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 2009年日誌

閣僚の靖国参拝を許すな!8・15靖国参拝阻止デモ
8月15日(土) 午前8時30分集合(9時デモ出発)
法政大学正門前・外濠公園(JR飯田橋駅または市ヶ谷駅から線路沿いに600m)
主催/反戦共同行動委員会

靖国参拝阻止デモ、右翼の妨害はねのけ貫徹
 反戦共同行動委員会の主催で8月15日朝、「閣僚の靖国神社参拝を許すな! 靖国参拝阻止デモ」が220人の労働者・学生が参加してかちとられた。韓国・民主労総ソウル本部の2人の代表も参加し、日米帝の朝鮮侵略戦争を阻止する国際連帯行動として闘われた。
 9時に法政大学正門前を出発した反戦共同行動委員会のデモ隊は「閣僚や民主党議員らの靖国神社参拝を許さない。

改憲・朝鮮侵略戦争阻止。麻生政権打倒。法大弾圧粉砕。国際連帯の力で革命を」などのコールを靖国神社に届けととどろかせつつ、飯田橋駅前にさしかかった。すると、日の丸を持ちメガフォンでわめきたてる数人の右翼どもが警察に守られて挑発、デモ隊に襲いかかろうとした。だが、わが隊列は一糸乱れず右翼の妨害と警察の弾圧を敢然と跳ね返して前進した。デモが外堀通りを行く間も、右翼は隊列の周りにつきまとって妨害を試みてきたが、デモ隊は完全にこれを封殺、圧倒的にデモを貫徹した。労働者・学生の反戦、靖国粉砕の強い意思と固い団結を示した。

 デモの前に法大正門前で集会が持たれた。反戦共同行動委員会を代表して杉並区議の北島邦彦さんが発言。「麻生は靖国参拝をやめたが、多くの民主党議員が参拝しようとしていることに『政権交代』の本質が現れている。革命が必要だ。靖国神社では日本国民会議が今日、田母神講演をメインにした集会をやろうとしている。徹底的に弾劾する。杉並での『つくる会』教科書採択を阻止し、道州制を粉砕しよう」。動労千葉の川崎昌浩執行委員は「8・15闘争をばねに労働者が権力を握る闘いをつくり出そう。民主労総は、サンヨン自動車ストが示すように労働者の権力を目指して闘っている。国際連帯をかけて8・15を闘おう。7月サンフランシスコ国際労働者会議で『11月派』の闘いが世界と日本に通用することが明らかになった。今日のデモと集会を成功させ、10・11三里塚から11・1労働者集会1万人組織化へ闘おう」と呼びかけた。

 韓国・民主労総ソウル本部のチョヒョノ副部長とチョジョンミ組織部長が紹介され、チョヒョノ副部長が「労働者民衆は韓国であれ日本であれ一つ。体は今日一日だが、心は毎日一年中皆さんとともにある。戦争、改憲に反対する闘いは人間の未来を尊重する闘いだ」と感動的なあいさつ。

 全学連の石田真弓書記次長が決意表明に立った。「世界大恐慌で支配階級は戦争衝動を強めている。朝鮮侵略戦争を絶対阻止しよう。暴処法弾圧と闘う獄中の8人は戦争衝動と闘っている。新たな暴処法弾圧を断固粉砕する。8・30衆院選はチャンスだ。すべての人民が党派選択を考えている。改憲・戦争、民営化・労組破壊との闘いを4大産別決戦として進めよう。オバマの戦争政策を暴き、オバマ賛美を打ち砕こう。学生は『大学と教育を取り戻せ!』をスローガンに全学連大会をかちとり、11月へ攻め上る。7月国際会議は、現場から労働組合をよみがえらせ、闘う労働者党を建設することで一致。7・25青年労働者集会も同じだ。今日を出発点に10・11三里塚、11・1労働者集会に総決起しよう」。参加者は、闘う決意と団結を鼓舞する各発言に共感の拍手と歓声を送り、デモに出発した。(K)
戦後50年を問う8・15集会、改憲阻止の展望を握る
 8月15日、戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会主催の「改憲は阻止できるぞ!2009-国益と排外に憲法は屈するのか-」が中野ZEROホールで開催された。710人の労働者・市民が大結集し、参加者全員が改憲阻止の展望をがっちりと握りしめた。
 司会の法政大学文化連盟・洞口朋子さんと主催者の葉山岳夫弁護士のあいさつから始まった。

 発言のはじめは、「改憲阻止の最前線から」と題して国労5・27臨大闘争弾圧裁判被告団長の富田益行さん、裁判員候補者の男性、全学連委員長代行の坂野陽平さんだ。裁判員候補者の男性は、「裁判員制度は現憲法無視の上に立つ。制度反対の闘いは改憲阻止の最前線だ」と最後まで裁判員拒否を宣言した。 基調報告に立った鈴木達夫弁護士は、改憲決戦勝利の展望を鮮明に提起した。「支配の形態を転換させることこそ改憲攻撃そのものだ」と改憲攻撃が道州制攻撃としてすでに始まっていることを指摘。そして改憲阻止の3つの環が日本労働運動の軸に座る動労千葉を先頭とした国鉄1047名闘争、暴処法と真っ向闘う法大闘争、そして「現代の赤紙」である裁判員制度粉砕の闘いにあり、労働者階級を中心した人民の団結した力にこそこの社会の危機を突破することができると言い切った。「11月労働者集会1万人結集こそその力を示そう」と訴えた。

 韓国・民主労総ソウル地域本部副本部長のチョ・ヒョノさんと組織部長のチョ・ジョンミさんが登壇した(写真中)。チョ・ヒョノ副本部長は、サンヨン闘争の報告をして、「労働者弾圧と解雇攻撃に闘うのは、現場の労働者の団結した闘いだけが希望だ。これは全世界共通の課題」と発言し、日本の11月労働者集会と韓国の11月労働者集会での再会を誓い合った。

 田中康宏動労千葉委員長は国鉄分割・民営化攻撃が改憲攻撃の始まりであったことを指摘し、「今こそ国鉄分割・民営化反対闘争の原点にもどって闘おう」と訴えた。

 平和遺族会全国連絡会代表の西川重則さんは、来年5月の国民投票法施行にむけ国会では明文改憲の動きが始まっていることを報告。「民衆の国際連帯闘争だけが戦争を止め改憲を止める道だ」と発言した。

 動労千葉国際連帯委員会の山本弘行事務局長がサンフランシスコ国際会議の訪米報告、自治体労働者、教育労働者、沖縄青年労働者、西部ユニオンの青年労働者が発言に立った。今年も法大OBでもある松元ヒロさんのコントで会場は笑いの渦に。最後にス労自主の入江志郎さんが「改憲阻止の最前線は自分たちの職場にある。11月労働者集会1万人結集へむけ闘おう」とまとめのあいさつを行った。(K・N)


民主労総からアピール
デモに出発

権力の意志と通じ合った右翼のデモ破壊を、完全粉砕して、デモ貫徹!


▼日時: 8月15日(土) 13時 
▼場所: 中野ZERO 小ホール
特別報告
韓国・民主労総ソウル地域本部
「大恐慌下、ストでたたかう韓国労働運動」
動労千葉・田中康宏委員長
「改憲と国鉄1047名闘争」
710人の結集で大成功!
夕食はウナギちらし 春巻き 鶏肉のバター・紫蘇・ソテー
ソウル・ワーカーズ・屋台

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