベッキュ副委員長は、1047名闘争との不動の連帯を表明し、「資本が労働者を解雇するなら、労働者の反撃を受けることを実践を持ってやつらに確認させてやろう」と強調した。 

 アメリカ・ILWU(国際港湾倉庫労組)ローカル10のアンソニー・レヴィージさんは「オバマは資本家の規範で動いている」と弾劾、「08年のメーデーで全港湾を封鎖したILWUのストライキに誇りを持っている」と発言した。UTLA(ロサンゼルス統一教組)のセシリー・マイアート・クルズさんは、教育の民営化の実態を暴露、「テストのためには教えない」と熱意をほとばしらせ、日の丸・君が代拒否闘争との固い連帯を表明した。ブラジル・コンルータス(全国闘争連盟)のファビオ・ポスコさんは、「労働者に恐慌の責任は一切ない。反撃が求められている」と訴え、「すべての搾取と抑圧を終わらせる社会主義社会に向けて前進しよう」と力を込めて呼びかけた。

 特別報告は「国鉄1047名解雇撤回」の熱烈なアピール。北海道、秋田、九州の闘争団員が、なんとしても解雇を撤回し、JR体制を打倒する不屈の決意を表明した。動労千葉争議団の中村仁さんは、4者4団体を徹底批判し、「動労千葉は毎年ストライキを闘ってきた。ストライキを放棄したら労働組合ではない」と声を強めた。動労水戸の石井真一委員長が運転士登用差別を居直るJR東日本を怒りを込めて弾劾、「違法企業JRと闘う」と宣言。社会保険職員労組の労働者は、1000人への不採用通告に怒りをたたきつけ、体制内派を打倒して首切り絶対反対を貫く固い決意を表明した。

 自治体労働者、教育労働者が道州制攻撃と闘う宣言を発し、全逓労働者は郵政民営化絶対反対で闘うと断言した。解雇攻撃と闘う精研労組、さいたまユニオン、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会、なんぶユニオンワークフロンティア分会の発言は、大失業時代の労働運動の新たな台頭を告げ知らせた。沖縄のパート労組の代表は、沖縄に米軍基地を押しつけ続ける民主党政権を厳しく弾劾した。青年労働者が資本・権力・体制内勢力と激突し、職場闘争の先頭に立っている。そこに階級的労働運動の展望がある。

 躍進する学生を代表して、法政大学文化連盟の洞口朋子さんが、法大闘争にかけられた暴処法弾圧を弾劾、獄中の10学生を取り戻し、法大を解放しようと訴えた。

 集会後、参加者は圧倒的な勢いで常磐橋公園までのデモに出た。1人の不当逮捕をはねのけ、怒りのこぶしを突き上げて長蛇(ちょうだ)のデモが都心を進んだ。沿道の共感はかつてなく高い。11・1は、強固な国際的団結のもと、1047名解雇撤回闘争を軸に大恐慌を革命に転化する巨大な隊列を登場させた。
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 2009年日誌
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