日  誌
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 2009年日誌
スケジュール

2009年民主労総全国労働者大会の日程が確定
11月7日(土)前夜祭(場所未定)
11月8日(日)本大会(場所未定)

カリフォルニア全州で大学スト突入
 カリフォルニア州全域の州立大学、公立大学で、AAUP(全米大学教授協会)、UPTE(大学専門職・技術職労組、1万2千人)、UCSA(カリフォルニア大学学生協会、20万人)が一斉に授業放棄・ストライキに突入した。

 「トップからカットしろ。ユードフ総長の首を切れ」「カリフォルニア大学の民営化反対」などのプラカードを掲げて、教授・講師、大学スタッフ、学生が各キャンパスで統一集会を開いた。(写真はカリフォルニア大学バークレー校)

地元の商業新聞「サンフランシスコクロニクル」によれば、カリフォルニア大学バークレー校では、警察の推計で5000人の教授・講師、他の職種の職員、学生がキャンパス内のスプロールプラザで集会を開き、「教育は無料にしろ、賃金カット反対」などとコールしながら構内をデモ行進した。(写真はアービン校)
その後、予定外の行動に移った。校外に出て、バークレーキャンパス一帯をデモ行進し、シャタック通りでは全車線に広がって交通を遮断した。テレグラフ通りではキャンパス前で座り込みが行われたという。 カリフォルニア大学10キャンパスの研究職、コンピューター技術者、研究所スタッフなどの職員12,000人を組織するUPTEは、24時間ストライキに突入した。(写真はバークレー校)
 大恐慌の中で、州当局は、今秋分だけで、州の歴史上かつてない240億㌦の予算カットを行った。この夏には、カリフォルニア大学だけで8億㌦のカットが行われている。

 9月14日には、大学の用務員・警備員等の三人に一人に対して、解雇通知が送られた。9月16日には、学費の32%値上げ案が大学理事会で承認された。

 教授、講師は、強制的な無給休暇の増加による大幅な給与カットが行われている。(写真はユードフ総長の首を切れなどのプラカードを掲げる学生)

 ◆民営化反対の大闘争が始まった
 9月24日の授業放棄、ストライキが、直接に掲げているは、給与カットや授業料値上げ反対だ。だが、この怒りの底流には、大恐慌による財政危機を理由して一挙に教育の民営化を進めようとする連邦政府、州政府に対する怒りがある。

 用務員・警備員の大量解雇は、民間委託の始まりであり、他の職種に拡大するのは確実だ。
 そのため、従来は、ほとんどなかった、小中高校のチャータースクール(公設民営校)化との闘いとの連携が始っている。
 全米の公務員大量解雇・民営化への反転攻勢が、ついにカリフォルニア大学から開始されたのだ。

 写真は、UPTEのホームページに掲載されたもの。
 ビデオはカリフォルニア大学バークレー校のスプロール・プラザでの大集会。
http://www.youtube.com/watch?v=APuKukByoQA

9月25日(金)

熱気あふれ市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会
 9月21日、高崎市労使会館で、「市東さんの農地を守ろう!9・21群馬集会」が、会場を埋める、80名の参加で勝ち取られました。

 集会の前に上映された『三里塚・大地の乱』の画面の迫力に、初めての参加者の多い会場は息をのむ緊張感でつつまれました。

 司会が「今日の集会から10月11日三里塚現地集会、11月1日日比谷集会の成功を勝ち取ろう。その力こそが市東さんの農地を守ります」と、開会を宣言しました。

 主催者挨拶に立った、共同呼びかけ人の高階ミチさんは、「ある日、三里塚の写真集を見せてもらって、『こんなにもいい顔をした人たちがいる』ことに心から感動して、市東さんの畑を訪ね、昨年にこの会を立ち上げる一人にさせていただきました。ぜひ、力を合わせて市東さんの農地を守りましょう」と呼びかけました。

 高階さんの紹介で、8月に市東さんの畑に援農に行った7人の労働者、学生が登壇、化学一般・昭和高分子労組・大谷和昭委員長が、「皆さんもまた、一緒に援農に行きましょう」と呼びかけました。

 事務局長の大塚正之さんが基調提案で、市東さんの農地をめぐる攻防を、怒りをもって報告し、「八ッ場ダムのことが連日のニュースになっている。八ッ場の反対派が賛成になっていったのは、当時の社会党が『これ以上反対すると三里塚のようになるから』と屈服をそそのかした。こんな連中に未来はない。では、三里塚闘争に勝利するためにはどうすればよいのか?一回現地集会に行っただけでは社会は変わらない。みんなが毎日働いている足元、自分の職場で市東さんのように闘うことだ。職場での闘いの持っている力はすごいんだ。その勢いで10・11三里塚現地-11・1日比谷集会に大結集しよう。その力が市東さんを守ることに確信を持っていこう。」と鮮明に訴えました。

 いよいよ市東孝雄さんの登場です。市東さんは、「群馬へは三回目。来るたびに参加者が増えることに感謝。私の土地は土地収用法が失効した土地。私は親子3代耕し続けた畑で作った、完全無農薬の野菜を消費者の皆さんに届けることができることを誇りに思っている。この土地を、空港のために奪おうとすることが許せない。金と力で奪おうとしていることが許せない。私の土地は、みんなが血を流しながら守ってきた土地。親父は収用法と闘ったが、私は農地法と闘います。
7月4日に出された<第三の誘導路>攻撃。この先にあるのは軍事空港化です。これに勝利するためには、労働者・市民が立ち上がること。皆さん、ぜひ一度、三里塚に来てみてください」と訴え、会場の参加者は割れんばかりの拍手で応えました。
 会場から青年が次々に登壇しマイクを握りました。自治労の青年は道州制を先取りしている実態を怒りをもって暴露し、青年弁護士は静かに決意を語りました。職場ぐるみで参加した女性からは、「始めて三里塚のことを知り、こんなにも真剣に闘っている人たちがいると知り衝撃を受けました。頑張ります」と発言しました。

 青年に負けじと、拘留された小林多喜二奪還・伊勢崎警察署占拠闘争を闘った小林悟氏、百万人署名運動の益永スミコさんが「三里塚と動労千葉の闘いは人民の革命だ。これで日本は始めて革命ができる」と、青年に熱烈に応えました。
 最後に青柳晃玄氏が、集会のまとめと、これからの闘いの方針を提起し、万雷の拍手でそれを確認しました。
 交流会では市東さんが「今日は、去年の2倍集まったねえ」と言っていましたが、これは「もう一人を連れてこよう」と闘ったことと、体制内派との闘いの成果です。(群馬・O)
英労働組合会議がイスラエル商品のボイコットを決議
 9月17日、650万人を擁するイギリスのナショナルセンターTUC(労働組合会議)が、イスラエル商品不買運動とイスラエルとの武器取引禁止の提案を圧倒的に可決した(写真はパレスチナの旗を掲げて賛成の挙手をする代議員)。TUCは、典型的な帝国主義的労働運動の組織だ。「労働組合」の名で労働者の闘いを抑えつけ、イスラエルの準国家機関であるヒスタドルート(イスラエル労働組合会議)との密接な友好関係を長い間結んできた。だが、このTUCでさえ、ついにイスラエルのガザ虐殺戦争とガザ封鎖を弾劾し、商品をボイコットする決議をあげるにいたったのだ。

 昨年末から今年初めの3週間のイスラエルによるガザに対する侵略戦争ではパレスチナ人1540人が虐殺され、5000人が負傷した。全世界的に抗議行動、デモが闘われた。抗議行動は、現在も闘われつづけていて、イスラエル商品不買運動もその一つである。
 今回の議案は、FBU(消防士組合、48000人)によって提出された。FBUの2004年大会では、体制内派執行部の反対を押し切って、ランク&ファイルが提出した労働党脱退決議案が圧倒的に可決された。消防の合理化、低賃金に対する大ストライキへの労働党ブレア政権の弾圧に、怒りが爆発したのだ。その翌年には執行部選挙でついに体制内派指導部を打倒した。このように体制内派と闘ってきた組合だからこそ、帝国主義の死活にかかわる中東石油支配の戦略拠点=イスラエルと正面から闘う決議を出すことができたのだ。そして、TUC指導部の必死の妨害にもかかわらず、FBUの決議案は満場一致に近い賛成で可決された。反対はGMB(英一般労組)だけだった。イスラエルをめぐる力関係は激変している。
 この議案を提出したFBUミック・ショー議長は提案説明の中で次のように語っている。

 「年末年始のテレビを見て心を動かされなかった者がいただろうか。しかしイギリス政府は心を動かされなかった。そしてヒスタドルートはこの攻撃を『正当化できる自己防衛行動』だと語った。ヒスタドルートは本当に労働組合なのか、イスラエル政府の代弁人なのではなかろうか。FBUはイスラエル軍の撤退と壁の撤去を呼びかけた。われわれは今、次のように要求している。TUCはガザに対する戦争の結果を見るならばさらなる行動を推進しなければならないと。われわれはイスラエル商品の不買運動を呼びかける。この行動はパレスチナ人とパレスチナの労働組合に対して全世界がこの問題に重大な関心を払っていることを示すものとなる」

 またRMT(鉄道・海運・運輸労組)も今年の年次総会で、パレスチナと連帯するがイスラエルボイコットはしないという従来の方針を転換し、ボイコット決議を可決した。

 帝国主義の世界支配は崩壊を開始した。世界の闘う労働者と連帯して11月集会1万人結集をかちとろう。(K)

9月24日(木)

9月22日(火)
動労千葉を支援する会新潟を結成
 「一人の動労千葉派のために会社と組合幹部は、ユニオン・ショップにした。でかく見えるJRが震えあがっている。展望は職場にあるし、組合員全員に責任をとっていく。11・1へ1万人結集を実現しよう」「2年前まで動労千葉も1047名闘争も知らなかった。労働運動はおもしろい。郵政職場は民営化されて労使一体で競争をあおっている。職場では少数だが、この闘いが世界共通であることに確信をもってやっている」「労働者が地殻変動を起こしている。民主党政権に怒りがいく日も遠くない。希望は動労千葉」「動労千葉ががんばっていると、自分もがんばりたくなる。もう1人の自分をつくることは2ではなく、10の力となる」

 9月20日、新潟市内で開かれた「動労千葉を支援する会・新潟」結成集会(52名)では、こうした青年労働者たちのエネルギーあふれる発言がリードした。

 結成集会の司会を国労の青年がつとめ、『俺たちは鉄路に生きる』が上映された。つづいて国労新潟支部執行委員の星野文男さんが呼びかけ人挨拶を行い、動労千葉の繁沢敬一副委員長が講演した。繁沢さんは、85年国鉄分割・民営化反対ストをふりかえりながら、「国労本部はJRとパートナーになりたい、1047名闘争をやめてJR総連にかわりたいと思っている。だから解雇撤回ではなく人道的解決となった。われわれの力で1047名闘争をもう一度復権させる。それを共有する大きな闘いをつくりだす。11・1集会1万人結集を」と語った。

 次に支援する会事務局長の山本弘行さんが7月サンフランシスコ国際労働者会議の報告にたち、ブラジル、フィリピンの現場労働者の闘いを紹介しながら、「ギャップをみすえて、絶対にあきらめず、団結が固まれば勝利だ」と述べた。また今回の動労千葉訪米団に通訳として協力した新潟の教員が発言し、「現場の活動が世界とつながっていることを実感した。インターナショナルは、戦争とナショナリズムにうち砕かれてきたが、今また新たな歴史をつくろうとしている」と労働者階級自己解放闘争の不滅さを明らかにした。

 そしてJR、自治体、郵政、労災裁判を闘う女性労働者や派遣労働者、解雇撤回を勝ちとった青年労働者が発言し、初めての参加者をひきつけた。最後に運動方針と役員を選出し、「4者4団体路線と決別し、動労千葉とともに国鉄1047名の解雇撤回を貫こう!」というアピールを採択して集会は終了した。

 今回の結成集会は、まず大恐慌と8・30衆院選=自民大敗―9・16民主党・連合政権の発足と対決する11月集会1万結集へ地区の総決起を勝ちとるものとなった。11・1集会1万へ猛然と進撃する。第二に、地区の労働者、とりわけ青年労働者が、職場での階級的労働運動のこの間の実践に裏打ちされた自信と確信がみなぎる発言をした。絶対反対貫き、労働運動の多数派になっていく気概にあふれた集会として勝ちとられた。こうした発言に全参加者が動労千葉派として闘うことを決意した。三つは、国鉄1047名闘争を突破口に4大産別決戦に勝利していくことを全参加者で確認した。それは県内の国鉄闘争・労働運動の主流派宣言でもある。(B)
<無料低額宿泊所>大手事業者、保護費2.5億円が使途不明 9月22日2時31分配信 毎日新聞
 ◇自治体調査に説明拒否

 生活保護受給者から利用料を集めて運営されている大手事業者「FIS」の「無料低額宿泊所」が、施設の家賃や職員の人件費などのほかに「業務委託料」名目の使途不明の支出を多額計上していることが分かった。東京などの4施設の06~07年度分だけで2億5000万円を超えているが、委託先とされる会社の経営実態は明らかにされておらず、役員もFIS幹部が兼務している。生活保護費が入所者の生活や自立支援と無関係に使われている疑いがあり、一部自治体が社会福祉法に基づく調査を始めたが、FIS側は具体的説明を拒否している。

 FISは、東京都や埼玉、千葉、神奈川、愛知県内で土地建物を借り上げ、18宿泊所(総定員約1900人)を運営する任意団体。入所者が毎月受給する約12万円の保護費から約9万円の利用料を集めている。NPO法人などが運営する多くの宿泊所では、利用料の大半が給食の食材費や職員の人件費、施設賃貸料に充てられる。だが、東京都と千葉県でFISが運営する4施設が所管自治体に提出した収支計算書には、これらの経費とは別に、支出全体の3割前後に上る「業務委託料」が計上されていた。

 4施設の07年度の委託料総額は計1億5575万円。06年度も3施設の9カ月分だけで9607万円が確認された。神奈川、埼玉県内のFIS宿泊所でも、支出の2~3割を委託料が占めているといい、18宿泊所全体の委託料は年間3億~4億円に上るとみられる。

 委託先についてFISは、事務受託や飲食店経営を目的とする有限会社「エリアプロデュース」と結んだとする業務委託契約書を千葉市に提出しているが、エ社の役員はFISの代表や幹部が兼務、所在地も東京都北区にあったFISの事務所と同じだった。

 委託先会社の収支は一切報告されておらず、幹部らの報酬額も不明なため、千葉市が社会福祉法に基づく調査に乗り出したが、FISは「運営や事務等の一部を委託している。委託先は契約時の取り決めで開示できない」と具体的な説明を拒否。船橋市の問い合わせには回答を拒んだ。横浜市や埼玉県は「権限がないので調査できない」としている。

 取材に対し、FISは「法令及び所轄省庁の指導を順守するよう努める」と文書でコメントした。FISについては、埼玉県や千葉市の傘下宿泊所が入所者の金銭を無断で管理していた問題が指摘されている。【無料低額宿泊所取材班】

 ◇無料低額宿泊所

 生活困窮者に無料か低額で居室を提供し、自立を支援する民間施設。社会福祉法で「第2種社会福祉事業」と位置付けられている。都道府県か政令市・中核市に届け出れば、特別な資格を持たない個人や任意団体でも開設できるが、不当に営利を図ることは禁じられている。08年6月現在、全国415施設に1万2940人が入所、大半が生活保護受給者とされる。

9月21日(月)
夕食はサボテンの豚カツ
ソウル・ワーカーズ・屋台を

やりました。

東北石けん労組、門前闘争で10-11月決戦を宣言
 9月18日、東北石けん労働組合は愛島台門前闘争に決起した。労組は、10-11月決戦突入を宣言し、10月28日の地労委闘争から11・1集会1万人結集の先頭で闘う決意を、資本・権力に対して叩きつけた。
 東北石けん労組と支援の労働者は、早朝から名取市愛島台新工場門前に登場した。会社は直ちにブラインドを閉め切り、労働者の怒りに震え上がった。「直ちに解雇を撤回しろ!」、「地労委審問で、すべての不当労働行為を暴き出すぞ!」、「俺たちを職場に戻せ!」、烈々たるシュプレヒコールが響き渡る。

 会社が救いを求めた警察権力も、私服車が遙か遠くで様子をうかがうという無様な対応だ。8・30自民党政権崩壊情勢を受けて、労働者こそが社会を動かす主人公として登場し、大恐慌を革命へ、全世界の労働者階級が国境を越えて闘いに起ち上がるときが来た。

 門前では、ついに審問開始をもぎ取った前回の地労委闘争に続いて、10月28日の第1回審問で、資本の不当労働行為を満天下に暴き出し、解雇撤回へ大前進する、当日は朝の新工場門前闘争から午後の地労委審問闘争へ、全1日行動として闘い抜くことを宣言した。そしてこの闘いは11・1労働者集会1万人結集と一体であり、それを牽引する闘いとして闘うことが確認された。

 門前集会では、支援の全金本山労組、仙台市職労、みやぎ連帯ユニオン、みやぎ労組交流センターから、連帯して東北石けん闘争の勝利まで闘う決意が表明された。最後に当該の決意表明。成田副委員長が「資本主義はもう終わっている。佐藤も畑も、資本家どもは石けんの泡のように消えて無くなる。いや俺たちが消してやる! 新工場の労働者も、組合と共に闘おう!」と呼びかけた。
 東北石けん労組は、10-11月決戦、1万人結集運動の先頭で闘う!(東北石けん労組 H)
9・19動労西日本・本部再建大会を開催!
9月19日、広島市東区民文化センターにおいて、動労西日本・本部再建大会が開催され、大江委員長体制が確立されました。旧執行部の脱落逃亡から1年あまり、広島支部が準備委員会となって、本部再建を準備してきました。9月11日に、旧執行部は、動労千葉派の2名の組合員を除名処分にしましたが、資本の軍門に下った旧執行部への怒りに燃えた再建大会として勝ち取られました。

地元広島の闘う仲間をはじめ、動労総連合本部、動労千葉、動労水戸、国労共闘(関西、九州)の仲間が激励に駆けつけた。再建大会では、11・1全国労働者集会1万人決起の最先頭で闘い、青年労働者を獲得し組織拡大で決着をつけることが決議されました。
動労西日本は、新生.動労西日本として、動労総連合の先頭でJR西日本との非和解の闘いをやり抜き、動労千葉のように闘う動労千葉派の労働組合に生まれ変わりました。広島の階級的労働運動の拠点労組として団結の中心軸となり、11月集会1万人結集の実現に向けて、職場で闘う決意を固めました。
●9・19広島労働者総決起集会、100名の大結集で大成功!
 動労西日本の本部再建大会の大成功の余韻がさめない中で、引き続いて『11.1全国労働者集会1万人結集へ!国鉄1047名解雇撤回!道州制・民営化-360万人首切り粉砕!非正規職撤廃!大恐慌.戦争と対決を!』をスローガンに広島労働者総決起集会が開催されました。国鉄1047名解雇撤回!を掲げて、職場や地域で闘い抜く労働者・学生100名が結集しました。

動労千葉の川崎昌浩さんが「民主党.連合政権打倒の結集点が11・1労働者集会。渦巻く資本への怒りを組織し、組織し、組織して職場からの1万人の決起を実現しよう」とアピール。 動労水戸からは強制配転のストライキ当該である木村書記長より、7月からのJR東日本との死闘の中で、新組合員を獲得して組織拡大を実現したという報告がありました。国鉄5・27臨大闘争弾圧被告からは羽廣憲さんと被告団長の富田益行さんが発言。国鉄労働者の訴えの最後に、本部再建大会をかちとったばかりの動労西日本から大江委員長と山田副委員長から組織拡大・青年労働者獲得に向けた烈々たる決意が明らかにされました。

広島県労組交流センターからの基調提起につづき、各産別から次々と職場での資本との非和解の闘いを貫く労働者が決意表明を行いました。闘う青年教育労働者は、「8・6ヒロシマ大行動に10年研修を蹴って参加したことで戒告処分を受けた。怒りで一杯だ。断固、分断攻撃を打ち返して闘う!」と全身でアピール。

 自治体からは、社保庁民営化-1000名解雇と闘う全国社会保険労組の労働者と日共・自治労連の支配をうち破って職場で闘う労働者。そして、9月末日での解雇に対して解雇撤回で職場の仲間と闘っている広島連帯ユニオンNTT関連支部の青年労働者から、「解雇されようとしている職場の仲間に『国鉄1047名解雇撤回闘争のように闘おう』と訴え、どんどん団結が拡大している。解雇されようとしている仲間へ11月集会に参加しようと訴える」との決意表明があり、集会は最高潮に達しました。

 広島連帯ユニオンの医療の青年労働者からは、医療民営化への職場の怒りを11月集会への決起につなげていくという報告がありました。広島大の全学連の学生は、法大弾圧8名の学友を年内に必ず奪還しよう、全国声明運動署名を集め、11月集会組織化をと訴えました。最後にNTT労組の闘う仲間の方針提起と団結がんばろうで集会がしめくくられました。

集会は、国鉄1047名解雇撤回闘争の勝利の確信と圧倒的な展望を示し、参加者の団結を固めて、11月集会1万人を実現への大きなうねりをつくりだしました。 (広島T・O)



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