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2月27日(土

 だ  ん   け  つ 2010年2月27日
№309
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
法大6学生全員を奪還!
 2月26日、法大入試ビラまきで2月5日に不当逮捕された6学生全員が不起訴・奪還された!
 洞口朋子さんをはじめとした6学生は元気いっぱいに出獄し、駆けつけた文化連盟の仲間と肩を組み、勝利の美酒で乾杯した。洞口さんは「法大闘争が世界に拡大していることを獄中で実感した。この団結の拡大の力が弾圧を粉砕した」と勝利感いっぱいに発言し、6学生はつぎつぎに「取り調べ」に行き詰まった権力の哀れな姿を暴露した。

 国家権力は、この弾圧で法大闘争が受験生と結合し、3・4サンフランシスコ教育ゼネストと結合することを阻止しようとしたが、弾圧は逆に受験生を獲得し、国際連帯はますます深まった。敵は不当逮捕を口実にして全国各地でデタラメな家宅捜索を繰り返し、何とかして6名を起訴しようとしたが、6名の完全黙秘・非転向の闘いと全学連と文化連盟の団結、東京地裁前での弾劾行動、労学連帯の全国声明運動など怒りの拡大が完全に敵のもくろみを粉砕してしまったのだ!

 とりわけ「営業権」を振りかざした歴史的大弾圧を初戦で粉砕した意義は大きい。2010年階級決戦の前哨戦における画期的な勝利である。この勝利を武器にして、3・1-2動労千葉第2波ストライキ、3・4訪米闘争、3・20ワーカーズアクション、3・28三里塚闘争、そして「営業権」粉砕の4・23法大集会へ、学生運動の大爆発を勝ち取ろう!

動労千葉が第2波ストライキ方針を決定!
 動労千葉は、2月23日の支部代表者会議において、来る3月1日から2日にかけ、第2波ストライキに決起することを決定した。このストライキは、幕張支部の執行委員2名に対する新たな強制配転の攻撃がかけられてきたことに対する怒りの決起であり、2・1~2の48時間ストに続く、検修業務全面外注化絶対阻止、反合・運転保安闘争貫徹の闘いの第2弾である。さらには、1047名闘争の解体に向けた与党3党と4者4団体など全勢力が一体となった醜悪なあがきを実力でぶっとばし、JR本体の闘いと解雇撤回闘争を結合して、第2次分割・民営化決戦の大爆発への扉を押し開くものだ。

 動労千葉の決起に連帯し、第2波スト貫徹へ、ともに全力で闘いに立とう。第1波スト時に続き、再び総武線沿線を制圧し、闘う全労働者・学生・人民の団結の力で圧倒的な勝利をもぎとろう!
 ストライキ激励行動 3月1日(月)11時30分幕張本郷駅集合
 スト貫徹総決起集会 3月1日(月)14時 千葉市文化センター研修室
 駆けつけられる仲間はぜひ結集を!

星野同志の再審・釈放求め
裁判所前街宣と申し入れ行動
 2月24日、「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議」は霞が関の裁判所前で街宣を行い、その後、全学連と一体になり、東京高裁への申し入れ行動を行った。
 午前11時半、首都圏の会の人たちが集まってくる。簡単な打ち合わせの後、直ちに宣伝活動を開始した。黄色の「星野のぼり」とゼッケンが裁判所前を制圧し、ビラがまかれる。最初にマイクを握ったのは星野暁子さんだ。「私は、星野文昭の連れ合いです。星野文昭は無実です。再審無罪、即時釈放を求めて活動しています」と訴える。この声に応えて、次々に署名が寄せられる。

 昼休みに駆けつける人もいて、参加者は20人になった。マイクでのリレーアピールが続けられる中、裁判所前を通る人たちにビラが吸い込まれていく。「私はウチナンチュです」という人が、「そんな人が本土にいたの」と驚いて、すぐに署名をしてくれた。

 昼過ぎには全学連の学生たちが登場し、一体になって宣伝活動を行った。戦闘的雰囲気は、最高潮に達した。
 午後1時、東京高裁第11刑事部に向かう。15階でエレベーターを降りると、「訟廷管理官」なるものが待ち構えていて、11部のドアは閉ざされている。これを見て参加者の怒りが爆発した。「私たちが見ている前で署名簿を渡せ」と要求し、11753筆の署名を提出した。

 その後、会議室に移り、家族と星野・再審連絡会議の「申し入れ書」、星野暁子さんの「申し入れ書」、星野誉夫さんの「請願書」が読み上げられた。さらに、杉並・救う会、三多摩・救う会、みやぎ・救う会、大阪・取り戻す会、徳島・救う会、岡山・救う会の文書が提出された。口頭での申し入れを数人が行い、坂野全学連委員長代行が「法政大学と星野さんの闘いは一体だ。直ちに再審を開始して、星野さんを釈放せよ」と訴えた。星野文昭同志の再審無罪・即時釈放を強烈にアピールして、この日の行動を終えた。(K)

「ソウル・ワーカーズ・カフェ」やってます!
 
時間がある限り、「街」の店前でオープン。色んな人が熱い思いを語り・食べていきます。是非、寄って下さい。

2月26日(金
6名奪還の大勝利!!
みなさん。
 2月5日にビラまきで不当逮捕された6学生の全員不起訴奪還をかちとりました。大勝利です。

 ビラをまいたら逮捕!!
 これ自体がまったくふざけたことです。
 しかもそれが「営業権」の名の下に行われている。
 まさしく憲法停止状態であり、改憲の先取り的攻撃そのものです。

 今や民主党・連合政権は支持率35%という危機に喘いでる中、5月からの国民投票法案施行、あるいは沖縄の基地問題・安保問題含めて、改憲が2010年は大焦点となろうとしています。
 まさしくその最先端攻防である法大において、初戦で勝利したのは決定的です。
 獄中の6名を先頭に、全学連・文連の激しい怒り・闘いがカリフォルニア州バークレー校の学生らとの国際連帯を作り出し、動労千葉などの労働者との圧倒的団結をも生み出し、もって勝ち取られた勝利だということを徹底的にハッキリさせていきたいと思います。

 みなさん!!
 闘えば絶対に勝利できます!!
 本日の勝利を突破口に、法大と全国・全世界からゼネラルストライキやりましょう!!
奪還のメッセージ!!
2・5弾圧の全員釈放が確定!
法政大学入試でビラまき不当逮捕されていた
6学生の全員の「不起訴」釈放が決定!
あまりにもデタラメな弾圧で、勾留に勾留を重ねた国家権力だったが、起訴はできなかった。完全黙秘非転向の大勝利である! 118名逮捕を跳ね返したぞ! 法大当局、警察・検察・裁判所の不当弾圧を許さない! まず2010年決戦の弾圧に完勝した! 新井・斎藤・洞口・倉岡処分阻止! 3・4訪米闘争、4・23闘争の爆発をかちとろう!
最後に奪還された本山隆介君。2・5法大入試のアジテーターが不起訴で帰ってきた
さらに
1名奪還!!
あと1人だ!!
インターネット新聞JanJanに、法大闘争の記事が掲載されています。ぜひごらんあれ。

4年間で逮捕者118人、生き残りをかけて揺れる法政大学
あと2名です!!
洞口さんら釈放!!
大勝利だ!!
残りはあと3名です。
絶対に全員釈放を勝ち取るぞ!!
 
ただいま1名がまず釈放!!
大勝利!!

のこりの5名も絶対奪還するぞ!!

 だ  ん   け  つ 2010年2月26日
№308
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
現闘本部裁判、
「仮執行宣言」を粉砕したぞ!
 2月25日、千葉地裁・仲戸川隆人裁判長は、三里塚反対同盟所有の天神峰現闘本部建物を撤去し成田空港会社(NAA)に土地を明け渡せと命ずる反動判決を出した。反対同盟の地上権を一切否定し闘争つぶしを狙った不当判決に、心の底からの怒りを抑えることができない。だが仲戸川は反撃に恐れをなし、判決確定前に強制撤去を行える「仮執行宣言」を付すことができなかった。力ずくでもぎ取った決定的勝利だ。反対同盟はただちに控訴し、闘いの継続を宣言した。(写真は判決後、千葉中央公園で「団結ガンバロー」の拳を意気高く突き上げる参加者)

 
この日、反対同盟顧問弁護団が再々度の裁判官忌避を申し立てたことに対して、仲戸川はまたしても自分自身が引き取って簡易却下するというデタラメを行って法廷に現れた。開廷を宣すると、すかさず葉山岳夫弁護士が口火を切り、判決言い渡しの中止、口頭弁論再開を求めた。続いて弁護団全員が仲戸川の違法不当な訴訟指揮を列挙して、判決の強行を阻んだ。そして、北原鉱治事務局長が「被告席」で立ち上がり、仲戸川と対峙した。「成田治安法で封鎖された時、私はあの建物に立てこもった。内部のつくりはすべてわかっている。建物の検証を再三にわたり求めてきたが、なぜ行わないのか!」と叫び、机をがんとたたいた。「これは裁判と言えない。一からのやり直しを求める」と迫った。

 その気迫に圧倒されて仲戸川は「合議のため暫時休廷」として左右の陪席裁判官とともに奥に隠れたが、ものの1分もせず現れて「弁論再開はしない」と言い放った。とたんに廷内は怒号に満たされた。反対同盟が全員立ちあがって裁判官席に迫った。傍聴者も廷吏の抑止を振り払って前へと殺到した。仲戸川があせりながら判決を必死に大声で読み上げる。「明け渡せ」という一語だけが聞き取れて怒りが一層高まった。主文だけ読み上げて逃げ去る仲戸川に、市東孝雄さんが「許さないぞ!」と追撃を浴びせた。この日千葉市中心部は早朝から、駅頭ビラまき、宣伝カーの巡回で「反動判決粉砕」一色に染められた。千葉市中央公園に全国から385人が結集し、反戦共同行動委員会の独自集会に続き、9時から反対同盟の総決起集会がかちとられた。北原事務局長に続いて発言に立った動労千葉の田中康宏委員長は、「敵のあせりに満ちた攻撃がかけられ、再び国鉄と三里塚が同時に決戦を迎えた。不当配転阻止に立ち上がる」と3・1スト決起を力強く表明した。集会後、反対同盟を先頭に市街を戦闘的にデモし(写真)、その勢いのまま裁判所になだれ込み、傍聴に入りきれない人びとは法廷前と1階ロビーにあふれた。「反動判決!」の怒りの報が伝わると、廷内と呼応して弾劾の声が上がった。再び全体が中央公園に集まり、記者会見と総括集会が開かれた。

 葉山弁護士を始め弁護団は、「成田空港廃港をかちとる日まで現闘本部を使用することを反対同盟の総意で決定したことについて、判決は『メモや覚書がない』から認めないという。まるで理由になっていない! 地代が支払われていたことをも認めないのは許せない」と厳しく批判した。支援団体の発言のトップで全学連の織田陽介委員長がマイクを握り、「仮執行宣言を付けさせなかったのは、重大な勝利だ。動労千葉、沖縄、法大にかけられた攻撃をひとつひとつ打ち返し、3・20反戦闘争から3・28三里塚に総決起を」と呼びかけた。最後に萩原進事務局次長が、「闘えば勝てることを確信した。この力で控訴審を闘おう。市東さんにかけられた第3誘導路・団結街道廃道化の攻撃の粉砕へ向け、成田市議会に対する闘い、現地での闘いが問われる。3・28全国総決起集会に仲間を連れて大結集をかちとろう」と奮起を呼びかけた。最後に、司会の鈴木謙太郎さんのリードで団結ガンバローを三唱し、決戦の三里塚への全力決起を誓い合った。(TN)

2月25日(木

三里塚 現闘本部裁判 判決

  2月25日(木) 

●千葉地裁包囲デモ 午前9時~千葉市中央公園で集会 午前9時30分~デモ

●判決法廷 午前10時半開廷 千葉地裁601号法廷

(写真・新年旗開きデモで横断幕を現闘本部前にくくりつける反対同盟)

強制撤去を人民の力で実力粉砕! 地上権を認めない反動判決徹底弾劾 
三里塚 のブログから転載
 2月25日反対同盟は、全国から駆けつけた385名の仲間とともに、天神峰現闘本部裁判不当判決粉砕の闘いに立ち上がりました。
 午前9時から千葉市中央公園で決起集会を開き、裁判所に向けてデモ行進。そのまま裁判所に向かい、傍聴闘争に決起。整理券を求める列は裁判所の門を出て、さらに長蛇の列となりました。

 駆けつけた人々の「反動判決は許さない」という怒りが裁判所の内外にあふれる中、10時15分、弁護団が民事第5部の仲戸川裁判長に対して、5度目となる裁判官忌避を叩きつけました。2月18日、仲戸川裁判長が弁論再開の申立を却下するという不当極まりない指揮をしたことに対するものです。

 忌避の申立は民事3部に係属されました。ところが裁判官同士の談合によって、またしても仲戸川裁判長がこれを奪い取り、自らに突きつけられた裁判官忌避を、自分で却下するという暴挙を繰り返したのです。

 裁判所全体がさらなる怒りに包まれる中、601号法廷で裁判が始まりました。傍聴に入れなかった大勢の人々が法廷のある6階の通路や、1階のロビーで待機し、判決の行方を固唾をのんで見守りました。しかし、5分待ち、10分待ってもなかなか一報が届きません。

 それもそのはず。その頃法廷内では、弁護団が傍聴者と一体となって、ふたたび弁論再開を仲戸川裁判長に迫っていたのです。弁護団のひとりひとりが語気鋭く、申立をおこないました。北原鉱治事務局長が机を叩き、激しい怒りをたぎらせて、仲戸川裁判長に迫ります。
 たまらず仲戸川裁判長は顔をひきつらせ、「合議します」と言って奥に引っ込みました。しかし出てくるや、再開の申立を却下し、判決の言い渡しを始めたのです。法廷内は怒号の嵐となって何も聞こえません。主文の数行を朗読するや否や、仲戸川裁判長は脱兎のごとく法廷の奥に逃げ去りました。


 仲戸川裁判長が下した判決は絶対に許せない反動判決です。なによりも反対同盟の地上権を100%片寄った判断の下に認めなかったことです。しかしながら、空港会社が喉から手が出るほど欲しかった、強制撤去を認める「仮執行宣言」をつけることができなかったのです。反対同盟の闘いの正義、それに結集した仲間の皆さんや全国人々の怒りで強制撤去を実力粉砕したのです。


 裁判終了後、千葉市中央公園で開かれた報告集会は、怒りと同時に勝利感が満ちあふれる集会となりました。「仲戸川裁判長を絶対に許さない」「高裁闘争を徹底的に闘う」「現闘本部を実力で奪還する」と決意あふれる言葉が続きます。
 そして萩原進事務局次長が「団結街道の廃道化を何としても阻止する」「明日、成田市議会闘争に決起する」「3・28の大爆発が決定的だ」と方針を提起し檄を飛ばして、意気高く闘いを締めくくりました。

北原さん、怒りの記者会見
「街」に戻って、夕食
マグロの漬け  ブリ・イカ・ニシン・マグロの漬け丼 三里塚の小松菜
夜は東京北部ユニオンの全体会

昨日の「街」




夜の夕食

三里塚現地闘争本部裁判判決公判
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」 のブログから転載
千葉中央公園結集の千葉地裁包囲デモに参加しました。
この裁判がねらっている現闘本部撤去と、空港敷地内で闘う市東孝雄さんの農地強奪の企みは、まったく一体の攻撃です。成田市による市道廃道=新たな誘導路建設計画も、営農破壊にとどまらず市東さんの農地そのものを強奪することによって、帝国主義国家権力の国策遂行を成し遂げようとする絶望的な攻撃です。まさしく絶望的です!日本帝国主義の航空政策が戦略的に破綻していることは、JALの経営破綻に端的に現われていますから。三里塚闘争はその原則的な闘いに螺旋的に回帰しました。「一切の話し合い拒否。農地死守・実力闘争!」です。

この攻撃の先頭に政府権力者として立っているのが、社民党代議士である辻元清美国土交通副大臣です。昨日、国鉄1047名闘争を最期的仁絞殺する与党3党+公明党の“解決案”を提示した責任者も、他ならぬ辻元副大臣ではありませんか!帝国主義が危機に陥っている時、必ず国鉄と三里塚に攻撃が仕掛けられてくるというのは本当です。こうした情勢にあって、三里塚闘争と国鉄千葉動力車労働組合のストライキ闘争が存在することの勝利性に確信をもちましょう!

 

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